8月の祝日「山の日」、残念ながら雨模様。そんな山の日から続くお盆休み。
ぼくは久しぶりに奥多摩へ向かいました。山旅で奥多摩エリアに行くのは、去年の三頭山以来です。今回の目的は、御岳山のレンゲショウマ!実は去年からずっと温めておきました。
…温めすぎて、ついつい色んな欲を足してしまいました。
どうも、スラ男です。
去年の2月に初めて御岳山に行った際に、次はレンゲショウマという花が見たい!という思いがあり、迎える平成29年の酉年式年祭に合わせて絶対に行きたいと決めていました。 だからこそ、準備は入念に…ぐおお!!寝坊した!?
■大岳山~御岳山(2017年8月13日) 目次
- 真夏の奥多摩を歩く、大多摩ウォーキングトレイル
- 巨岩と水に迫る、鳩ノ巣渓谷
- 豊かな森と滝に触れ合う、海沢探勝路
- 一転して濃霧、奥多摩三山の一つ大岳山
- 苔茂るロックガーデンと、雨の御岳山
- 再訪の武蔵御嶽神社、その堂々たる姿
- 雨に揺られる小さな花、レンゲショウマ
真夏の奥多摩を歩く、大多摩ウォーキングトレイル
さて、青梅線に揺られて今回降りた駅は、御岳山よりも後の古里駅。以外と長い電車旅のせいで降りる駅を間違えたのではありません。
今回の山旅を考えている時に、ふと御岳山のロックガーデンも見頃だということを思い出しました。そうか、じゃあついでにロックガーデンも堪能しようじゃないかと思ったら、待てよ、それなら隣の大岳山も行けるのでは?
さらにさらに?大岳山に行くのなら、前から気になっていた海沢探勝路を通っていけばいいんじゃあないか?
ということは?古里駅起点の大多摩ウォーキングトレイルも絡められる!?と、欲に欲をかいた結果、今回のロングトレイルが決まったわけです。
となれば…前月の女峰山に続き、結構な距離を歩くことは必至です。古里駅から目の前にはセブンイレブンがあるので、ここで物資調達を入念に。
…しかし、さすが奥多摩、コンビニで薪と炭が売っているとは(;・`ω・´)
まずはセブンイレブンから青梅街道を歩いていきます。街道をしばらく歩くと分岐に差し掛かるので、この分岐を左へ。
これより大多摩ウォーキングトレイルの始まりです。
序盤は車道を歩きますが、この寸庭橋を超えてからは一転して山道となります。苔むした風景にブラウンはよく合います。さあ行こう。
前日は雨、当日は曇りということで、きれいな川も濁ってしまっていました。5月頃の緑のきれいな時季にまた見てみたいものですが…
寸庭橋を渡りきり、いよいよ登山道へ!
ウォーキングトレイルという割には、ガッツリ登山道ですね。雨のせいもあって湿った地面とびしょびしょの葉っぱとクモの巣が容赦なく襲いかかります。
さっきまで奥多摩の町中にいたのに、いきなり太古の世界に飛んできたよう。森があって水があって、苔のむす世界にウットリ…(*´ω`*)
雰囲気ある場所に出れば、橋の音がカンカンと小気味よい。大好きな映画『ジュラシック・パーク』シリーズを思い起こさせます。
すぐ足の下にはドバドバと滝の流れが!滝といえば、このコースを滝の撮影の練習にと思いましたが、湿度やら疲労やらでてんでうまくいかず。
どんよりした天気でも、逆に鬱蒼とした雰囲気が出てこれはこれで。
この古里駅から鳩ノ巣駅区間の松の木尾根では、展望台まで上がるため急坂を登っていきます。尋常じゃないくらい湿度が高く、既に汗だか何だかわからない水分がぼくの服を洗濯したての衣類のように濡らしています。
坂を登り終えたら展望台が見えてきました。衣服がもうびしょ濡れ。
眼下には赤く目立つ鳩ノ巣大橋と、山の谷間に広がる奥多摩の町並みが見渡せます。しかし上空は真っ白…これは展望は期待できそうにないなぁ(´д`lll)
都心では青空だったようですが、ここ奥多摩の「都森」では霧深いスチーム登山を余儀なくされそうです。湿気もそうだけど、水の中にたろうを落とさないようにしないと(笑)
巨岩と水に迫る、鳩ノ巣渓谷
さて、展望台まで登ってきたのはいいものの…なんだか天気に振り回されそうです。早くもミストサウナ的な道中により体力を消耗してしまいました。そんなぼくを癒やしてくれるのは、この時季奥多摩でよく見るこのタマアジサイ。
アジサイにしては花期が長く、秋頃まで咲いているそう。なるほど、まん丸い玉から花咲くからタマアジサイ(^∇^)
次に目指す鳩ノ巣エリアへは、いったん市街地まで下りてきます。橋を渡ったらまたすぐに登山道に戻りますが。
橋の下を見てみると、巨岩のゴロついた豪快な景観が広がっていました。これは、期待も急上昇!この先の景色も間違いなし!ん…??
