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なまけたろうと登山ブログ

【雑記】登山におけるグミの有用性、グミは行動食になるのか

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3時のおやつといえば文明堂のカステラが有名ですが、ぼくは専らグミでした。そのおかげで、幼少期から現在まで変わらずグミが好きです。キリンさんよりもゾウさんよりも、もーっと好きです。

今回は、そんな大好きなグミを、大好きな登山に落とし込んでみようと思います。登山×グミ、この組み合わせはただ甘いだけじゃない…?

 

どうも、グミ男です。もといスラ男です。

 

幼少期から変わらず好きな三つのものがあります。一つはぬいぐるみ、一つは恐竜、そしてあと一つがグミです。

気づくと毎回の登山にぬいぐるみとグミ、好きなものばかり持っていました。今回はグミに焦点を当ててレポートをまとめたいと思います。

 

■登山×グミ

 

登山にグミを持っていきたい!

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UHA味覚糖のコグミ。小粒で食べやすく、量も十分の嬉しいグミ

 

山に自分の好きなものを持っていきたい!そう考えるのはごく自然なことですよね。その中で、必要か不要か、あると役立つと思うものを選び、ザックに詰めて出かける。そこにぼくは必ずグミを忍ばせます。

グミというお菓子は、比較的どこでも手に入り、なおかつ安価。山旅の前日に買うのを忘れてしまっても、コンビニや駅の売店などで調達できるのでどこにもない!というものではありません。そして何より美味しい。美味しいは正義。

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明治の果汁グミ。通称「グミ界の王様」

 

加えて、かさ張ったり形が崩れてしまうものでもないので、複数購入して適当にザックに詰め込んでも心配はありません。これを自分の好きなタイミングで、好きな景色を見ながらつまむ。う~ん美味しい。

また、最近のグミはジップロック形式になっているものが多く、保存面においても安心です。気軽に開封できるし、食べた後は中に他のゴミを圧縮して入れてしまうこともできます。

 

グミは腐るものではないし、後述しますが行動中のエネルギー源としてもなかなかの期待値。携帯性も抜群でコストパフォーマンスも高いとなれば、登山に持っていくものとして上位に食い込む可能性を秘めているのではないでしょうか?

しかし、結局のところ一番の理由はやっぱりグミが好きだから。これに勝る理由はありません。というわけで、ザックにグミを詰め込んで、いざ山へ。

 

行動食としてのグミ

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カバヤのタフグミ。ハードタイプで噛み応え抜群!腹持ちも良い

 

登山やハイキングは、日中動き続け体力を消耗する趣味ですので、どこかで体力を回復させなければなりません。その方法として適度な休憩やこまめな水分補給、あるいは大きく時間をとって食事をとることなどが挙げられます。しかし、その合間に、全く何も食べないというのは現実的ではありません。

そこで「行動食」の登場です。行動食は、簡単にいうと登山の行動中に簡単に食べられる食糧のことです。携帯性に優れ、高カロリー&高たんぱくなものが望ましいとされます。また、疲れを回復させるため適度な糖度や、汗をかくため塩分補給できるものなども候補に挙がります。

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ノーベルのペタグーグミ。個人的最近のヒット商品。硬くて美味しい!

 

ではグミはどうでしょうか?確かにグミは甘いものから酸っぱいものまで味は様々ありますが、そんなに高カロリー&高たんぱくなイメージはありません。ですが、もぐもぐと噛むお菓子のため、ある程度の満腹感と、グミによっては腹持ちがいいものもあるので、一概に「グミは行動食に向いていない!」とはいえないように思います。

ただ、サプリタイプのグミや、エネルギー補給に特化したグミなどもありますので、美味しさと栄養面、そして好みであるかどうかのつりあいによるところが大きいですね。例えば登山中、体力回復のために持ってきた栄養特化のグミがとてもマズかったら…?

 

子どもも大好き!グミはエンターテイナー

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春日井製菓のつぶグミ。いつも息子に真っ先に食べられる…

 

そうそう、ぼくは子どもと親子ハイキングをすることが多いので、グミは子どものおやつとしての役割も果たします。幸い息子、娘は大のグミ好き。将来有望のグミラーです。「つぶグミちょっとちょうだいよ」というと、本当にちょっとしかくれません。それでこそグミラーだ息子よ。

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隠れてグミを食べる息子。待て、それはおやつだ

 

ただ、あまりにもグミが好きすぎると、登山を始める前に食べ尽くす…なんてことがしばしば起きます。柱に隠れてつぶグミをむさぼる息子スラ坊。いや、グミ坊。

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凍らせたみかん味の果汁グミ。冷凍みかんは美味しい、なればこそ

 

ところで、意外に知られていないのですが、グミって凍らせると美味しいんですよ。このことについては賛否両論なので掘り下げはしませんが、ぼくは凍ったグミが特に好き。凍らせることによって口に入れた瞬間のひんやり感と、噛み応えがアップ!そしてだんだんと口の中で噛めるようになっていくのがもう本当好き。

もちろん、グミにもそれぞれの特長があるので、全てのグミが凍らせると美味しいかは別の話です。中には噛めなくなるグミもあります。ただし、凍らせることによる利点もあります。

夏場の山にグミを持っていくと、腐りはしませんが暑さで溶けますそうなるとグミ同士がくっついたり、ベトベトになったりと、あんなに好きだったグミを嫌いになってしまうおそれがでてくるのです。そんな時、家の冷凍庫で凍らせておいて、行動時は保冷バッグなどにしまったおけばいい感じにグミの状態を維持できるのです。やった~~!!

