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なまけたろうと登山ブログ

【日光】小田代原 カラマツの黄葉、奥日光湯めぐりの旅

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今年もやってきました紅葉の季節が。 去年は雨によって、一昨年は台風によって流れてしまった両神山への紅葉登山計画。今年こそは…!と意気込んだものの、9月から10月にかけて発生した超大型台風のせいで、またもや遠のいてしまいます。

台風の通過から2週間後の10月下旬、栃木県の奥日光方面の紅葉が見頃とのニュースが入ってきたので、さっそく交通状況や登山道の状態を調べます。すると、奥日光・小田代原の辺りなら歩けそう。

今回は、黄金色のカラマツ黄葉が見頃の小田代原を散策し、二つの名瀑と極上の日光湯元温泉を楽しんできた時のお話です。

 

 

どうも、スラ男です。

 

今年9月に関東地方を襲った台風15号。特に千葉県に甚大な被害をもたらし、紅葉シーズンを控える鎌倉でもハイキングコース全域が通行止めとなりました。そんな9月の台風が記憶に新しい中で、令和元年10月、ハギビスと名付けられた超大型の台風19号が日本を襲いました。

今回訪れた日光市にも台風の爪痕が残っておりました。人気の観光地である戦場ヶ原では遊歩道の一部が破損して通行止めとなったほか、そもそも東武鉄道が運休となり、紅葉を目前にして痛手が心配されました。

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しかし、10月24日に東武鉄道は運転を再開し、戦場ヶ原に隣接する小田代原は通行止めがないとのこと。現地の紅葉も今年は10日ほど遅れているそうなので、なんとか見頃に飛び込むことができました。

ということで、紅葉シーズンの奥日光を舞台に無理のない軽ハイキング、そして温泉を堪能する山旅の始まりです。

 

■小田代原(2019年10月26日) 目次

 

紅葉見頃の奥日光、竜頭ノ滝へ

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自宅から日光へ向かう際は、朝一番の東武鉄道を利用します。秋から冬の間の山旅では、朝の冷え込みが最初の難関となるわけですが、始発電車の車窓から見える日の出を見るためならなんのその。本日の、心を奪われる景色第一弾です。

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都心から奥多摩秩父、丹沢方面へ電車で行く場合だと、最初の30分ないし1時間がぼくにとっては退屈な時間です。中央線だと青梅、西武線なら飯能、そして小田急線では本厚木の辺りから山の風景が見え始め、これから始まる山歩きの風景をグッと近くに感じさせてくれます。

しかし、埼玉から乗車する東武線の場合は、春日部の田園風景から双耳峰が際立つ筑波山、佐野の辺りから里山が車窓に近づきます。栃木からボックス席の東武日光線に乗り換えれば、旅情がさらに引き立てられるのです。

深田久弥さん著書の『日本百名山』の中で、中央線のどこどこの辺りから見える山の風景が好き~なんてニュアンスの文章を綴っていたかと思いますが、ぼくにとってはこの東武日光線から見える日光連山の風景がそれです。

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決まって東の窓側に座り、ここで朝のエネルギーを補給しながらうっとり。すると、鹿沼を超えた辺りで、西側に独特の…言ったら両神山のようなギザギザの山塊が見えてきました。地図を確認すると、あれは古賀志山(こがしやま)のようです。

登山ブログで何度か読んだ山だ…その山容に一目惚れしてしまい、行ってみたい山がまた一つ増えてしまいました。

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7時40分頃に東武日光駅に着いたらトイレを済ませ、まずやることといえば女峰山(にょほうざん)を見ること!霧降高原から続く雄大な稜線は、日光市街地を見守っているよう。

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さて、日光の山旅というと春か夏に来ることが多く、秋の、しかも紅葉が見頃の時期に来るのはほぼ初めて。ここで気になるのが渋滞情報ですよね。この時間だといつもはまばらのバス乗り場ですが、すでにバス待ちの列ができ始めており、導線まで設けられています。

そういえば、紅葉シーズンの日光の情報を集めている時に、始発のバスに乗れない!とブログで嘆いていた方のことを思い出します。というのも、始発のバスはすぐ近くのJR日光駅から出ているため、そこで満車になってしまう恐れがあるからです。JR日光駅のほうを見てみると、確かに列ができていました。

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これはもしや…!?と心配していたら、臨時便でしょうか、東武日光駅からも始発のバスが出てくれました。ホッとひと安心、バスの一番前の席を確保し、道路渋滞もなく快適なバス旅を満喫できました。

