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なまけたろうと登山ブログ

【奥多摩】鷹ノ巣山~雲取山 酉年と2017年記念、東京都最高峰へ至る絶景と失敗の山旅

世界で一番高いところといえばエベレスト、日本で一番高いところと

いえば富士山。では、「東京都で一番高いところって?」という質問を

されたら、なんて答えるでしょうか。

 

一昔前ならば東京タワー?最近であるならば東京スカイツリー

いえいえ、東京にも高尾山などの山があるわけだし、そっちじゃないの?

 

そんな東京都最高峰である場所を求めて、今回の山旅は始まるわけです。

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どうも、スラ男です。

 

さて、2017年も残すは12月のみとなり、山旅の大トリをどうするか。

冬の透き通った空を見るなら稜線歩きもいい、でも、酉年2017年に、

どうしてもやってみたかった計画がありました。

それが、酉年にちなんだ鷹ノ巣山と、2017年記念の山である雲取山への

挑戦です。そしてこの標高2017mの雲取山こそが、東京都の最高峰です。

 

しかし、欲をかきすぎた結果なのか、結論から言ってしまうと今回の山旅は

とんでもない失敗談です。

今回のこの鷹ノ巣山から雲取山へ至り、鴨沢へ下りる日帰り計画は絶対に

オススメできません。もう二度としません。次の酉年が来てもやりません。

 

というのも、日本百名山深田久弥さんも啓発している通り、ただでさえ

雲取山は日帰りが厳しく、冬場に至っては日が暮れるのも早いため、終盤の

バスが16時と18時にしかない公共交通を利用して挑む場合は、時間的余裕が

ほとんどなくなってしまうからです。

 

鷹ノ巣山雲取山 目次

 

奥多摩三大急登の一つ、稲村岩尾根へ

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いつものように早朝の電車に揺られて目的地の奥多摩駅へ。前日の夜は

一つの大きな挑戦への緊張なのか、なかなか寝付けませんでした。

 

自宅から奥多摩までだと、乗り換えが非常に多く移動中に睡眠をとることは

できません。加えて12月の奥多摩ともなると、電車移動中に朝焼けを迎える

ため、目がパッチリと覚めてしまいます。朝焼けはイイ…

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奥多摩駅名物とも言える、駅に到着&ダッシュコミックマーケット始発

ダッシュを彷彿させるその勢いは、初見では圧倒されること間違いありません。

 

奥多摩駅からはバス利用の登山がほとんどなので、できれば座りたいですよね。

ぼくも小走りで先頭組に仲間入りを果たしました。

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奥多摩駅から雲取山へ行く場合は、駅向かいのバス停に並んで、登山口のある

鴨沢ないし駅への着時間次第では手前の留浦(とずら)で降りるのがベターです。

 

しかし、ぼくは東日原行きのバスに乗り込んで、まずは鷹ノ巣山を目指します。

この東日原行きのバスには奥多摩で人気の山の一つ、川苔山へ向かう人が

大勢乗り込むそうです。なるほど確かに満席のバスの半分ほどが川乗橋で降りて

いきました。

 

しかし、後で調べたら、来年3月末まで川乗橋から百尋の滝へ至る林道は

落石のため通行止めみたいですが…?※2017年12月時点

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バスに揺られて30分程度、東日原に到着です。ここにはトイレもあるので

ありがたく使わせてもらいます。今回計画した鷹ノ巣山から雲取山への道のりは

非常に長く、使えるものは全部使う勢いで臨みたいところ。

 

この時はぼくは、机上の計算など全くアテにはならない厳しい現実が待っている

とも知らずに、のんきに準備をしていたのです…

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平日であれば東日原より先へもバスで行けるとのことですが、休日は東日原が

終点となります。中日原付近から、前方に巨大な岩山が見えてきました。

これが稲村岩か…!難所ですが岩に登れるらしく、そこからは絶景が見えるそう。

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車道をしばらく進むと、左方の狭まった場所に道標が見えてきました。

この辺りにも熊が出るとのことなので、警戒しながら登山口へ。

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熊鈴を付けて準備はバッチリ。今日のオトモは10年の付き合いとなるネイビー。

ネイビーも今回の山行が困難を極めることを理解しているかのような厳しい表情。

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登山道下の沢で何やら賑やかな声が。場所が場所なので、事故とも思いましたが、

笑い声が聞こえたので違うようです。それより何を背負ってるのだろう?

