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なまけたろうと登山ブログ

【関東】親子ハイキングにおすすめの山 その2

最初は息子と二人で始めた親子ハイキングも、気づけば娘も加わっての3人パーティに。二人の時よりも難易度(?)が上がった一方、より一層賑やかで楽しくなりました。

これまでは公共交通機関を主に利用していましたが、さすがに3人となるとマイカー利用のハイキングも出てきます。今回は、前回よりも範囲を広げて親子ハイキングにおすすめの山をご紹介します。

 

どうも、スラ男です。

 

子どもにアウトドア体験を!と思って始めた親子ハイキング。よく「大変じゃないの?」と聞かれるのですが、もちろん大変です。親であるぼくの経験・知識不足から思わぬ事態を招くこともありました。

ですが、大変なのは一人でも二人でも変わらなく、それより得た楽しさや子どもたちの体験は大きいと思います。訪れた山々全てで最高の体験ができれば一番いいのですが、子どもたちに無理をさせることが一番の問題なので、時にはハイキングそのものを諦めたりも。

 

それではさっそく登った山を振り返りたいと思います。今回は、成長した息子に合わせたコースと、娘も加えてのハイキングコースをピックアップしました。関東圏のみとなりますが、おすすめの親子ハイキングをご紹介します。

 

■親子ハイキングまとめ

 

【東京】自然たっぷりのロックガーデン 御岳山

前回ご紹介した高尾山からステップアップして、次に登る山としておすすめなのが、東京都青梅市御岳山(みたけさん)。東京都内とは思えないほど自然豊かで、また乗り物利用で手軽に飛び込めるのも魅力です。

御岳山の楽しみ方も多岐にわたり、また季節を問わず美しい自然を味わうことができます。ぼくたちはロックガーデンが緑に染まる夏に訪れました。滝が多いため、夏でも涼しく歩けるというのも良いですよね。

7月はアジサイに彩られますが、8月中旬頃には名物であるレンゲショウマという花の大群生も見られます。締めは美味しいお蕎麦やうどん、少し移動すれば温泉も楽しめますよ。

 

■参考コース

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【東京】虫探しと冒険の多摩丘陵 小山田緑地

夏休みに高山へ子どもと一緒に出かける。そんな憧れを胸に、低山ともいえない丘陵地を目指します。多摩地域にある小山田緑地(おやまだりょくち)は、虫探しから里山風景を楽しむのにもってこいの場所です。

いわゆる「ぼくのなつやすみ」的な体験をしたいなぁと、息子と虫探しに没頭しますが…なるほど、昆虫って簡単には捕まらないんですね。そもそも見つけるところから難しい…

知識も道具もそろえて、本格的な虫探しはまたいずれ。のんびりと里山を歩くのは楽しく、夏の暑さに響くセミの声もまた心地よいものとなりました。余談ですが、帰りのバス時間だけは注意してください。(笑)

 

■参考コース

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【埼玉】低山縦走から渓谷歩きまで 天覧山多峯主山

埼玉県飯能市といえば、人気の山漫画『ヤマノススメ』の聖地としても知られます。とにかく町と山が近く、手軽に冒険ができるのが魅力といえます。そんな飯能を代表するふた山、天覧山(てんらんざん)多峯主山(とうのすやま)を縦走しました。

岩場、谷戸、雑木林に鎖場まで。バリエーション豊かな山道は歩く人を飽きさせず、この山が人気なのも頷けます。また、町が近いのでパン屋さんなどで食料を調達していくのもワクワク感が増しますよね。

下山後は吾妻峡(あずまきょう)方面へ。まさかこれほどまでの渓谷美に触れられるとは思いませんでした。生き物を探したり、変わった石を見つけたり。ついつい童心に帰ってしまいますね。

 

■参考コース

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【埼玉】岩場の大冒険が楽しい 日和田山

飯能市のお隣にある日高市からは、迫力のある岩場が楽しめる和田山(ひわださん)をご紹介します。この山は、麓にある彼岸花の人気スポット、巾着田(きんちゃくだ)とセットで訪ねる方も多いのでは?