 

超個人的、推しグミのご紹介

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つぶグミは量感・味・食感のバランスがgood!

 

ここからはぼくの超個人的感想でグミをご紹介します。まずは春日井製菓つぶグミから。

つぶグミはいわゆるゼリービーンズタイプのグミで、柔らかいグミが固めにコーティングされているのが特長です。そのため、噛んだ時の食感が良く、また味の種類も豊富。価格に対して量も多めなのでコストパフォーマンスに優れます。

ただ、暑さに弱く、夏場に長時間携帯しているとグミ同士がくっついてしまい、食べにくくなってしまう弱点があります。ゼリービーンズタイプのため、凍らせるのにも適していません。カチカチに固まってしまいます。

量感、味、食感、そしてコストが非常に優れたグミなのですが、上述の通り気温に弱いため、このグミを登山に持っていくのであれば秋冬がおすすめです。

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果汁グミは万能グミ。しかしそれゆえに…

 

続いては、キングオブグミと名高い明治の果汁グミ。グミの人気ランキングで必ず一位にいるグミで、このグミが嫌いという方はなかなかにレアだと思います。

主な味のバリエーションは、ぶどう、温州みかん、いちご、もも、マスカットで、たまにレアな味も見かけます。果汁グミの特長はなんといっても「これぞグミ!」という食感にあります。硬すぎず、柔らかすぎず、味はしっかり果物感が出ていて美味しい。暑いとベトつきはしますが溶けはせず、凍らせても非常に高いクオリティを発揮する万能グミです。

しかし、万能グミゆえに食べたいシーンが難しく悩みどころです。どこにでも出番があるため、「果汁グミ食べたい!」というよりは、「とりあえず果汁グミか」という選び方をしてしまいがちです。※個人の感想です。

ちなみに、みかん味は凍らせたグミ同士をくっつけるとまるごとみかんに変身します。これをひと口で食べるとあら不思議!顎が死ぬほど疲れます。

 

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見た目の面白さも強みのペタグーグミ

 

続いてはノーベルが出したハードグミ界の革命児、ペタグーグミ。名前の通り、ペタンコな形でグ~っと噛み応えのあるグミです。

グミにはハードタイプ、ソフトタイプ、キャンディタイプ、ゼリービーンズタイプと様々ありますが、こちらはハードタイプの中でもかなりの硬さを誇ります。ハードグミが大好きという女優の吉岡里帆さんも、テレビ番組内で押していたグミです。

このグミは凍らせると噛めなくなるので、冷蔵くらいでちょうどいい食感を維持できます。それほどまでにハードなので、よく噛んで腹持ちも期待できます。ただ、内容が少量なのは考慮したほうがいいと思います。ちなみに、写真のコーラ味がすごく美味しい。

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コグミは量があるから安心して食べられる

 

ぼくはUHA味覚糖のグミが好きで、子どもの頃からよく食べていました。今はもうありませんが、ウルトラマングミというグミがすごく好きで…今でもぼくのキングオブグミです。

その味覚糖御大が出したコグミは、小粒のグミが袋一杯に入っており、量感、味、食感、そして冷凍にも適しているハイパーグミです。また、味の種類も豊富で、組み合わせによって色々な味が楽しめるのも魅力の一つ。まあ、ぼくはザーッと食べてしまうのですが…

コグミは、上記のウルトラマングミに引きずられ、理想のグミを探し求めているぼくにとって、一番近い存在といえるグミかもしれません。味も弾力もそっくりで、欲をいえばコグミの大きい版、オオグミが出てくれたらもっとウルトラマングミに近づくと思うのですが…

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タフグミは、噛み応えもタフ!味もタフ!グミ界のキングオブタフ!

 

最後に紹介するのが、カバヤから出ているタフグミ。上述してきたグミの中では少しお高めのグミになりますが、キューブ状に酸っぱいパウダーがまぶさり、噛み応え、味わい、そして量感と腹持ちも非常に満足度の高いグミです。

基本の味はソーダ、コーラ、エナジードリンクですが、最近ではスポーツドリンクに特化した商品も見かけました。これが登山中に欲しくなる「酸っぱいもの」にベストマッチで、頼れる相棒グミとして重宝しています。

しかし、やはり夏場の暑さだと溶けはしませんが飽きてきますし、喉の乾きも促します。味の少なさが裏目に出た感じでしょうか。逆に秋冬だとちょうどいい感じに食べられます。凍らせてはダメ、ゼッタイ。

 

最後に、グミを山に持っていくことについて

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グミは美味しいし、携帯性、保存性もいいし、何より好きな食べものです。登山に持っていく行動食としての機能は十分じゃないかもしれませんが、美味しくて好きなものを山で食べる、重要なのはそこです。

そのために下調べや持ち物のチェック、基本的な体力や装備などは入念にして、山でのおやつとしてグミを食べられたらいいんじゃないかなぁと思います。