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極細の登山道の先、巳の戸橋に到着。しっかりと作られた橋の上、油断した頃に

不意打ちの揺れが来た。おわわっ!?

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今回連れてきているたろうは一匹のため出し入れも楽。写真も多めです。

しかし、ポケットにしまっているため若干縦に縮むネイビー。ただでさえ

座高が低いたろうなのに…

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橋より先、予告もなしにえげつない急登が始まります。というのも、

この稲村岩尾根は、標高差1100mの急勾配で非常に厳しいコースなのです。

先は長い!落ち着いて~!と言い聞かせて臨みます。

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えげつない急登は続き、一気に山深いところまで。これ、真夏に登ったら

汗の池ができると思います。

 

登りが落ち着いた頃、沢沿い歩きとなります。晩秋のこの時季、僅かに残った

紅葉と無限落ち葉の登山道となりますので、景色はきれいだが道が不明瞭という

一長一短さが目立ちます。フカフカしていて足に気持ちいいんですけどね。

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先月の秩父は土混じりのにおいがしたけども、奥多摩は水気が強い草木の

においだと思います。水の豊かな森という証拠ですかね。

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実はいつ行こうか非常に迷っていた鷹ノ巣山。新緑やツツジの咲く春か、

涼しくなる秋かと思っていたけど、まさかこんな形で来ることになるとは。

 

奥多摩ではかなり標高の高い部類にあるので、ハイキング気分では痛い目を

見ると思いますが、しっかり準備したぼくも痛い目を見るとはこれいかに。

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沢沿いを歩けるのもこの辺りまで。これより先はひたすら登りが続きます。

無限落ち葉に無限急登。しかしめげない、しょげない、泣いちゃだめ

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そうだ落ち着け…苔を撮って落ち着くんだ…ッ!この先にいかなる急登が

待っていようと「『覚悟』があるから『幸福』なんだッ!」と、プッチ神父ばりに

気合を入れるも、その覚悟は通用するのだろうか。

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も、もう稲村岩尾根終わった?と思える頃に、稲村岩とのコルに到達しました。

山岳用語には謎めいたものが多く、コルってなんぞ?と思うのも当然。

コルというのはつまり鞍部のことで、尾根上の谷間のことですね。

 

しかし、それよりも気になるのは、道標の左側、稲村岩が張り紙で隠されて

いること。冒頭で絶景の見える場所と紹介しましたが、張り紙の通り死亡事故

発生しているとのことで注意喚起されていました。

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この先が稲村岩です。絶景は気になりますが、技術もないし怪我したくないので

行きません。ぼくが向かうのは、反対側の稲村岩尾根(石尾根縦走路)。

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ところが、進む尾根も稲村岩と見た目がほぼ変わらないような気が…(´;ω;`)

 

なるほど、これは確かに急登だ。しかしこれはまだ序の口で、稲村岩尾根の

本当の急登というのはこんなものじゃないとは、まだ知るよしもなく…

 

急登の果て、雲を見下ろす鷹ノ巣山

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どのガイドブック、どのブログの情報を見ても、この稲村岩尾根はタフな

コースとの紹介です。だからこそ、急がず焦らずじっくりと進んでいくつもり

ではあります。先ほどの鞍部からまだまだ余裕といった感じですが…?

