低山に足繁く通うようになって痛感しているのが、「低山は思ったよりお手軽じゃない」ということ。標高の低さ、町との近さから低山=ラクと思いがちですが、そうじゃない場合が多くて。 “沼津アルプス”といえば低山ハイカーにとってがっつり系の縦走路として…
桜やミツマタが賑わいを見せる3月下旬。その足元では、静かに春の訪れを告げる小さな花たちも目を覚まし始めます。薄紫色の気品を感じさせるカタクリが今回の主役です。 神奈川県相模原市にある城山かたくりの里は、約30万株ものカタクリが咲き乱れ、ほかに…
早春の花を追いかけながら3月も半ばを過ぎてくると、いよいよ気になるのが桜(ソメイヨシノ)の開花。今年はどこの低山で花見をしようかなと調べていると、ミツマタの開花情報が目に入りました。 同じタイミングで見られる桜とミツマタですが、山梨県都留市…
雪山登山の入門として人気の北八ヶ岳エリア。ぼくたちも天気に恵まれて北横岳で無事に雪山登山デビューを果たしました。 ぼくは八ヶ岳を訪ねるのは初めてですが、この辺りに何度か来たことのある友人が言うには、もうひとつおすすめの場所があるとのこと。時…
登山をしていれば憧れの景色のひとつに「雪山」があるかと思います。ぼく自身、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツなら経験はありますが、雪山登山はしたことがありません。 友人に「雪山って行かないの?」といわれたことをきっかけに、まさかま…
2月頃になってくると気になりだすのが河津桜の開花情報。冬に彩りと温かみをくれる花だけに、毎年伊豆半島や三浦半島といった温暖地域が賑わいを見せています。 本場はちょっと遠いので、もうちょっと手近なところのおすすめは神奈川にある松田山。ここもま…
春を告げる花、フクジュソウ。「幸せを招く」という花言葉や、明るく元気なビタミンカラーから縁起の良い花として知られています。青梅市には、このフクジュソウの野生種といわれる青梅草(オウメソウ)の自生地があるそうです。 しかもその場所は、以前から…
低山を好んで歩くようになってから「冬こそ海だー!」と強くおすすめしています。山なのに海?夏じゃなくて冬?絶対寒いでしょ! いえいえ、「海」といっても浜辺ではなく、海岸がメイン。澄み切った青空と海、波しぶきと岩礁の荒々しさを感じながらのシーサ…
厳冬期、雪山装備を持たない方々は登山お休み期間でしょうか。いえいえ、低山をメインフィールドにするぼくにとっては1月2月はハイシーズン真っただ中。 埼玉県の奥武蔵・秩父エリアはこの時期に歩きやすい低山が多く、雪がない代わりに「氷」を利用したイベ…
12月最後の山旅は、毎年どこに行こうか悩んでしまいます。澄んだ空気と晴れ続きが多いことから富士山や展望の良い山が候補に挙がるので、そこに自分の好きなテーマをひとさじ加えて一年を締めくくりましょう。 ぼくが今回訪ねたのは、奥多摩にある大岳山(お…
12月、山の空気が澄んでくると歩きたくなるのが、爽快な“稜線”!稜線は山と山をつなぐ尾根のことで、木々に囲まれていなければ開放感抜群のトレイルを楽しむことができます。 友人たちと打ち合わせて、グルメと観光も合わせた稜線ハイキングということで候補…
紅葉シーズンを迎えると、一人で行きたい山は数あれど、親子ハイキングでとなるとなかなか選択肢が絞れずにいます。高尾山や筑波山といった人気の山は大混雑だし、マイナーな山になると今度は人がいなくて子どもたちが嫌がるし…けっこう難しいのです! そこ…
11月3日「文化の日」は晴れの特異日ともいわれ、晴天になる確率が多い日です。近年はその前後のほうが晴れる傾向にあるそうですが、いずれにせよ11月初週は快晴登山にうってつけということです。 同時期に関東圏の標高1,000~1,500mあたりの山で紅葉がピーク…
10月も半ばを過ぎると関東圏1,500m級の山々が紅葉の見頃を迎えます。ぼくはこの時期の山梨県が好きで、豊富な自然林が錦に染まるその美しさの虜になってしまいました。 紅葉と合わせて見たいのが、白く雪を纏い始めた富士山!とくれば、やはり山梨県。紅葉×…
親子でハイキングを楽しむようになって5年目。「子どもと山行くのって大変じゃないの?」そんな風に聞かれることがあります。結論から申し上げますと、めちゃくちゃ大変です!しかし、得るもののほうがはるかに多く、何よりめちゃくちゃ楽しいです!! 今回…
