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なまけたろうと登山ブログ

【奥秩父】両神山 紅葉と滝のみち、白井差新道を行く

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埼玉県には武甲山や笠山、二子山など、遠方からでもわかる独特な山容の山が多くありますが、中でも小鹿野町両神山はその最たる例といえます。

県内の展望のきく山から見える鋸歯のような山容は、古くは日本神話の頃から、また江戸時代には多くの修験者で賑わい、信仰の対象として崇められてきました。

登山道によっては上級者でも難儀するというハードな山ですが、最も安全かつ最も短時間で登頂できるという白井差新道を歩き、怖れと憧れを抱く両神山の山旅へ。

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【栃木】茶臼岳~朝日岳 雲海、紅葉、迫力の那須岳

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栃木県北部の那須エリアは、豊かな高原に広がる牧場やテーマパーク、多くの宿泊地や別荘地に加え、皇室の方が利用する御用邸もあることから「ロイヤルリゾート那須として親しまれています。

そんなリゾート地帯にそびえる那須連山の主峰、茶臼岳(ちゃうすだけ)は約3万年前に火山活動を始め、今なお噴煙を上げながら堂々とその存在感を示しています。

暴風雨により撤退を余儀なくされた去年の山行から1年。大迫力の火山と紅葉、そして明け方の空一面に広がる雲海の那須岳へ、再び。

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【栃木】赤雪山~仙人ヶ岳 神秘の巨石と伝説を訪ねて

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栃木県の山といえば、日光や那須などの県北部に人気が集まりますが、県南の佐野や県央の鹿沼などにも魅力的な低山が点在しています。中でも、足利市のハイキング情報を見てみると、低山ハイキングへの力の入れようが伺えます。 

木々が深みを増し、苔生す岩が最も味わい深くなる9月。足利市最高峰の仙人ヶ岳を目指して、神秘的な奇岩怪石をめぐる山旅へ。

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【北アルプス】燕岳 眺望絶佳、感謝と感動のアルプスデビュー

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日本アルプスへの登山―。中部地方に聳え立つ名峰の数々。思い返せば、有名な登山雑誌も読まず、山岳会などとも無縁だったぼくは、その名だたる山々を知らないまま関東圏の低山歩きにどっぷりハマっていました。

いつかいつかとは言いつつ、いったいいつだ?なんて悶々としながらの夏に、チャンスは突然やってきました。古くからの友人から北アルプスへのお誘い。アルプスへ何度も足を運んでいる友人に対し、デビューとなるぼく。

そこで、北アルプスデビューにおすすめという、長野県にある標高2,763mの燕岳(つばくろだけ)で意見が合致します。

 

初めての長野、初めての北アルプス、天高くに聳える高峰から望む景色に胸を躍らせ、今夏、最高潮の山旅へ。

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【秩父】城峯山 狼信仰と将門伝説、歴史を紡ぐ山物語

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秩父地方が好きで頻繁に山旅へ出かけていますが、秩父吉田地区は未踏のエリアでした。吉田といえば、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でも取り上げられた龍勢祭が有名なほか、ハナモモやツツジサルスベリやカイドウといった花々が楽しめるエリアでもあります。

そんな吉田地区の最奥には、明治時代に起きた秩父事件の舞台でもある標高1,038mの城峯山(じょうみねさん)が、山の物語を今に伝えています。

城峯山に眠る歴史と伝説、今も色濃く残るオオカミの足跡を辿りながら、秩父の暑い夏を満喫する山旅へ。

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