温泉
春を告げる花、フクジュソウ。「幸せを招く」という花言葉や、明るく元気なビタミンカラーから縁起の良い花として知られています。青梅市には、このフクジュソウの野生種といわれる青梅草(オウメソウ)の自生地があるそうです。 しかもその場所は、以前から…
厳冬期、雪山装備を持たない方々は登山お休み期間でしょうか。いえいえ、低山をメインフィールドにするぼくにとっては1月2月はハイシーズン真っただ中。 埼玉県の奥武蔵・秩父エリアはこの時期に歩きやすい低山が多く、雪がない代わりに「氷」を利用したイベ…
12月最後の山旅は、毎年どこに行こうか悩んでしまいます。澄んだ空気と晴れ続きが多いことから富士山や展望の良い山が候補に挙がるので、そこに自分の好きなテーマをひとさじ加えて一年を締めくくりましょう。 ぼくが今回訪ねたのは、奥多摩にある大岳山(お…
12月、山の空気が澄んでくると歩きたくなるのが、爽快な“稜線”!稜線は山と山をつなぐ尾根のことで、木々に囲まれていなければ開放感抜群のトレイルを楽しむことができます。 友人たちと打ち合わせて、グルメと観光も合わせた稜線ハイキングということで候補…
11月3日「文化の日」は晴れの特異日ともいわれ、晴天になる確率が多い日です。近年はその前後のほうが晴れる傾向にあるそうですが、いずれにせよ11月初週は快晴登山にうってつけということです。 同時期に関東圏の標高1,000~1,500mあたりの山で紅葉がピーク…
10月も半ばを過ぎると関東圏1,500m級の山々が紅葉の見頃を迎えます。ぼくはこの時期の山梨県が好きで、豊富な自然林が錦に染まるその美しさの虜になってしまいました。 紅葉と合わせて見たいのが、白く雪を纏い始めた富士山!とくれば、やはり山梨県。紅葉×…
今年もやってきましたアルプスのシーズンが! 自分一人では行く機会がほぼないので、登山仲間とパーティを組んで行くようになってから3年目の夏。今年はさらに仲間が増え、またあの景色をということで去年歩いた唐松岳を候補に入れていました。しかし、様々…
5月、多くの登山者が一年のうち最もざわつく季節。ゴールデンウィークを利用して遠方の山へ行ったり、何日かかけて高山縦走したり、いいなぁ。 それはそれとして、この時期になると関東の低山圏では新緑と色鮮やかな花々に彩られた山旅が楽しみです。奥多摩…
東京都・奥多摩の少し手前に位置する秋川エリア。ここは都心から短時間というアクセスでどっぷりと自然に飛び込めます。季節を問わず手軽に美しい自然に出会えるのが魅力で、今回は春の花真っ盛りを狙って訪れました。 ミツバツツジの咲き乱れる今熊山(いま…
関東地方を中心に活動しているハイカーにとって馴染み深い山、高尾山(たかおさん)。春夏秋冬いつでも賑わっており、老若男女どなたでも楽しめる名山中の名山です。 ぼくも足繁く通い、“育ての山”ともいえる高尾山ですが、意外と見ていない名所や時季がある…
低山のお花見ハイクが楽しい2月から3月。梅や河津桜といった色鮮やかな花が注目されがちですが、足元にひっそりと咲いている小さな花々も見逃せません。 ぼくはこの時季に咲くセツブンソウとフクジュソウが好きで、どちらも縁起の良い名前、石灰岩の地質を好…
2月下旬、低山ハイカーの皆様お待たせしました。ついに梅のシーズンです! ぼくは雪山に行く選択肢がないため、冬の間は花に焦点を当てた山旅が楽しみです。今年はどこに行こうかな?と、まずは関東の「梅林」で候補地を絞る作業から。 そういえば、湯河原に…
関東に住むハイカーにとって、日帰り登山のメッカとして知られる神奈川県の丹沢山地。ここは、日本百名山に数えられる丹沢山(たんざわさん)や、塔ノ岳(とうのだけ)、大山といった人気の山々が集中するエリアです。 しかし、大きく有名な山だけでなく、地…
標高の高い山が全くないにもかかわらず、多くの個性的な低い山を有する“低山王国”千葉県。中でも最も特異といえるのは、鋸南町のシンボルである鋸山(のこぎりやま)ではないでしょうか? ギザギザに連なる岩稜帯が鋸歯に見える鋸山は、その山名が表す通り石…
冬は低山歩きがいい。生き物たちが息をひそめ一層静かになった山、落葉した木々の間から差し込む日の光、澄んだ空気の先に見える青い山並み… そこに白く冠雪した富士山を加えれば、大満足の富士見ハイクプランが完成です。ぼくは冬になると、富士見ハイクの…
