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なまけたろうと登山ブログ

【栃木】三毳山 満開のカタクリと桜の家族ハイキング

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春本番にはまだちょっとだけ早い3月下旬。標高の高い山々は雪に覆われ、冬山は行かないという方々は登山のオフシーズンかもしれません。

しかし、標高の低い山、いわゆる“低山”では、2月頃より春を呼ぶ花々が芽吹きを始めています。低山をメインターゲットとするぼくにとっては、この2月から3月の間こそ山真っ盛りといえそうです。

春の花探しはイチゴ狩りとセットで楽しめる、南栃木の低山へ。

 

どうも、スラ男です。

 

今回は、以前から何度か訪れている栃木県佐野市栃木市にまたがる三毳山(みかもやま)へ家族でハイキングした時のお話です。三毳山は何度来ても楽しい、お気に入りの山です。

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三毳山は全国でも有数のカタクリ群生地。ここを訪ねるのは毎回この時季(3月下旬)なのですが、今回初めてカタクリに出会うことができました。

また、同時季には近隣のイチゴ農園も賑わいを見せます。いちご王国・栃木で、花と食と遊びを満喫する低山ハイキングへ。

 

■三毳山(2021年3月27日) 目次

 

イチゴ狩りとカタクリを見に三毳山へ

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三毳山へのアクセスは自動車が大変便利。東京から東北自動車道で空いていれば一時間前後、3か所の登山口にも駐車場が完備されているので安心です。

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着いたらさあ登るぞ!…というのも良いですが、せっかくのいちご王国。せっかくの旬ですから、イチゴ狩りを山旅のプランに加えてみるのも一つです。

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三毳山のすぐ隣にあるため「いわふねフルーツパーク」をリピートしています。定番のとちおとめからブランド品のスカイベリー、さらには“幻のイチゴ”なども楽しめるのがおすすめです。

おや、これは何イチゴだろうか。いや、たろうか。

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さて、イチゴ狩りを楽しんだら、三毳山を目指します。この山は一帯がみかも山公園として整備されているため、老若男女問わず安心して自然を満喫することができます。

ぼくのイチ押し低山は東京の高尾山ですが、次にすすめるとしたら三毳山を選びます。特に、春先にファミリーハイキングという条件付きなら三毳山に軍配が上がるかもしれません。

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ぼくたちも今回は家族で来ているので、毎度おなじみスラ坊(息子)に加え、スラりん(娘)も参戦。序盤こそぐずっていましたが、慣れてくると我先にと兄妹で競争。いいぞ!もっとハマれ登山沼に!

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階段を上った先の東屋でひと休み。すると辺りにぽつぽつとカタクリが!

大人ひとりなら見落としてしまうような景色も、家族でゆったりペースなら拾えたりする。それがファミリーハイキングの良いところだと思います。

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群生地へ近づくにつれ、山の斜面が淡い紫色に染まっていきます。最盛期かどうかは少し微妙なところですが、それでも一面カタクリだらけ。すごいすごい!

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観賞用のスペースも設けられているので、じっくりと楽しむことができます。

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ところで、カタクリのように春先に咲いて夏以降は地下で越冬する可憐な花たちをスプリング・エフェメラといいます。“春の儚いもの”や“春の妖精”などと呼ばれるそうですが、実はぼくの手元にも春の妖精らしきものが…いや、たろうか。

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念願の三毳山のカタクリに大満足。しかし、ハイキングはまだまだ序盤。冒険は始まったばかりなのです。

 

大展望と桜、自然と遊具のアスレチックが楽しい!

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カタクリ群生地から整備された階段を登り詰めていきます。落ち葉の集まりを見つけては足を止め、やる気スイッチが入れば一気に階段を駆け上がるスラりん。今のところアウトドアが大好きみたいなので、このまま成長してほしいですねグフフ。

スラ坊は今回お母さんのサポートをしてくれています。頼りになるね!

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辿り着いた山頂は、ちょうど山の中心部にある標高210mの中岳(なかだけ)。ここで休憩を挟み、体力の回復をば。

ちなみに、三毳山の最高峰は一帯の北端にある標高229mの青竜ヶ岳(せいりゅうがたけ)ですが、そちらは未踏。位置的にルートに絡めづらいというのがあってなかなか…

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中岳から先は露岩が多くなっていき、まさに天然のアスレチック!さらに、道中にはパラグライダーの発射場があり、ここの大展望は低山とは思えないほどの高度感が楽しめます。

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全部は見ていませんが、奇岩が数多くあるのも三毳山の面白いところ。写真はロウソク岩で、炎の形に見えることが由来だとか。

子どもたちに説明しても「(´・ω・`)フーン」みたいな顔しています。おい!岩は男のロマンだろがい!

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足元にはゴツゴツした岩ですが、頭上では可愛らしいサクラが見頃を迎えていました。まさに春爛漫。素晴らしいタイミングです。

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いったん車道を挟めば、山頂中継広場に到着です。ここがこの日一番のサクラの満開スポットでした。麗らかな陽気にサクラが良く合います。

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広場から少し登り返し、天狗岩や富士見台などの見どころを過ぎれば、今度は遊具のアスレチックが待ち構えています。登山道に突如現れるわくわく滑り台は、子どもが大喜びなのでたっぷり時間を使ってあげたいところです。

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滑り台の先には冒険砦があり、そこからさらに下には大きな複合遊具とふわふわドームでたっぷり遊べるわんぱく広場が。子どもたちはしっかりとハイキングしてきたはずなのですが、遊具を前に体力は全回復!無限に遊びます。大人はヘロヘロです(笑)

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わんぱく広場でたっぷり遊びたいけど帰りが…ということなら、駐車場までフラワートレインが運んでくれるのでご安心。ぼくたちもこれを利用して、ラクラク下山です。

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帰りに道の駅で佐野ラーメンに舌鼓を打ち、栃木の低山ハイキングを締めくくります。今回も非常に満足度の高い内容になりました。何度訪れても三毳山は最高の体験を提供してくれています。

 

三毳山の家族ハイキング、終わりに

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フルーツ狩りに花見、子どもたちが喜ぶ遊具と乗り物、そして程よいハイキング。三毳山はその全てがそろったまたとない低山といえます。

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栃木県でイチゴ狩りがしたい!というついでにしてはたっぷりと遊べてしまう、そんな三毳山。実はぼくが高尾山の次に多く訪れている山でもあります。今後も春の定番イベントとして、大事に登りたいところです。

 

次の山旅はどこに行こうかなぁ。