臨時便については確実な情報がなかったため、心配な方は東武日光駅からJR日光駅まで移動してバスを待つのも一つだと思います。

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奥日光の紅葉がドンピシャで見頃という前情報でしたが、乗客のほとんどが降りたのはいろは坂の途中にある明智平バス停でした。明智平といえば華厳ノ滝(けごんのたき)を見下ろすことができる展望台があり、奥日光屈指の紅葉名所としてガイドブックで紹介されています。

目的地である竜頭の滝バス停で降りた乗客は、意外にもぼくを含めて数人。渋滞と混雑を覚悟したスタートだっただけに、拍子抜けです。

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竜頭ノ滝の紅葉は目の覚めるような眩しさで、奥にそびえる男体山の迫力と合わせていきなり高揚感を得ますね。紅葉だけに

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大きな岩によって流れが二分され、その様子が竜の頭に見えることが由来と言われる竜頭ノ滝(りゅうずのたき)。台風の後ということもあって見応えのある水量です。

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竜頭ノ滝沿いに滝見の遊歩道が設けられています。これだけの紅葉ですから、もっと混雑するかと思いきや…もしかしたら被災後の自粛ムードが一つの要因かもしれません。実際、今回の旅でもとある施設の方が「いつもよりも少ない、今が見頃だからもっと来てほしい」と複雑そうに話してくれたのが印象的でした。

 

湿原の金屏風、カラマツ黄葉の小田代原

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竜頭ノ滝の最上部まで進むと、いったん車道を挟んでハイキングコースへと続きます。この辺りの紅葉は本当にきれい!

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日光にももちろんクマが生息しています。今年はなんと有名観光地である世界遺産日光東照宮でもクマの目撃情報があったとか。秋は冬眠前のクマが食料を求めて活発動く時期です。熊鈴をリンリンと鳴らしながらハイキングコースへと入っていきます。

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黄金色のカラマツが立ち並ぶこの辺り、説明板によると奥日光のカラマツ林は数少ない天然林なんだとか。カラマツ林は火山灰や礫の積もったところなどにできることが多く、また湿原の中に最初にできるのもカラマツだそう。

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カラマツ林を過ぎると、いよいよ小田代原(おだしろがはら)の入口です。

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落ち葉を踏む音を楽しんでいたら、足元にキノコがたくさん生えていました。たろうはキノコがよく似合う。ぼくのブログを見返すと、たろうとキノコが一緒に写っている写真が多い(笑)

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途中で展望スペースがあり、目の前に太郎山(たろうさん)が。

2年前の冬に戦場ヶ原を歩いた時は、真っ白い雪と真っ青な太郎山が対照的な風景を生み出していました。いつか行きたいなぁ、山ほどのたろうと一緒に。たろう山

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しばらく歩いた先、シカ避けのゲートをくぐればいよいよ木道です。

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木道は二手に分かれており、ぼくは小田代原の名物である「貴婦人」と呼ばれるシラカバが見たいので、左側へ進みます。

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しかし木道はすぐに終わってしまい、再びシカよけのゲートをくぐります。しらばく舗装路を歩いて、立派なトイレのある小田代原バス停を目指します。

奥日光の山並みと湿原の草紅葉、そしてまるで金色の屏風のように立ち並ぶカラマツの眺めはいつまでも見ていられそうです。

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ふと、金屏風の中に一本だけ際立つシラカバが目に留まりました。

あれが噂の「小田代原の貴婦人」でしょう。紅葉の風景だけでなく、朝靄が立ち込める幻想的な風景などを求めて、多くのカメラマンに人気のスポットのようです。

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そして、長雨や大雨、台風の影響で生まれる超限定的な風景が小田代原にはあると言います。それが、「幻の湖」と呼ばれる小田代湖です。

ざっくり言ってしまえば、湿原にできた巨大な水たまりなのですが…台風から2週間経過しているため、小規模なものとなってはいますが、これも一応小田代湖(もどき?)なのでしょうか。

初めて行った小田代原で、しかも紅葉とセットで小田代湖が見られるとは。水面に映し出された「逆さ貴婦人」、これは絶景です。

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トントンと小気味良い音を立てながら木道をぐるり、貴婦人を中心に太郎山、男体山、そして大真名子山、小真名子山と背景が変わっていきます。草紅葉に貴婦人、そして金屏風の後ろにそびえる日光連山と、ぼくが見たかった景色がいっぺんに流れ込んできます。もうお腹いっぱい(;´Д`)

 