10月も下旬頃になると標高の高い山では紅葉が一気に進みます。気持ち良い青空の下、鮮やかな紅葉の山を歩けたらどんなに最高だろうか。 毎年そんなことを思いながら、以前より温めていた山行計画をついに実行する機会に恵まれました。今回訪ねたのは、奥多摩…
7月に歩いた夏の谷川岳。やっぱり高山からの絶景はたまらないもので、多くの人を虜にするのが肌で実感できます。それに続く夏の山旅第2弾として、北アルプスは唐松岳(からまつだけ)を訪ねました。 唐松岳は単体で登っても素晴らしい山ですが、隣合う五竜岳…
普段は低山を好むぼくですが、夏になれば空を歩くような山旅に思いを馳せます。とはいえ、首都圏から日帰りで歩ける高山となれば、選択肢は多くありません。 そこで今回スポットが当てられたのが、東京からアクセス抜群の名峰・谷川岳(たにがわだけ)。天気…
初めて山登りをするんだけど、どこに行けばいいの?という質問は、多くのハイカーを悩ませる質問だと思います。 手軽に登ることができ、季節を問わず、誰といっても楽しめる山。関東ではまず最初に高尾山を挙げたいところですが、そこに「大展望」という要素…
5月半ばを過ぎてくると、丹沢から箱根方面、神奈川県西部の1000~1500m前後の山々がみずみずしい緑に包まれます。 今回訪ねるのは、去年の同じ頃、崩落による通行止めで断念した山です。その復旧工事も終わり、ようやく歩けるようになったブナの山を目指しま…
埼玉県には武甲山や笠山、二子山など、遠方からでもわかる独特な山容の山が多くありますが、中でも小鹿野町の両神山はその最たる例といえます。 県内の展望のきく山から見える鋸歯のような山容は、古くは日本神話の頃から、また江戸時代には多くの修験者で賑…
栃木県の山といえば、日光や那須などの県北部に人気が集まりますが、県南の佐野や県央の鹿沼などにも魅力的な低山が点在しています。中でも、足利市のハイキング情報を見てみると、低山ハイキングへの力の入れようが伺えます。 木々が深みを増し、苔生す岩が…
日本アルプスへの登山―。中部地方に聳え立つ名峰の数々。思い返せば、有名な登山雑誌も読まず、山岳会などとも無縁だったぼくは、その名だたる山々を知らないまま関東圏の低山歩きにどっぷりハマっていました。 いつかいつかとは言いつつ、いったいいつだ?…
秩父地方が好きで頻繁に山旅へ出かけていますが、秩父吉田地区は未踏のエリアでした。吉田といえば、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でも取り上げられた龍勢祭が有名なほか、ハナモモやツツジ、サルスベリやカイドウといった花々が楽し…
いつも以上に天気予報とにらめっこが多くなる梅雨。夏山シーズンに突入するとともに、各地の低山ではアジサイが咲き乱れ、深まる緑を鮮やかに彩ります。 秩父の皆野町にある標高586mの蓑山(みのやま)は、桜の花見や雲海鑑賞、そして山の斜面一帯を埋め尽く…
秩父の花の季節は早く、長瀞町にある標高497mの宝登山(ほどさん)では1月下旬頃から山の中で花見を楽しむことができます。この時季、多くの観光客が黄色い花・ロウバイをお目当てにやってくるそう。 麓から山頂直下までのロープウェイを利用して、お手軽に…
「世界一登山客の多い山」として知られる、東京・高尾山(たかおさん)。都心から一時間弱のアクセス、四季折々の自然が楽しめる様々なコース、さらには豊富な施設と歴史ある社寺仏閣など、その魅力は枚挙に暇がありません。 そんな高尾山への年間登山者数は…
秩父地方に息づく狼信仰に惹かれるものがあります。およそ100年前に姿を消したニホンオオカミが、今でも確かな形を残していること。そんなロマンを感じるべく、秩父・猪狩山(いかりやま)を目指しました。 麓の集落にはヤマトタケルやオオカミの伝説が残っ…
新宿駅から小田急線に乗って、伊勢原駅に近づくにつれて堂々とした三角形の山が見えてきます。車窓の向こうにある相模のランドマークこそ、昔も今も多くの信仰と人気を集める大山(おおやま)です。 駅からバスとケーブルカーを乗り継げば、冬場の澄んだ大展…
世界遺産・富士山の北面に横たわる御坂山地は、眼下に富士五湖を挟んだ絶好の富士山展望台。その雄大な展望に霞みがちですが、山地西側の特徴的な山々を従える王岳のブナ原生林には目を見張るものがあります。 紅葉に彩られた自然林を楽しみながら歩いていく…