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徐々にその凶悪な本性を顕にし始める稲村岩尾根。ピークを目指して登って、

また登ってをひたすら繰り返すという、まさに苦行。加えて景色もほとんど

変化なく、気持ちの切り替えは自分でするしかありません。

 

ちなみに、このエリアには奥多摩三大急登なるものがあり、その明確は定義は

ありませんが、この稲村岩尾根は必ず名前が挙がるとのことです。

つまりそれほどに急登だということ。ネイビーもキュートですね。

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それでも季節柄か、比較的気持ちよく登ることができたと思います。

今日も青空にいろはすで乾杯。外気によってキンキンに冷えたいろはす

美味しさといったら。

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登りきった~!と思ったらまた登り。心に刻みつけるのだ、これは偽ピークだと。

それが心を折られないための鉄則だと思って黙々と登り続けましょう。

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一体いくつの登りをこなしただろう?ネイビーの指し示す先は、

また変わらない景色か。いや…もう変わらなくてもいいかもしれない。

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段々と登り一辺倒ではなくなってきたのがわかります。フラットな道を足を

休めながら歩き続けると、モンスターハンターシリーズに出てくるドボルベルク

尻尾のようなコブが見えました。どうしたらこんなのができるんです?

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時には雲一つない真っ青な空を見つめ、きっとこの時季で正解だったと自分を

鼓舞し続けます。そしてこの青空なら、鷹ノ巣山山頂からの約束された絶景を

見ることができるという褒美を楽しみにして。

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登山口に入ってから2時間。ようやっとヒルメシクイノタワに到達です。

これまた珍妙な名前でして…タワというのは鞍部のことで、つまりコルと

同意義ですね。

 

それにしても鞍部、コル、タワ、はたまた峠や乗越など、一体いくつ名前が

あるんだお前は!ウーパールーパーか!

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この「午飯喰(ヒルメシクイ)のタワ」という看板は新しく取り付けられた

もののようです。なるほど、ここで昼メシ食いたいわ、ということで小休止。

 

今回は大きな疲労が予想されるので、甘みが強い食糧をたくさん持ってきました。

この大福みたいなホイップあんぱんは本当に美味しい。

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さて、鞍部ということは、つまり登り返しがあるということ。

小持山から武甲山へ至る時も登り返しましたが、その時を思い出して一気に

攻略してしまいたいところです。

 

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ヒルメシクイノタワのからはあとちょっと…!という気持ちで登ってしまった

ため、ずいぶん長く感じました。

 

ですが、この時この瞬間を、ぼくは一生忘れないでしょう。どこまでも続く

急登の果て、眩しい陽光と透き通る青空、そして山頂標のシルエットが迎えて

くれたこの景色を。

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一面に広がる雲海と山々、そして遠くにそびえる富士山。まさに鳥になった気分。

ついに鷹ノ巣山の山頂にたどり着いたのです。

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酉年に鳥にちなんで鷹ノ巣山へ~という計画の達成感よりも、山頂からの絶景に

言葉を失ってしまいました。

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タイミングよく富士山もよく見ることができたのも嬉しいところです。

 

しばしば耳にする「登山って楽しいの?辛いだけじゃない?」という文句に対して、

鷹ノ巣山こそその辛さに耐えた者のみが得られる絶景を擁した山なのかも。

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鷹ノ巣山登山に難色を示していたネイビーも、山頂ではこの表情。

あまりの眺望に言葉を失っているようです。

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加えて山頂に人は少なく、しばしの間この絶景を静かに堪能できました。

 

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鷹ノ巣山山頂で休憩中、しばらくすると富士山は隠れてしまいます。

やはりタイミングというのは大事で、コースタイムを巻いてここまで頑張って

きた自分へのご褒美だったに違いありません。

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こんなにも素敵な景色が見られる鷹ノ巣山に後ろ髪を引かれますが、目指すのは

この遥か先にある雲取山。先を急ぎます。

 

果てなき展望の稜線、石尾根縦走路

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鷹ノ巣山から雲取山へはこの石尾根縦走路を通っていきます。石尾根は

奥多摩駅から雲取山まで続いている縦走路で、鷹ノ巣山から先は非常に良好な

展望の稜線歩きが楽しめます。

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石尾根縦走路へ入ると、これまでのキツい登りが嘘のような開放感溢れる

稜線歩きが待っていました。これは気持ちがいい。小金沢連嶺を思い出します。

 

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石尾根ではトレイルランナーや、雲取山方面から向かってくる人も多く見ました。

この時間に雲取山方面から来るということは、山小屋、もしくはテントで一泊した

人でしょうか。いいなぁ、憧れます。

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ああ、なんて気持ちがいいんだろう石尾根。片側に富士山と山々。もう片側に