ぼくたちが訪ねたのは5月でしたが、登ってみると日和田山そのものがめちゃくちゃ面白い。次々と迫りくる岩場や山頂付近の大展望、また、コース次第で楽しみ方も自由自在。

地元の子どもたちの遠足コースとしても親しまれているという山ですが、岩場はしっかりとゴツいので、安全第一で臨みたいですね。登りきれば達成感も展望も十分、気分爽快です。

 

■参考コース

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【神奈川】絶景カフェを目指す紅葉ハイク 源氏山

都心からほど近い神奈川県鎌倉市。いわずと知れた観光地ですが、個性的なハイキングコースがそろっており、また手軽に楽しめます。

なかでも、「葛原岡・大仏ハイキングコース」は全長約3㎞の道のりをのんびりと散策できるのでおすすめです。コース後半で人が少なくなりますが、その先に隠れた絶景カフェが楽しみです。

※絶景カフェ「樹ガーデン」は、惜しまれながら2022年12月で閉店となってしまいました。

→2023年11月に形式を変えて営業再開したとの情報が入りました!嬉しい!

帰りは残り時間と相談して、鎌倉大仏長谷寺などに立ち寄ることもできます。ただ、紅葉やアジサイのシーズンでは観光客による混雑は必至…ハイキングコースの静けさが嘘のようです。

 

■参考コース

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【神奈川】マイカー利用で楽しみいっぱい 南山

神奈川県愛川町にある南山(みなみやま)。この周辺には子どもと訪れたいスポットが点在しているため、マイカー利用のハイキングが便利です。

まず朝イチで訪れたのが、「丹沢あんぱん」で知られるオギノパンの本社。こちらは工場直売となっているため、できたてのあげパンが食べられます。ここで手に入れたパンをおやつ代わりにするのがおすすめです。

立ち寄りスポットには服部牧場が、山頂からは宮ヶ瀬湖丹沢山地の絶景が、下山後の楽しみにはあいかわ公園が。マイカー利用なので、近場の温泉まで楽しめちゃいます。一日フルに使って遊びたい、親子ハイキングにおすすめの山でした。

 

■参考コース

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【栃木】社寺の紅葉と岩場をめぐる 両崖山

栃木県は足利市から紅葉と合わせたハイキングスポットのご紹介です。今回は国宝である鑁阿寺(ばんなじ)の大イチョウから、足利織姫神社の紅葉をめぐり、両崖山(りょうがいさん)を歩きました。

織姫神社の朱色に負けず劣らず、もみじ谷の紅葉も鮮やか。この時季はぜひぜひ鑁阿寺イチョウもセットで訪ねたい風景です。

両崖山は標高251mという低山ですが、展望のよい岩稜歩きはなかなかのスリルがあります。ほかにも、足利市には岩場の多い山が点在しているため、ほどよい冒険感を味わいたいという方にはおすすめの山域ではないでしょうか。

 

■参考コース

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【茨城】滝と奇岩が迫る筑波山の展望台 宝篋山

前回のまとめで取り上げた筑波山(つくばさん)。今回ご紹介するのは、その筑波山を特等席で眺めることができるつくば市の低山、宝篋山(ほうきょうさん)です。

滝と奇岩が次々に現れる沢沿いコースは盛夏でも涼しく、快適なハイキングが楽しめます。地元有志によって整備された山頂には絶景が広がり、疲れも吹き飛ぶでしょう。

仲良くなり一緒に歩いてくれた地元のシニアハイカーさんに、紅葉のシーズンはもちろん、隣にある小町山(こまちやま)も人気だよと教えてもらいました。地元に親しまれている山を訪ねると、こういう出会いがあるのも嬉しいですよね。

 

■参考コース

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【群馬】みかんと紅葉と冬桜 桜山

イカーを使って訪ねた群馬県藤岡市。ここ桜山(さくらやま)では、紅葉と桜が同時に咲き、おまけにみかん狩りまで楽しめるというから驚きです。

桜山の麓にはみかんの観光農園が点在しており、子どもたちも大喜びで夢中になっていました。甘酸っぱいみかんを食べ比べながら、美味しいみかんの木を探してあっちへこっちへ。

みかん狩りを楽しんだら、そのまま車で桜山まで。日本庭園では紅葉が、山頂付近では冬に咲く冬桜が楽しめます。みかんに時季を合わせたため冬桜のほうは満開ではないものの、西上州の山を借景に見事な風景を見せてくれました。

 

■参考コース

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ということで、前回に続き、親子ハイキングで訪ねた山々のご紹介でした。子どもの成長に合わせて登れる山もまだまだ増えるので、これからも楽しみです。

ただ、やはり楽しい親子ハイキングにするには事前準備や体力、知識など必要なものはもちろん、何よりも無理をしないというのが肝要です。子どもたちにとって「楽しかった、また行きたい!」と思ってもらえることを何より心がけていきたいと思います。