あんなところに釣り人が!!
橋を渡りきったら、道標に従い次の分岐は怪しげな左側へ。
名前ですぐに気に入った絶景カフェの「ぽっぽ」。営業は10時からなので立ち寄りはできませんでしたが、タイミングが合えば絶対寄りたいところ。
坂を直進したところで涼し気な空間が、と思ったら、なるほどこれが双竜の滝です。ヒーリングスポットとはよく言ったもので、確かにこの涼しさは癒やされてしまいます。
いかにも「ここから撮影してください」と言わんばかりの岩の上からは、この先にある鳩ノ巣小橋と渓谷の景色がセットで見られるので、オススメのスポットです。
このジュラシック感溢れる鳩ノ巣渓谷をずっと見ているだけで癒やしになりますねぇ…雨が多かったせいか、流れも豪快な音を響かせています。
鳩ノ巣小橋とたろう五人衆。
しかし、無念にもほどがあります。この日のたろう写真はここまで…!理由は予想以上の疲労と、天気の崩れ。それだけが心残りです(ノ)゚Д゚(ヽ)
それを知るのは、登山が終わってから。まずは橋を渡ってみましょう。やっぱり人気スポットみたいで、前の人達もカメラでパシャパシャ。
いいアングル!というか、ジュラシック感溢れますね!ぼくにとって「ジュラ感」とは、ジュラシック・パークに出てきそうな風景のことをさすので、その範囲は広い。
奥に見えるのは先ほどの鳩ノ巣小橋ですね。あちら側のほうが両側の岩壁が狭まっているので、より渓谷感が強い気がします。好みの問題かな?
天気と雨の影響で、川は濁っていますが…これはこれでジュラ感ry…
この鳩ノ巣渓谷はいい意味で予想を裏切り、お気に入りの場所となりました。アップダウンもなく、終始気持ちよく歩けた場所なのもグッドです。
この先は白丸ダムがあり、また新しい景色になることを楽しみに思うけれども、同時にこの渓谷歩きが終わってしまうことを残念に思うくらい。
豊かな森と滝に触れ合う、海沢探勝路
次の目的地への期待を胸に、まずは白丸ダムの脇を通って先へ進みます。
この遊歩道は平坦な道が続くので、しばし休憩しながらのウォーキングです。 天気が天気なら、もっときれいな白丸湖の色が見られると思います。
あっ!白丸湖でのカヤックかな?水は怖いけど、ああいうアクティビティには興味があります。
数馬峡橋が見えてきたら白丸湖も終わりです。あっという間の湖畔歩きでした。この後橋の手前まで上がり、奥多摩の山も木も、川までも全部が緑という風景を堪能します。奥多摩に対するぼくのイメージそのものです。
さて、数馬峡橋より先は「アースガーデン」というレストランの横を通過し、数馬峡遊歩道へと入っていきます。謎のキノコに歓迎され、ジメッと感が増した気がします。
トンネルを抜けてドンドン進みます。トンネルといえば『千と千尋の神隠し』じゃないですけど、振り返っちゃいけない気がしませんか?
