埼玉県には武甲山や笠山、二子山など、遠方からでもわかる独特な山容の山が多くありますが、中でも小鹿野町の両神山はその最たる例といえます。
県内の展望のきく山から見える鋸歯のような山容は、古くは日本神話の頃から、また江戸時代には多くの修験者で賑わい、信仰の対象として崇められてきました。
登山道によっては上級者でも難儀するというハードな山ですが、最も安全かつ最も短時間で登頂できるという白井差新道を歩き、怖れと憧れを抱く両神山の山旅へ。
続きを読む日本アルプスへの登山―。中部地方に聳え立つ名峰の数々。思い返せば、有名な登山雑誌も読まず、山岳会などとも無縁だったぼくは、その名だたる山々を知らないまま関東圏の低山歩きにどっぷりハマっていました。
いつかいつかとは言いつつ、いったいいつだ?なんて悶々としながらの夏に、チャンスは突然やってきました。古くからの友人から北アルプスへのお誘い。アルプスへ何度も足を運んでいる友人に対し、デビューとなるぼく。
そこで、北アルプスデビューにおすすめという、長野県にある標高2,763mの燕岳(つばくろだけ)で意見が合致します。
初めての長野、初めての北アルプス、天高くに聳える高峰から望む景色に胸を躍らせ、今夏、最高潮の山旅へ。
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