爽快な戦場ヶ原、豪快な湯滝

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小田代原の終盤では、黄金色のカラマツの下を歩きながら最初の分岐路に合流します。ここからは細い木道を歩いて戦場ヶ原を抜けていきます。

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小田代原、戦場ヶ原の紅葉は黄色がメイン。

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戦場ヶ原につながる分岐にたどり着きました。10月26日時点では戦場ヶ原のメインルートが通行止め(途中までは行けますが通り抜け不可)となっていたため、人通りはまばらでした。

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泉門池に着くと、休憩している方が数名。ぼくもいつ休憩しようか悩んでいたところでしたが、ここは通過しちゃいます。

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泉門池から先は2年前の冬にも歩いたコースですが、その時は猛烈に雪が積もっていたためかなりの苦戦を強いられました。雪で木道が見えず、加えて新雪だったから真ん中の溝に足がはまっちゃったり…(;´Д`)

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戦場ヶ原から湯滝へ向かうルートもまた、台風被害により通行止めです。ここから先は、いったん光徳入口まで出てそこからバスに乗るか、あるいは山王峠方面からぐるっと大回りもできそうですが…

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光徳に向かう途中、樹林帯を抜けると視界が一気に開け、目の間には男体山(なんたいさん)の雄姿が!これはすごい!

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正味10分の区間でしたが、ここの木道は最高に気持ちが良かったなぁ。

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時間を計算すると十分余裕があったので、光徳入口からとりあえず山王峠方面へ進んでみることにします。鹿よけのゲートを通って、人の気配が全くしない山の中へ……

 

 

やっぱりやめよう(-_-;)

 

 

日があまり当たらず道の状態も悪いし、何より静かすぎて怖い。引き返したところで会った女性ハイカーとも情報交換をしましたが、この後で女性も「やっぱり私もやめました(笑)」と戻ってきました。

よく考えたら、今回「まるごと日光 東武フリーパス」を使っているので、バスは乗り放題でした。

 

■日光旅のオトモに

tabi.tobu.co.jp

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湯滝に着くと、一気に観光客が増えました。やはり通行止め区間のある観光地よりも、手軽に見られる華厳ノ滝や湯滝に観光客が集中しているようです。

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冬にも立ち寄った湯滝レストハウス。こちらの看板商品はあゆの塩焼きです。見た目、香り、炭火の音、その全てが食欲を刺激するぼくの大好物。

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湯滝が正面に見えるテラス席でいただけば、最高のひと時間違いなし。ぼくは川魚を食べる際は、しっぽから骨ごと、最後に頭のほんのりとした苦味が残るようにいただきます。

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レストハウスの隣にあるコンビニでは、美味しそうなよもぎ大福が。ちょうど甘味がほしかったところ、ついつい手が伸びてしまいました。

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さて、先ほどから轟々と大迫力の湯滝(ゆだき)です。以前に見た時よりも水量が多く、その迫力も2倍近くあります。この湯滝の隣には上まで登れる階段があり、終点の日光湯元まで遊歩道が続いています。

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食後というのもあるのでしょうが、連続する石段に息が乱れます。しかし紅葉が美しく、ぜひぜひゆっくりと時間をかけて登りたい階段です。

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湯滝の上部からは、激しい水しぶきの真下に観瀑台が見えました。さあ、いよいよ旅も終盤、日光湯元温泉を目指して進みます。

 

硫黄の香りとたっぷりの湯の花、日光湯元で湯めぐり

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竜頭ノ滝から北上してきた奥日光旅もいよいよラストスパート。目の前にたっぷりと水をたたえるのは、幻の湖…ではなく、湯ノ湖です。湯ノ湖は周辺にある三岳の噴火により湯川がせき止められてできた湖だそう。

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湯ノ湖もまた、湖のまわりに遊歩道が設けられており、車道側か山側かで分かれています。ぼくは山側へ。いくつかの案内板以外には特に見どころは見当たらず…

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20分ほどで日光湯元に到着してしまいました。早く温泉に入りたい!という気持ちが強すぎます。我慢できません。

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日光湯元の紅葉も素晴らしい色づきでしたが、いや、今はそれよりも温泉だ。

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各地の温泉街を調べるにあたり、一番の悩みどころはどこの温泉施設に入るかということです。一番有名なところ、一番歴史あるところ、選定基準はさまざまありますが、ぼくはなるべく人の少ないところが好み。

今回やってきたのは、湯本板屋さん。創業は江戸時代と、歴史たっぷりの温泉宿です。

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山近くの温泉に行くとしばしば目にするのが、山に見立てられた浴場の名前。こういうのって雰囲気がグッと出て好きですね。