白丸湖、数馬峡と二つの遊歩道を歩いた先、いよいよ海沢探勝路を目指して歩いていきます。
遊歩道終点にある目印の発電所からは、多摩川南岸道路に合流します。次の目印はアメリカキャンプ村です。 しかし、この先に待ち受ける海沢に、アドレナリンはドバドバ、疲れも吹き飛ぶ…はず。
「海沢の三滝」の看板が見えました。おや?確か海沢は四滝だったはず。看板の間違いではなく、その謎は後で解けます。
アメリカキャンプ村へ向かう車に次々と追い越され、ファミリーで賑わうキャンプ村を過ぎた先でまたトンネル。手前にはきれいな流れが見えています。
それにしてもこの林道、長い。
林道をたっぷり歩いて一時間。道中、何度もツアーのような車に追い越されましたが、それはこの先で出会うキャニオニングツアーの車でした。
ようやっと着いたぁ~!いよいよ海沢渓谷で滝めぐりの始まりです。
と、その前にここで小休止。今までの疲労を吹き飛ばすために、マストなアイテムを今回持参しています。それが羊かん。
海沢渓谷へ入る前の東屋では、先ほどのキャニオニングツアーの団体が今か今かと出発の準備を整えていたので、彼らより先に出発しようと慌てて羊かんを食べようとしたら…
土の上に羊かん落とした。(`;ω;´)
ここらの土はどこもカブトムシの巣箱の臭いがするのにチクショウッ!泥をパッパッと除けて羊かんを頬張りました(`;ω;´)ウマー
それはともかく、先ほどの四滝について。海沢の滝は通常見られる三滝のほかにももう一箇所滝があるため、全部で「海沢の四滝」とのことですが、実際にはその四番目の滝へのルートがなく、観光で見られるのは三滝までとなるので「海沢の三滝」と呼ばれているようです。
渓谷に入ってまず最初に見えていたのが、この三ツ釜の滝です。その名の通り三段構えの滝ですので、見応えも十分!
できればこの雰囲気最高の滝の道を、ゆっくりじっくり歩きたいのですが…後続のキャニオニング御一行は、皆さん露出の多い水着ですから、いかんせんそばを歩き辛いのです(;・`ω・´)
この滝壺が「釜」。荒ぶるセミの鳴き声、そよ風の音、ドバドバと水量の多い滝の轟音…どれをとってもいいですねえ。
ところで、ここ海沢はキャニオニングで人気のスポットだそうで、何組もの団体がこの日訪れていました。キャニオニングって、ウェットスーツ必須なのかと思っていたのですが、そうでもないのでしょうか?半裸の方がほとんどでしたが…
次なる滝を求めて、好みの登山道をグングン進んでいきます。お次はネジレノ滝。前情報によれば、この滝を正面から見るのは難路を通らなきゃならないとか。
ちょっと難しかったので、ネジレノ滝は先へ進む登山道からチラ見することに。おおー、あの滝ですね。あら、ここでもキャニオニングかな?
段々と重なる根っこの登山道は、見た目よりも歩きやすいけど…?辺り一帯がカブトムシ臭なものですから、嫌な思い出がフラッシュバック。羊かんェ…
この先は大滝を目指して進みます。道もゴツゴツしてきてまるでアスレチック!
目の前にある一枚岩は、悪天候や濡れている時は要注意です。だが一枚岩よ、何も濡れているのはお前だけじゃないぞ。ぼくのほうが濡れている…
一枚岩は、ちょこっとついている足場を見逃さずに、慎重に登っていきます。
広場的な空間に出たら、大滝方面へ下っていきましょう。
先の二つの滝よりも、遥かに大きな音が響き渡ります。大きい滝、シンプル・イズ・ベスト、この日のご褒美と言わんばかりに名瀑が待っていました。
先ほどまでのジメジメした空気が一転し、ヒンヤリとした清らかな空気が満ちています。大滝を正面に休憩していると、脇にいた団体さんが滝壺へ。
いったーーー!!!(≧▽≦)
気持ちよさそうです。誰もいない温泉に飛び込むのと同じような感覚なのかな?いや、もっと爽快か。いや、見てても気持ちいいですねえ。
海沢探勝路から大岳山までのルートから少し寄り道となるこの大滝ですが、ぜひぜひオススメの立ち寄りスポットですね。
いいものを見たせいか、登り返しもどことなく緑が輝いて見えました。この先はいよいよ大岳山です!ちなみに、この日最初に登る山になります(笑)
しかし!!注意したいのがこの先の大岳山までのルート…
悪路なんだよなぁ…
一転して濃霧、奥多摩三山の一つ大岳山
さて、悪路と言っても、その人の感じ方によって印象は変わりますよね。ただ、道も細く崩落地帯もあり、草木の生い茂る中をガサゴソと歩くものだから悪路で間違いはないと思います。後、ひと気がなさすぎ。
高い湿度により濡れる草木が、この悪路に拍車をかけてきます。ただ、沢沿いを歩くので景色は抜群です。早くもロックガーデン登場か?
渡渉を必要とする場所も多く、崩落のせいか一瞬道を見失うこともありました。しかし、ネットでは言うほど悪路じゃないとの情報が多く、自身の未熟さを痛感します( ´>ω<`)
そして…トドメと言わんばかりに、ここから急登が始まってしまいました。充満した湿気のせいかいつもよりも疲弊が早く、水の減りも気になります。山頂までの足取りは重いけど、ここが正念場!大岳山に到達さえできれば後は下り道なんだ…頑張るしかない!
