ようこそ スラ男村

なまけたろうと登山ブログ

【丹沢】頭高山 丹沢の眺めが素晴らしい、八重桜の里

f:id:ta2ni:20211001133917j:plain

桜の開花が年々早まり、4月上旬にはソメイヨシノが散ってしまっていることもしばしば。しかし、ソメイヨシノに限らなければ、桜は2月から5月頃まで長い期間をかけて楽しめる花です。

首都圏のソメイヨシノもすっかり散ってしまった4月2週目。今度は八重桜が見頃を迎えたというので、神奈川県秦野市にある頭高山(ずっこうやま)を訪ねました。

雄大丹沢山地の表尾根を眺めながら、春爛漫の里山へ。

 

どうも、スラ男です。

 

今回は、八重桜の絶景が楽しめるという頭高山へ、親子でハイキングしてきた時のお話です。

f:id:ta2ni:20211001133857j:plain

頭高山のある千村地区は「八重桜の里」として知られ、食用としての八重桜の生産量がなんと日本一!それも驚きですが、八重桜って食べられるんですね。そっちのほうが驚きました。

桜の木の下でお弁当広げてピクニック、そんな風景がとてもよく似合う里山。はっきりいって、最高です。

 

■頭高山(2021年4月11日) 目次

 

八重桜の里、千村と色鮮やかなチューリップ寺

f:id:ta2ni:20211001133351j:plain

久しぶりにやってきたのは、小田急渋沢駅。丹沢の名峰・塔ノ岳(とうのだけ)へ登る方の多くが利用する駅ですが…今回は塔ノ岳に背を向け、反対側の千村地区を目指します。

f:id:ta2ni:20211001133401j:plain

親子ハイキングということで、毎度おなじみ息子スラ坊が現れます。いそいそと何をしているのかいうと、そりゃもうグミをむしゃむしゃと。グミ坊め。

f:id:ta2ni:20211001133411j:plain

頭高山の登山レポートなどを見てみると、駅から登山口まで歩いていくことも可能ですが、舗装路歩きが長くなるので、バスを使っちゃいます。千村台入口バス停で降りると、すぐ近くで八重桜を収穫している方がいました。

f:id:ta2ni:20211001133433j:plain

台地をくねくねと歩きながら、まずは泉蔵寺を目指します。こちらのお寺には、約5万球を超えるチューリップが植えられており、この時季最も賑わいを見せるそうです。

f:id:ta2ni:20211001133455j:plain

f:id:ta2ni:20211001133559j:plain

赤や黄色、紫や白など色とりどりのチューリップが非常に可愛らしい。近くの幼稚園や小学校の子どもたちも遊びに来るらしく、子どもにも人気のチューリップに力を入れているとか。

スラ坊もチューリップ畑を行ったり来たり。スマホを貸してあげると自分でも写真を撮っていました。そのうちぼくと二人で山でパシャパシャ撮ってたりして笑

f:id:ta2ni:20211001133538j:plain

ちなみに後で知ったのですが、ここ泉蔵寺「東国花の寺 百ヶ寺」の札所でもあります。主な花はもちろんチューリップ。それを知っていたら、この時に御朱印もいただきたかった…

f:id:ta2ni:20211001133528j:plain

それはともかく、非常に見応えのあるチューリップでした。八重桜との共演も美しく、この時季に頭高山を歩く際は忘れずに立ち寄りたいスポットですね。

 

咲き乱れる八重桜と、丹沢の大展望

f:id:ta2ni:20211001133610j:plain

泉蔵寺から頭高山へ向かう舗装路は、沿道に八重桜が咲き乱れ、この先に待つ絶景への期待値をグンと上げてくれます。

f:id:ta2ni:20211001133632j:plain

ちなみに、東屋のある分岐から少し東へ歩くと、環境省が定めた名水百選「秦野盆地湧水群」の一つ、若竹の泉に出会えます。蛇口からこんこんと水が湧き出ており、わざわざ汲みに来る人も少なくないそうです。

f:id:ta2ni:20211001133740j:plain

東屋まで戻り、老人ホームを左へ道なりに歩きます。坂道の先の分岐が登山口になるのですが、これがなかなかわかりづらい。坂道をUターンする形で登山道へ。

f:id:ta2ni:20211001133825j:plain

明るい緑に迎えられた登山道はとても静か。YAMAPの地図を見ても山頂まではすぐだし、このままこんな道を歩き続けるのかな~と思いきや?

