日記の中でもようやく季節が動き始めたな。本日からバラや菖蒲、あじさいなどの日記をまとめていくぞ。
トップバッターは、こちら。都電荒川線沿いのバラだ!
どうも、ジョルジュ・ド・スランドです。ローゼスビットをたくみに操ります。
さて、都電荒川線のお話をする前に…まあ自転車を使うことが多かったからだが、電車やバスを使うにあたって大変便利でお得な「切符」が存在することを知らなかった。
地元にある日暮里・舎人ライナーは、ちょっと高いから(小声)あまり使わなかったが…
この「都営まるごときっぷ」を使えば、普通にライナーに往復乗車するのとほとんど変わらず(始発から終点までだが)、その上でほかの対象の乗り物にも乗り放題というスグレモノだ。意外と都バスが使えるんだよな。
ライナーからの景色は好きだな。舎人公園も真上から見渡すことができるので、桜の季節なんかは意外といいスポットかもしれんな。
さて、ライナーから都電荒川線に乗り継ぐには、熊野前で降りねばな。熊野前という地名だが、辺りに熊野神社とかはない…昔はあったのだろうか?
曖昧だが、学生の頃に一度乗ったことがあったような…レトラなカラーリングの電車がやってきた。おや、これはもしや…?
やっぱり!「都電バラ号」だ!やったー!バラの咲く5月中のみ運行している、期間限定のラッピング電車だ。運よく一発目で乗ることができるとは。
都電は、荒川区から北区、豊島区、そして新宿区の早稲田までをつなぐ電車だが、この日は豊島区向原で下車。向原~大塚区間の沿線でバラ祭りが開催されているというのだ。そのバラの品種はおよそ500品種と、都内一とのこと。
赤いバラ、白いバラ、そして黄色いバラとどれもきれいで、何より香りがいい。
「香りのバラ」というくらいだ、顔を近づけてみると…ウゥッ!強烈ッ!
本当に沿線上にきれいに咲いている。都電の中のお知らせで学んだことだが、地元ボランティアの方々による日々の手入れの賜物なのだと。すごい!
カンカンカンと踏切の音がすれば、電車が近くを通るサイン。バラの近くにカメラを構えてシャッターチャンスを待つ…これな~。
さて…まもなく大塚に着いてしまうな。もうちょっとブラつきたいが…おや、むこうに「天祖神社」だって。行ってみましょう!
沿線から見えた矢印をたどり、くるりと境内に沿って歩くと正面へ。
境内にはさざれ石が置かれており、近くを歩いていた少年が「君が代」を口ずさんでいた。ちょっと渋くない?
御神木の夫婦イチョウ。こちらは雄木で、隣にいる雌木は、主幹が空襲による被災で途中で切られている。
拝殿前にはプランターにバラが植えられていた。こういったその町の名物やら何やらとつながりを感じられると嬉しい。
御朱印をお願いしようと授与所に行ったが、この日、宮司さんはせっせと支度をしており、おそらくこの後のご神事の準備をしていたのだろう。では改めますと言ったら、「すぐだから大丈夫ですよ!」とのこと。やたっ!
ご神事で訪れていたご家族にも一声かけ、また静かになった境内を後にする。
また沿線へ戻り、今度は大塚駅まで。その間、我こそはと咲き誇るバラを眺めつつ…
時折やってくる都電、次は何色の電車だろうかと楽しみながら歩くのだ。俺のお気に入りは、「あら坊」が描かれた都電。松尾芭蕉のマネしてるあら坊かわいい。
さてと…大塚駅から都電に乗って帰り道。どうしよう…このまま帰るのはあっけないような…ということで、一日きっぷをフル活用し、ぶらり途中下車の旅としゃれこみます。
結局この日は三ノ輪橋停留所までぶらりしてきました。ここは「関東の駅百選」にも選ばれている駅なのだそうだ。
さて、その前に飛鳥山で降りて一旦昼食にする。いいよな、飛鳥山公園。ここ最近になって何度か訪れているが、休憩するにはもってこいなのだ。この日も旧渋沢庭園でほんやら休憩。
昼食が終わったらまた都電に乗り、今度は梶原で途中下車。ここは都電の名物、都電もなかを扱っている「都電もなか本舗明美製菓」が目当て。和菓子好きだから、ついつい買いたくなってしまうのだ。
梶原から荒川車庫前まで乗って、一旦下車。乗った奴が車庫前までだったのか。しかしラッキーだ。ここいらはバラがとてもきれいに咲いていたのでな。
そんなんで、ついつい電車が来るのを待ってしまう。
車庫前まで来ると、けっこうな数の人がカメラを構えているぞ。ははぁ、車庫を撮るんだったり、やはりここいらのバラを撮るんだな?車庫内の都電の中に、マスコットキャラのとあらんが!
そこから三ノ輪橋を目指して再び都電へ。停留所に着いたら、ちょっと喉が渇いたので近くの珈琲館へ。ここから都電を眺めながら、おいしいコーヒーをいただいた。
いやぁ、バラとはあまり縁がなかったが、こんなにも見どころたくさんとはな。また来年は関東圏のバラ園を探してみるか…