何度も小休止をはさみ、急坂に負けじとよじよじ登る。ようやっと尾根に取り付いたかと思ったら、オワァァァ!!また霧だぁぁ!!
御前山方面からの尾根道に合流できました。ここまでくればもう大岳山山頂は目前。霧の立ち込める中を進み…ついに!!
大岳山の山頂へ到着~!
さすがですね、海沢探勝路からの悪路コースでは一人としかすれ違わなかったにも関わらず、この賑わい。そしてお楽しみの展望は?もう答えは出てるけども?
あんまりだァァァー!!ヒィィィ
去年の陣馬山に続き、ぼくは奥多摩の山とは相性悪いのかも…(´・ω・`)
標高1,266mの大岳山は、先ほどの御前山や三頭山と同じく、「奥多摩三山」の一つに数えられます。御前山はカタクリで有名らしいので、春先に行ってみたい。
ここまで登った達成感というか安堵というか…疲れは一気に吹き飛びました。もうちょっとのんびりしていたいけど、霧は晴れそうにないし人も多いし行こうかなぁ。
もうこの先もずっとこんな感じの景色が続きます。霧の景色はそれはそれでレアですが、視界が悪くて困りますね。おまけに音にも敏感になるので、この時さすがにヤバいと思った事件も起きました。
この先、右側の茂みから「ブヒッ」という鼻息と物音が!!まさかイノシシ!?
おう何で茂みからーーー!!!
茂みから出てきたのはオレンジ色のおじさんでした。うっかりブヒッと言ってしまったのでしょうか?おかげで心臓がキュッとなりました。これが世に言う「オレンジ事件」です。全力で逃げるんだッ!!
霧はますます濃くなり、建物も視界にいきなり現れるほど。これに結構驚いてしまい、映画『ジュラシック・パーク3』にて、霧の中からプテラノドンが登場した時の恐怖も納得してしまいます。
大嶽神社付近のちょうどいい広場では、何人かの登山者が休憩していました。この霧だと休憩するにもちょっとおっかない。
この神社の狛犬はユニークな形状をしているとの情報で、見逃さずにパシャリ。昨今の山コーデよろしく、バッチリ決まっています。誰のだ?
この大岳山荘は現在使われていないそう。こんな雰囲気だから余計に怖い…
ちょっとしたアスレチックもありました。濡れているため足場がよろしくなく、ツルッといかないように慎重に進みます。
これまで歩いてきて距離が長かったせいか、大岳山からロックガーデンまでの道中は以外にあっさりという感覚でした。これが逆コースならもっと手応え足応えがあったのかもしれませんが。気持ちの余裕もあるかも?
苔茂るロックガーデンと、雨の御岳山
ロックガーデンへの分岐が見えてきたら、すぐに人で賑わう綾広の滝が見えてきました。この辺り、去年は雪に埋もれていた景色だったから、まるで初めて見た景色みたいです。
綾広の滝の魅力は、なんといっても滝の真下まで行けるところ。ひんやりと、時にびしゃびしゃと気持ちのよい場所ですね。
続々とやってくる観光客と入れ違い、綾広の滝を後にします。ロックガーデンは綾広の滝スタートだと下り道となるので、逆コースのほうが巨岩が迫り来る景色をより味わえます。ぼくも進んでは振り向くを繰り返しです。
ロックガーデンは周遊できるため、すれ違いも多いですね。ただ、苔と湿度、さらにはポツポツと降ってきた雨により足場が悪いので、すれ違いざまにうっかり川ポチャしないようにしなければ。
空気がひんやり気持ちいい。やっぱり来てよかった、盛夏のロックガーデン!
途中にある休憩所では、ご覧の賑わい。夏休みということもあって子どももたくさん見かけました。いいねえ、自然をたっぷり味わってほしいよね。
雑誌とかでよく見かける構図は、おそらくこの辺りと思いますが…ここらから急に雨の勢いが増してきた!ぬおおお!