奥武蔵の山々と、このコースを選んで本当によかったと思います。この時は

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しばらく歩いていくと、開けた休憩所が見えました。何故こんなところに

マウンテンバイク

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ここは鷹ノ巣山避難小屋。近くに水場とトイレもあり、休憩にはもってこい

ですね。鷹ノ巣山で休んだので、先を急ぎます。体力も問題なさそう。

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と思ったのも束の間、徐々にしつこい登りが牙を剥いてきました。

さすがに雲取山までの道のりは甘くはないか。

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しかしこの展望がぼくに気力をくれます。体力は確実に減っていても、

気力だけはどんどん上がっていきます。富士山、力を分けてくれーー!!

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黙々と石尾根を歩いてしばらく。フラットな道が続くなぁと思ったら結構な

アップダウンもあって、正直疲労もかなり溜まっています。

ネイビー教えてくれ、俺はあとどれだけ歩けばいい

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この辺りのピーク、日陰名栗山という場所だと思うんですけど…

特に山頂標は見当たりませんでした。日陰と冠していますが日向ですね。

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さあ!また下るぞ~~!!(錯乱)

 

 

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稜線がこう幾重にも交差して、たまらない風景です。

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思わず呆然としてしまったこの急登。緊急速報です、奥多摩三大急登にもう一つ

この急登を加えてください。いやもう崖ですよこれ…

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急登の先、高丸山へ辿り着きました。稲村岩から雲取山までの道中で、

ちょうど半分くらいの位置になるのかな。絶望した瞬間であった

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何にせよ、七ッ石山まで行ってみないことには行くも帰るもできませんから、

そこまでのコースタイム次第です。斜めに傾く山頂標と、これまでの疲労

くたびれるネイビー。

 

ちなみに、この高丸山付近でも熊の出没情報があったらしく、緊張の道中でした。

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高丸山より先の極細の稜線。これまでの疲労でクラッときたら一巻の終わり…

疲労はかなりきてますが、集中力を途切れさせるわけにはいきません。

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よし…フラットな道だ。ここは軽快に行くしかな…ん!?

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黒い影!熊…!?

 

 

と思ったら、トレランの人でした。びびったーーー!!!(;´Д`)

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向かう先に暗雲が。これはまさか、雲取山へ行くなという警告?

こんなに曇りなら引き返したほうがいいのか…?

 

七ツ石山と、雲取山へ至る賑わいのブナ坂

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なんだかしばらくぶりに道標を見ました。石尾根縦走路もいよいよ終盤、

これより先は七ツ石山と、雲取山へと続く賑わいの道を通っていきます。

この辺りから段々と人とのすれ違いも多くなってきました。

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七ツ石山の名前の由来となる、七つの巨石が見えました。デカい!

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すっかり曇り空となってしまいましたが、待望の七ツ石山です。

開けた山頂なので、休憩にも適していますね。

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鷹ノ巣山で見た山頂標と同じく新しい御影石タイプ。素朴な山頂標も味があって

いいのですが、奥多摩界隈はこのタイプにどんどん変わっていってますね。

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あの防火帯に多くの登山者が見えます。というか…これ下るんですか?(白目)

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七ツ石山からの急下降を終えるとブナ坂です。やっぱり雲取山のメインルート

である鴨沢ルートからの続きとあって、ここから一気に登山者も増えて

賑やかになってきました。

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テントを背負った重装備の人が多い一方で、軽装の人は小屋利用でしょうか。

雲取山2017年記念の山ということで来訪者が急増しているそうですが、

決して簡単な山ではないため注意喚起の声も多く聞こえます。

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イカーさんが撮っている向こう側、雲取山から西に伸びる秩父縦走路

魅力的ですが、こちらも何泊かが必須の縦走路となっています。

今のぼくには手の届かない山域です。いつか…いつか…(´;ω;`)

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ブナ坂の名物となっているこちらの変な木は「ダンシングツリー」などと

呼ばれているようです。確かにくねくねと踊っているように見えますね(笑)