f:id:ta2ni:20211001133835j:plain

突如得られた大展望にあっと驚かされます。八重桜を前景に、雄大丹沢山地のパノラマが広がっています。これには子どもと一緒に「すげえな~!」と大喜び。

右のピークが表尾根の最高峰、塔ノ岳。そして鍋割山まで続く鍋割山稜と、右側の山並みは檜岳山稜でしょうか。いつか歩いてみたい檜岳(ひのきだっか)、すごい名前ですよね…

f:id:ta2ni:20211001133907j:plain

渋沢丘陵の尾根道と合流し、しばらく歩くと東屋のある休憩広場に出ます。ここが頭高山のハイライト。広場一面に八重桜が咲き乱れ、お弁当を広げるにはまたとない適地です。

f:id:ta2ni:20211001133950j:plain

f:id:ta2ni:20211001134001j:plain

ぼくたちもここで昼食休憩を。事前情報では、この時季になると菜の花畑も見ごろとなり、八重桜と菜の花の共演を楽しみにしていたのですが…今年は見当たりませんね。

f:id:ta2ni:20211001133917j:plain

広場付近には、丹沢山地が一望できるビュースポットも。相模大山をはじめ、塔ノ岳まで続く丹沢表尾根。あの縦走路を歩いた経験のある人には感激必至の眺めです。

 

旅人たちの足跡に思いを馳せる頭高山

f:id:ta2ni:20211001134012j:plain

さて、たっぷりと休憩を楽しんだ後は、いよいよ山頂を目指します。広場にはトイレもあるので、支度を済ませて出発しましょう。

山頂までの道のりはわずかとはいえ、直下には急登が控えているので油断なりません。階段のある左回りを避けて、ぼくたちはゆるゆる坂道の右回りへ。

f:id:ta2ni:20211001134022j:plain

山頂直下の急登です。乾いた柔らかい土が頼りなく、転倒の心配もあります。スラ坊とファイト一発しながら登りきると、「あ!!」と何かを発見した様子。

どうやらイガグリを見つけたようで、踏んづけて中身を出してやると大喜び。え?こんな上手く割れる?

f:id:ta2ni:20211001133155j:plain

新緑が眩しい山頂は、休憩中のハイカーで賑わっていました。さっそくスラ坊も仲間入りし、おばちゃんの隣で楽しそうにおしゃべりしていました。しかし、その時事件は起きたのです。ふと、「ぼく、そこに毛虫いるよ!」とおばちゃん。

実はスラ坊は毛虫が大の苦手。トカゲを発見してはしゃいでいたぼくに駆け寄ってきました。おばちゃんは「こんなのこうするんだよ、ほら」と、手づかみで毛虫を除けました。

 

そんな…おばちゃん強すぎる…

 

f:id:ta2ni:20211001133205j:plain

ところで、山頂にはひっそりと秋葉神社が祀られています。『新編相模國風土記稿』によると、昔は秋葉山と呼ばれていたとあります。麓には矢倉沢往還があり、大山や富士山に登る多くの旅人で賑わっていたそう。ということは、当時の旅人たちが静岡からこの地に秋葉信仰を伝えたのかもしれません。

f:id:ta2ni:20211001133216j:plain

当時の旅人たちが見た景色とはずいぶん変わってしまったかもしれませんが、現在の頭高山は八重桜に囲まれた素晴らしい場所になっていますよ。今も、旅人たちが思い思いの楽しみ方で癒やしと冒険を求めて行き来しています。

f:id:ta2ni:20211001133249j:plain

頭高山から帰りは渋沢丘陵を歩こうと思っていましたが、スラ坊と相談してこのまま渋沢駅で向かうことに。来た道を戻り、春の里山風景を満喫しながらてくてくと。

f:id:ta2ni:20211001133341j:plain

 

思ったよりも舗装路歩きが長く、途中でバスに乗って駅まで戻ってきました(笑)

このまま帰途につくのもいいのですが、やっぱりハイキングの締めといえば温泉は欠かせませんよね。スラ坊もうんうんと頷き、少し離れていますが温泉を目指して今度は北口へ。

f:id:ta2ni:20211001133310j:plain

やってきたのは、渋沢駅から徒歩15分程度の場所にある、「湯花楽(ゆからく)」へ。日本各地の温泉を再現した人工温泉が魅力で、訪れた時は草津の湯でした。これが疲れた体にきく~~~!

f:id:ta2ni:20211001133320j:plain

温泉で一日の疲れを流してさっぱり。帰りはのんびりと駅まで戻ります。スラ坊と二人で歌ったり、コンビニに立ち寄ったりしながら。

駅に到着後、電車の中でスヤスヤと眠りにつく息子を抱え、登山中よりも汗をかくぼくでした。

 

頭高山の親子ハイキング、終わりに

f:id:ta2ni:20211001133939j:plain

春にぜひおすすめしたい頭高山。頭高山そのものはショートコースなので、歩き足りなければ渋沢丘陵とつなげたりもできます。

しかし、何より圧巻の八重桜。ピクニック気分でお弁当を食べる目的で訪れても楽しいと思います。ぜひともファミリーハイキングにおすすめの場所です。

f:id:ta2ni:20211001133928j:plain

また、標高は約303mとかなりの低山ですが、個性あふれる丹沢山地の一大パノラマが得られるのも素晴らしい。丹沢が好き!という方にこそ訪ねてもらいたい、そんな地元愛が詰まった山でした。

 

次の山旅はどこに行こうかな。