足早に坂道を登り、天狗岩を見上げます。やはり天狗はイイものだな。
天狗岩の分岐点では、七代の滝へ下るか、長尾平方面へ上がっていくか。せっかくだから滝めぐりをしたかったけど、一刻も早く神社へ行かねば。
速攻のブラック・ニンジャばりのスピードで、長尾平を通過し、武蔵御嶽神社へ。
この日、多くの観光客が雨具なしで雨の犠牲となっていました…登山者の多くは、レインコートや折り畳み傘などでバッチリ対応。さすがです。ぼくは寝坊して雨具を忘れたマヌケです。
さて、この日のお楽しみであるくるみそば。この雨で混雑していましたが、こういう時単独だとスルリと入店できて楽なものです。
以前もお邪魔しましたこちら紅葉屋さんのくるみそば。これが本当に美味しいから、またまたやってきてしまいました。今度は大盛りで注文し、この後のレンゲショウマにむけて最後の補給です。
再訪の武蔵御嶽神社、その堂々たる姿
大満足のくるみそばでお腹を満たした後は、締めのレンゲショウマを見に行く前に、改修工事を終えたばかりのピカピカの神社へ立ち寄ります。
去年はビニールシートに包まれており、その堂々たる姿を見られませんでしたが、ついに目の前までやってきました!雨も興奮しているのか、勢いを増します!やめろォ!
水も滴るいい狼、そのカッコイイ姿は相変わらずです。さっきまでぼくも雨水だか汗だかわからない水で滴っていたんだぜ。つまり、この後の温泉に入ることは必至だったわけです。
今年、神社の改修工事が終わってピカピカの社殿も…迫力は満点でした。
今年の式年大祭中は、このように限定御朱印がいただけますよ。狭山でこのポスターを見た時に、これぞご縁と確信しました。
武蔵御嶽神社の裏手には、きれいに咲いたヤマユリや、ここにもレンゲショウマが咲いていました!ここで初めてのご対面でしたね。
神社裏手には奥宮の遥拝所もあり、以前登った奥の院が見える…ハズだッ!
悔しさのあまりこの表情。また来ますッ!!
雨に揺られる小さな花、レンゲショウマ
ここ御岳山は「レンゲショウマの群生地」として日本一を謳っています。群生地の富士峰園地は、ケーブルカーで登ってきた御岳山駅のすぐ近くにあります。まずは御岳ビジターセンターの先にある分岐路を目指します。2月には裸だった神代ケヤキも、この時季ではタマアジサイを従えご覧の迫力。
富士峰園地では、およそ5万株ものレンゲショウマが咲き誇るとのことですが、ビジターセンターの情報によれば見頃はもうちょっと先のようです。
お目当てのレンゲショウマ!ここまで長い長い道のりでした。雨ならでは、雫つきで雰囲気が出ますねぇ。
レンゲショウマと一緒にくっついている玉っころが蕾なので、あれがポンポンと咲いた景色を想像すると…すごいことになりそう。この花は下を向いて咲きますから、必然的にローアングルに。雨だと辛さが倍率ドン!さらに倍!
下の景色を見ようにも、温泉地かな?というようなモクモク景色。ちなみに、後日ビジターセンターのHPで確認すると、この頃の咲き具合は全体の2~3割ほどだったそうです(´ε`;)
片道100円のリフトに乗って、ケーブルカー駅まで一気に下りていくぜ。ちょうど雨が弱まっていてよかったけど、この後また降ってきました。
この日はさすがにケーブルカーで下山しようと考えていましたが、駅から続く人!人!人の列!…これは乗れないかなぁ~。どう考えても列を待っている時間がもったいなかったので、また徒歩で下山。
つくづく乗り物運を持ち合わせていないようです。トホホ。徒歩だけに。
予定通り30分ほどで下山し、滝本駅のバスにドンピシャでした。ただ、ちょうどケーブルカー勢も降りてきたところで、ギリギリセーフ!
行きに通り過ぎた御嶽駅にゴールです。相変わらず厳しい表札ですね。超好き。バスを降りる際に「ホリデー快速間に合いますよ~」とありがたいアナウンス。
ホリデー快速を迎え撃ち、このまま帰宅…はせずに、下山後のお楽しみである温泉へ向かいます。さすがにこの日の汗、虫、疲れのままではいけません。
せっかくの快速電車をすぐに乗り捨てるのはもったいない気もしますが、青梅線の途中にある河辺駅からすぐのこちら、「河辺温泉 梅の湯」で締めます。
御岳山・奥多摩帰りに~と謳っているだけあって、きれいで多種多様の温泉が最高に気持ちいい。よくお世話になっている登山ブログでオススメとあったので、今回立ち寄ってみて大正解でした。ありがたや。
東京都心と対比するならば、まさしく東京都森・奥多摩。いつどの季節、どのプランを立ててもこれからも楽しめそうです。