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開けた場所に出ると、ここはヘリポートのようです。これより先は幕営地となり、

早くもいくつかのテントが見えました。

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カラフルなテントの連なりと多くの登山者が行き交うのを見ると、先ほどまでの

静かな登山道が嘘のように思えます。いいなぁ、テント泊。

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幕営地の先にある、奥多摩小屋が見えてきました。ここでテントの受付をする

ようです。※2017年12月時点

 

奥多摩小屋は2019年3月末をもって閉鎖されましたので、テント泊および

トイレの利用ができなくなったそうです。

 

奥多摩小屋の閉鎖について

www.town.okutama.tokyo.jp

 

ここでカメラに表示された時間を見てみると、なんと12時2分

これは早いぞ、予想以上にコースタイムを巻けたようです。

 

あの雲を目指して、東京都最高峰の雲取山

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奥多摩小屋を見送って、もうそろそろ雲取山かな?というにはまだ気が早い。

この先も登りが続き、何箇所かピーク回避の巻道がありますが、先ほどの

コースタイム確認でやる気が出たぼくは、巻かずに攻めます。

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このピークが地図にある雲取山かと思ったけど、違うみたい。

雲取山はもう少し先のわかりにくいところにあるようです。

どうりで小雲取から雲取まで長く感じたわけだ。

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ここで後ろを歩くグループのリーダーらしき男性が「ここを登れば雲取まで

ちょっとだよ」と嬉しい一言。

 

しかし、「ちょっと」というのは人によって大きく異なる表現です。ましてや、

歩き慣れた人とそうでない人の「ちょっと」は全然違いますよね…

ぼくの感覚では、ちょっとじゃなかったです…(;´Д`)ゲッソリ

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登れど登れど続く坂道。おいやめろ、これは稲村岩尾根で懲りている。

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向かう先、雲は流れ青空と山頂にある小屋が見えた!やった!やった!

でも目の錯覚でしょうか?

 

 

登りキツくない?(´;ω;`)

 

 

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秩父方面も雲は流れ、まるでこの日の登山者たちを歓迎しているかのような

ムード。そう思えました。

 

 

ここで時計を確認するまでは…

 

 

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雲取山避難小屋付近、時刻、13時37分

 

…ん?おかしいぞ?奥多摩小屋で12時だったのに???

 

ぼくは全身から氷のような冷たい汗が流れるのを感じました。まずい。

12:02って……あ。

 

 

12.02.って…今日の日付だ…

 

 

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カメラをチラ見しての確認だったからか、集中力の途切れか。

原因はともあれ、時間の確認ミスによりは山頂の絶景は一転して絶望へと

変わってしまいました。

 

とにかく、下山するにも体力を回復させなければならないため、雲取山山頂で

休憩を。大きな達成感はあるものの、胸中は穏やかではありません。

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あの稜線を引き返して行く。往路では何箇所かあった登りも、復路では下りと

巻道を利用すればいくらかコースタイムを稼げるはずです。

16時の後にも18時のバスがありますが、日没後となってしまうので危険もあります。

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こんな時間でも絶えず登山者たちは山頂へやってきます。

他にもこんなに登山者がいるから大丈夫だろう」と惑わされてはいけません。

公共交通機関利用の日帰りでのコースタイムでは、現時点で山頂にいるのでは

危険極まりません。これらはテント泊、小屋泊、あるいはマイカー登山者たちが

ほとんどでしょう。

 

しかし、覚悟を決めるしかありません。コースタイムが何であろうと、16時の

バスに間に合わせるには鴨沢まで2時間での下山が要求されます。

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急いで下山したいところですが、体力の回復が急務です。トボトボと東京側の

山頂を見に行きました。

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これが2017年記念の山頂標ですね。予定ではこれを見て「おおーっ」と

なるはずでした。

今は焦りと不安で「おおおおおッ!!(´;Д;`)」となっています。

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雲を取る山と読んで字のごとくの雲取山。東京都最高峰から見上げた空は、

本当に雲に届くような景色でした。でも今は一刻も早く下へ。

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下山は慎重に行くのは当然ですが、普通のペースで歩いたら間に合わないため、