夏の風物詩、ひまわり!どこにでも咲いている花ですが、その群生は背丈もあってかなり見応えがあります。子どもたちと訪ねれば、ひまわり畑を利用した迷路やイベントなどが楽しめそうです。 しかし無情にもあっという間に過ぎてしまう夏。どうしたものかと悩…
夏の日差しが年々強くなり、子どもと一緒に山へ出かけようとしても熱中症の危険などから見送ることもしばしば。近いからといって、真夏の低山は子どもにとっては特にリスク管理が重要です。 山は遠いけど、どこか非日常感が味わえる場所はないものか。そこで…
今年もやってきましたアルプスのシーズンが! 自分一人では行く機会がほぼないので、登山仲間とパーティを組んで行くようになってから3年目の夏。今年はさらに仲間が増え、またあの景色をということで去年歩いた唐松岳を候補に入れていました。しかし、様々…
若葉から青葉へと木々は深みを増していき、雨の足音がせわしなく聞こえる6月上旬。まもなく梅雨を迎えるため、山が遠ざかりがちになってしまいます。 ですが、梅雨の晴れ間にタイミングが合えば、低山界隈ではアジサイが賑わいを見せています。アジサイ名所…
怒涛のゴールデンウィークも終わり、遠征登山や高山縦走など様々なチャレンジをした方々もほっとひと息。けれど体はまだまだ山気分な方も多いのでは? そんな時こそ近場の低山!なかでも飯能のシンボルである天覧山(てんらんざん)の周辺は、低山の縦走に加…
5月、多くの登山者が一年のうち最もざわつく季節。ゴールデンウィークを利用して遠方の山へ行ったり、何日かかけて高山縦走したり、いいなぁ。 それはそれとして、この時期になると関東の低山圏では新緑と色鮮やかな花々に彩られた山旅が楽しみです。奥多摩…
1月から2月下旬ごろまでの朝お布団から出られなくなる時期、いわゆる厳冬期と呼ばれる期間は登山を控える方も多いのではないでしょうか。一方で、この厳冬期を低山のベストシーズンと捉える人もいます。ぼくもです。 冬枯れた茶色い風景が続く低山は「一生地…
東京都・奥多摩の少し手前に位置する秋川エリア。ここは都心から短時間というアクセスでどっぷりと自然に飛び込めます。季節を問わず手軽に美しい自然に出会えるのが魅力で、今回は春の花真っ盛りを狙って訪れました。 ミツバツツジの咲き乱れる今熊山(いま…
最初は息子と二人で始めた親子ハイキングも、気づけば娘も加わっての3人パーティに。二人の時よりも難易度(?)が上がった一方、より一層賑やかで楽しくなりました。 これまでは公共交通機関を主に利用していましたが、さすがに3人となるとマイカー利用のハ…
4月中旬、低山が最も華やぐ季節。毎年このタイミングになると登りたい山が多すぎて困ってしまいますが、その分楽しみも蓄積されていきます。 去年は念願の外秩父の春を堪能したので、今年は久しぶりの奥多摩エリアへ。訪れた今熊山(いまくまやま)は、桜と…
4月に入ると、いよいよ桜(ソメイヨシノ)が見頃を迎えます。近年の温暖化により開花期がどんどん早くなっているそうで、慌てて桜が見られる山を探してみると、秩父にある鐘撞堂山(かねつきどうやま)が目に留まりました。 その名の通り、山頂で鐘を撞くこ…
関東地方を中心に活動しているハイカーにとって馴染み深い山、高尾山(たかおさん)。春夏秋冬いつでも賑わっており、老若男女どなたでも楽しめる名山中の名山です。 ぼくも足繁く通い、“育ての山”ともいえる高尾山ですが、意外と見ていない名所や時季がある…
低山のお花見ハイクが楽しい2月から3月。梅や河津桜といった色鮮やかな花が注目されがちですが、足元にひっそりと咲いている小さな花々も見逃せません。 ぼくはこの時季に咲くセツブンソウとフクジュソウが好きで、どちらも縁起の良い名前、石灰岩の地質を好…
2月下旬、低山ハイカーの皆様お待たせしました。ついに梅のシーズンです! ぼくは雪山に行く選択肢がないため、冬の間は花に焦点を当てた山旅が楽しみです。今年はどこに行こうかな?と、まずは関東の「梅林」で候補地を絞る作業から。 そういえば、湯河原に…
雪山登山に縁のないぼくにとって、厳冬期はまたとない低山めぐりのシーズンです。特に、この時季の南関東は陽だまりハイキングをするのにはもってこいで、早春の花やフルーツ狩りとあわせればグッと楽しみも増えます。 神奈川県南東部の三浦半島にある武山(…