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なまけたろうと登山ブログ

【奥武蔵】日和田山 巾着田の彼岸花と絶景親子ハイク

ここ数年、猛暑の勢いは9月になっても衰えを知りません。ですが確実に季節はめぐり、9月も半ばを過ぎたあたりから彼岸花(曼殊沙華)のシーズンを迎えます。

埼玉県には彼岸花の名所が各地にあり、中でも日高市で開催される巾着田曼殊沙華まつりは毎年多くの観光客で賑わいます。

花と岩と絶景をめぐる親子ハイキング。

 

どうも、スラ男です。

 

今回は、埼玉県日高市和田山(ひわださん)を親子ハイキングしてきた時のお話です。

和田山は短いコースながらも豊かな緑、迫力のある岩場、山頂付近からの大展望と、登山の楽しさがぎっしり詰まった名低山です。

岩場さえクリアできるなら、子どもと一緒のハイキングにもぜひおすすめです。麓にある巾着田を真っ赤に染め上げる彼岸花の群生と合わせて楽しみましょう。

 

■日和田山(2023年10月7日)

 

まるで深紅の絨毯、巾着田曼殊沙華まつりへ

奥武蔵の旅で毎度おなじみ、西武秩父線に乗ってやって来たのは高麗駅(こまえき)。難しい読みですが、歴史好きならピンときますよね。

曼殊沙華まつりのシーズン中は、真っ赤な広告が沿線のいたるところに。

今回はオトモのスラ坊、スラりんを連れての親子ハイキング。目的地の日和田山は遠足の聖地としても親しまれており、子連れハイカーにも人気の低山です。

道中、秋を感じながら写真をパシャパシャ。子どもたちにスマホを渡すと、真剣な眼差しのなりきりカメラマンです。

さて、日和田山に行く前に、まずは曼珠沙華まつりを楽しみます。会場である巾着田に着くと、長閑な里山風景をビビットな赤で彩る本日の主役、彼岸花が現れました。もうそこかしこに。

ちなみにこの彼岸花も、ウーパールーパーに負けず劣らずたくさんの別名を持っています。曼殊沙華というのもそのひとつ。

遊歩道沿いに群生している彼岸花を見ながら歩きたいものですが、子どもたちは口をそろえて「河原歩くー」とのこと。

 

ですよね。

 

いよいよ彼岸花が密集するエリアです!

そうそう、巾着田彼岸花は例年9月下旬頃に最盛期を迎えますが、この年は猛暑が長引いた影響か、開花が一週間ほど遅れました。見頃ドンピシャの週末は大雨だったので、本日はさらにその一週間後。果たして花の様子は…!?

 

か、枯れはじめてる…!!?

 

と思ったら、手前の一部分だけでした。ところどころ元気のないエリアもありましたが、全体としては十分見頃。何せ初訪問ですし、鮮やかな赤が見られてよかった~。

園内はどこもかしこも真っ赤に染め上げられており、非日常風景の散策が楽しめます。木陰も多く、連日の暑さも気にならないのがありがたい。

彼岸花ってなんかこう、吸い込まれるような魅力がありますよね。鮮やかさもありながら、妖しさもあるといいますか。

彼岸花と合わせか、和装のコスプレイヤーさんもけっこう見かけました。

途中にあるドレミファ橋からは、高麗峠方面への登山道につながります。とりあえず橋があったら渡りたいので、往復だけ。

巾着田をぐるり一周したところで、フォトジェニックな木の橋が登場しました。彼岸花とともに巾着田の観光シンボルになっているあいあい橋は、木製トラス橋として日本最長級だそうです。

この橋のおかげで、花火のような彼岸花を上から見るか、下から見るかができます。

曼殊沙華まつりに合わせて様々な出店がイベント会場に並びます。

ご当地グルメも魅力的ですが、巾着田にほど近い場所に中華そば店「とんちぼ」さんがあります。名物の中華そばを楽しみにやってきましたが、とんでもない大行列が!

この後ハイキングも控えているので、またの機会を楽しみにイベント会場へ戻りました。ご当地グルメも美味しい!!肉うどん大好き!!

 

親子で天然アスレチック!日和田山

さて、彼岸花とご飯を心ゆくまで楽しんだら、いよいよハイキングへ。ええ~ここから登るの~??という声が聞こえたような気がしましたが、ぜひぜひ登っちゃいましょう!日和田山は目の前の双耳峰です。

和田山は登山口から山頂までの道のりがとてもコンパクトにまとめられており、その中で岩場や大展望、自然観察などの山遊びが体験できるハイキング入門にぴったりの山です。

そのせいか親子ハイカーも多く、ぼく自身も親子ハイキングにもってこいの山だと思っています。

鳥居の先で岩場の男坂か、登り階段の女坂かに別れます。子どもに非日常体験をしてもらうなら、男坂がマストです。

一度登っている兄スラ坊はすいすいと先へ進んでいきますが、妹スラりんは初めての岩場。緊張しているかと思いきや、実は運動神経が良いのでこちらもすいすい。

待ってー!と岩場も難なく登ってしまいます。もちろん要所でのサポートはしておりますが、度胸あるなぁ。

岩場をクリアすると、日和田山自慢の大展望がご褒美として現れました。何度来ても素晴らしい眺めです。

ここからは先ほどまでいた巾着田が望めます。まんまるく木に囲まれた地形を見ると、なるほど巾着だ!と納得ですね。(笑)

展望地点からもう少し登っていくと、日和田山山頂に到着します。ここにも展望はありますが、やっぱり下の神社のあるところが絶品すぎますね。

絶品といえば、おやつに登山口近くのお店で購入したベーグルをば。う〜ん美味しい!

下山は女坂でスタスタと。途中にスズメバチ喚起の看板がありました。

9月はスズメバチが活発になる季節です。低山は暑さだけでなく、動植物、昆虫の情報も仕入れておくとより安全に楽しめると思います。

分岐点の鳥居まであっという間に。巾着田でたっぷり時間を使っても問題なくハイキングが楽しめましたね。さすが日和田山

下山後は近くのコンビニで乾杯!2人とも大満足のハイキングだったようです。

駅までのんびりと歩いて帰途につきました。

 

和田山の親子ハイキング、終わりに

やっぱり楽しい日和田山ハイク。これほどコストパフォーマンスに優れた低山はなかなかないのではないでしょうか。子どもたちに歩いてもらうにもちょうどいい行程なんです。

また、初訪問の曼珠沙華まつりも圧巻の風景でした。巾着田は秋だけでなく、春には桜と菜の花に彩られるようなので、次回はそこを狙って再訪したいところですね。

 

次はどの山に行こうかな。