フラットな場所では小走りもやむを得ません。

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先ほどよりもテント場が賑やかになってきましたね。この辺りは道幅も広いため

コースタイムの巻きどころです。

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山頂からブナ坂までの区間を20分ほど巻けたため、僅かに希望が見え始めました。

この単調な道というのは、ただ作業的に下るだけの場合は返って助かります。

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止まるんじゃねえぞ…

 

 

心が折れそうになる場面では、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の

団長ことオルガ・イツカのお言葉を胸に刻みながら歩いています。

 

鉄血のオルフェンズといえば、良くも悪くもインターネットミームを起こした

ガンダムシリーズの作品で、オルガのセリフ「止まるんじゃねえぞ」はあわや

流行語?とさえ思われたほどです。

賛否両論ではありますが、ぼくは最近のガンダムではかなり面白かった作品だと

思っています。もちろん、ツッコミどころは多々ありますが。

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行きたかった七ツ石小屋も巻いて、いよいよ鴨沢の登り尾根へ。

季節柄もあるかもしれませんが、本当に単調な道だなぁ。

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駆け下りた先、堂所とよばれる場所に着いきました。時刻は15時10分

イムリミットまではあと50分。標準コースタイムは一時間半…!

 

 

カラダもってくれよ!3倍界王拳だっ!!

 

 

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針葉樹林帯に入ると道が急に暗くなってしまい、石尾根の暗雲を思い出します。

しかし止まるわけにはいきません。ぼくが進む先に…鴨沢バス停はあるぞォッ!

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15時50分、記念看板のある鴨沢登山口にたどり着きました。

 

間に合った…?いいえ、まだ油断なりません。ここからバス停までの標準20分を

巻けなければアウトです。

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4倍だぁーーーっ!!!!!

 

 

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さて、登山者用の駐車場に出れば、後は脇にある鴨沢近道という山道を

進んでいけばゴールのバス停です。

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こちらも単調な山道なので、巻いて巻いて突き進む。

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山道を出たら車道沿いにバス停へと下っていき、何とか無事にたどり着くことが

できました。ですが、界王拳を乱発した結果、体はもうボロボロ。

こんな有様では、今回の山旅は到底成功とは言えません。

 

楽しいのはもちろんですが、危険も伴う山登りにあってこれではいけません。

 

鷹ノ巣山雲取山の山旅、その反省と失敗の要因

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酉年と2017年記念の山旅」というテーマだった今回の山旅。

山旅においてテーマや目的を決めるのは自由ですし、それがあることによって

より内容が充実したものとなるでしょう。ですが、それを成すための山行計画が

しっかりしていなければ本末転倒です。

 

個々のシーンを切り取れば、厳しい急登ではあるが大展望の鷹ノ巣山と石尾根、

そして達成感溢れる雲取山と、非常に素晴らしい景色の連続でした。

しかし、それら全てをつなげて、下山して帰るまでが山旅だと思っていますので、

その点では今回のルートを「日帰り」としてを計画した時点で大失敗でした

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またいつか、天気の良い日にあの素晴らしかった鷹ノ巣山へ。

そして縦走をするなら一泊プランで雲取山へそれぞれ行ってみたいです。

 

今回はとんでもない山行計画のため痛い目を見ましたが、また来年に向けて、

しっかりと余裕のある計画を練って、今後も色んなところに行きたいですね。

 

2017年の山として注目を浴びる雲取山。まだまだ年末に向けて駆け込み需要が

あるようですが、くれぐれも無茶な計画では臨まないほうがいいですよ!

ということを、僭越ながら体験談よりご報告させていただきます。

 

コースタイム

2017年12月2日(土)晴 ※下山は駆け足のため参考外です

東日原バス停(7:50)⇨稲村岩とのコル(8:40)⇨ヒルメシクイノタワ(9:55)⇨鷹ノ巣山(10:20)⇨鷹ノ巣山避難小屋(10:45)⇨高丸山(11:35)⇨七ツ石山⇨(12:20)⇨奥多摩小屋(12:50)⇨雲取山(13:35)⇨※これより駆け足