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なまけたろうと登山ブログ

【北アルプス】燕岳 眺望絶佳、感謝と感動のアルプスデビュー

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日本アルプスへの登山―。中部地方に聳え立つ名峰の数々。思い返せば、有名な登山雑誌も読まず、山岳会などとも無縁だったぼくは、その名だたる山々を知らないまま関東圏の低山歩きにどっぷりハマっていました。

いつかいつかとは言いつつ、いったいいつだ?なんて悶々としながらの夏に、チャンスは突然やってきました。古くからの友人から北アルプスへのお誘い。アルプスへ何度も足を運んでいる友人に対し、デビューとなるぼく。

そこで、北アルプスデビューにおすすめという、長野県にある標高2,763mの燕岳(つばくろだけ)で意見が合致します。

 

初めての長野、初めての北アルプス、天高くに聳える高峰から望む景色に胸を躍らせ、今夏、最高潮の山旅へ。

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【秩父】城峯山 狼信仰と将門伝説、歴史を紡ぐ山物語

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秩父地方が好きで頻繁に山旅へ出かけていますが、秩父吉田地区は未踏のエリアでした。吉田といえば、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でも取り上げられた龍勢祭が有名なほか、ハナモモやツツジサルスベリやカイドウといった花々が楽しめるエリアでもあります。

そんな吉田地区の最奥には、明治時代に起きた秩父事件の舞台でもある標高1,038mの城峯山(じょうみねさん)が、山の物語を今に伝えています。

城峯山に眠る歴史と伝説、今も色濃く残るオオカミの足跡を辿りながら、秩父の暑い夏を満喫する山旅へ。

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【秩父】蓑山 花の名山、アジサイ咲く美の山

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いつも以上に天気予報とにらめっこが多くなる梅雨。夏山シーズンに突入するとともに、各地の低山ではアジサイが咲き乱れ、深まる緑を鮮やかに彩ります。

秩父皆野町にある標高586mの蓑山(みのやま)は、桜の花見や雲海鑑賞、そして山の斜面一帯を埋め尽くす、約4,500株ものアジサイを楽しめるとのこと。

久しぶりの再開登山なので、ゆっくりペースでハイキング。一応縦走プランも用意していますが果たして…?

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【妖怪山歩】狼信仰と恐怖の病、三峯・オオカミ話

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現在では絶滅してしまった動物の一つに、ニホンオオカミがいます。かつて日本の山中に棲息していたオオカミは、山の生態系の頂点に位置し、時には神様、または神様の使いとして人々から尊ばれてきました。

埼玉県の秩父地域には、今でもオオカミの足跡を色濃く残す場所が多く見られます。今回は、秩父・三峰山を歩きながら、オオカミの物語を辿っていきたいと思います。

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【妖怪山歩】いざ鬼退治、百蔵山の桃太郎

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日本の季節行事や昔話、歌や祭りなどでも度々登場する「鬼」という存在。天狗や河童と同じく、日本を代表する三大妖怪の一つに数えられており、真っ赤、あるいは青い体に牛のような角を持ち、虎柄のパンツという姿が一般的なイメージではないでしょうか。

鬼が登場する話で、おそらく日本一有名な物語は『桃太郎』でしょう。桃太郎といえば岡山県が本場ですが、今回は、山梨県大月市周辺に残る桃太郎伝説を訪ねながら、大月版“桃太郎の鬼退治”を体験したいと思います。

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