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時間が時間だからか、なんと日光湯元の温泉を独泉です!これは嬉しい。ぼく個人の感想ですが、こじんまりした温泉における最高のロケーションは独泉だと思います。もうたまりませんね。

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こちらの露天風呂は独特のL字型。激アツを想像して恐る恐る足を浸けてみると、お!意外にも適温でした。白濁とした硫黄泉のツンとした香りが鼻をくすぐり、じんわりと体全体に染み込んでいきます。

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40分ちかく温泉を堪能し、せっかくなので近くにある無料の足湯にも行っちゃいましょう。ちなみに現在地の標高は1487m。東京スカイツリーの2倍近い場所で足湯に入っているなんて、何だか不思議な気分。

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足湯の一番端っこで賑やかなファミリーのお母さんが「あっつ!あっつ!」と跳びはねていたので、ぼくもその熱湯に足を浸けてみると…

 

 

あっつ…( ´ー`)

 

 

一瞬で足の感覚がマヒした感じがしました。ファミリーのお父さんは「熱くないよ!」と眩しい笑顔。いえお父さん、熱いです…

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足湯を出て足元を整えると、まだ時間に余裕がありました。実は日光湯元温泉はほかにも入りたかった候補がいくつもあり、せっかくだから追い入浴もいいのでは?

ということで、各施設を調べて特に惹かれたのがこちら、スパビレッジカマヤさん。すぐ裏に源泉があるためか、なんとこちらの温泉は加水加温なしの源泉100%!源泉の温度は70℃近くあるので、ぽっかぽかの温泉が期待できそうです。

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明るい女将さんに案内され、お風呂場を覗いてみるとこちらも独泉!やったー!と体を洗った後さっそくお風呂へ…

 

 

あっつ…( ´ー`)

 

 

先ほどの足湯ほどではありませんが、けっこう熱め。でもそれがいい。最高。湯本板屋さんは適温でしたので、そこは好みが分かれそう。

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露天風呂も趣があって素敵ですが、こちらは若干ぬるめ。時季や時間にもよるのでしょうが、ぼくは日光湯元と聞いたら熱湯をイメージするので熱いほうが好みです。

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スパビレッジカマヤさんのお風呂には、たっぷりの湯花が浮かんでいました。湯花を見たことがない方は、ゴミが浮いてる!不衛生!なんてことになりかねませんが、これは温泉の溶けない成分が沈殿したものです。つまり、たくさんあればあるほど濃厚な温泉だという証ですね。

二軒の温泉に足湯と、日光湯元温泉を堪能して体も心もぽっかぽか。最後に、源泉のほうを見学してから帰りのバスに乗ることにします。

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スパビレッジカマヤさんのすぐ裏、温泉寺付近では野生のサルやシカがたくさん見られました。さすがに観光地だからか人馴れしています。

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日光湯元の源泉は、今から1230年ほど前に勝道上人によって開かれたそう。日光を旅しているとあちこちで耳にする勝道上人。今日ぼくたちがこうしてハイキングや温泉、観光を楽しめているのも勝道上人あってのことです。謝々上人ッ!!

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この源泉の奥からハイキングコースに繋がっており、光徳入口から山王峠を経由する場合はここへたどり着きます。登山道からはジャブジャブと水が流れ出てきているので、通らなくて正解だったようですね。

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帰りのバスに乗り込むと、行きはよいよい帰りは怖い、中禅寺温泉バス停で長蛇の列がバスを待っていました。しかしもうバスは満車のため、数名だけを乗せていろは坂へ。いろは坂では若干の渋滞が起きていたものの、ストレスなく東武日光駅へとたどり着けました。

 

小田代原の山旅、終わりに

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一年の山行の中で毎年必ず訪れている日光エリア。どの季節どの山に行っても素晴らしい体験をもたらしてくれます。

初めて紅葉の時季で奥日光を旅しましたが、予想に反して混雑もなく、日光東照宮付近やいろは坂の渋滞を回避できたのもラッキーでした。やはり早朝に限る。

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今回訪れた小田代原では台風被害がほとんど見られませんでしたが、まだまだ各地の山で通行止めが見られます。今後は加えて雪のシーズンとなってきますから、登山道状況を各ホームページなどで調べることが重要だと思います。

 

さあ、次はどこへ行こうかなぁ。

 

 

■春には半月山とアカヤシオの山旅

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 ■夏には男体山と天然氷の山旅

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