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なまけたろうと登山ブログ

【奥武蔵】天覧山 小さな冒険、息子と飯能河原で川遊び

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夏休みに楽しみたいアウトドア・レジャーと言えば、海か、山か、それとも川か。ぼくは海よりも山派なので、今年の夏休みは子どもと山歩きを楽しむことにしました。

サンサンと照りつける太陽の下、冷たい水をバシャバシャかけながら走り回る…普段なら「水を人にかけちゃダメ」と言う場面でも、レジャーシーンならOK!さあ来い!父は逃げも隠れもしないぞ!ただし他人にはかけてはダメよ?…そんな楽しい思い出をこの夏作りたい。いつもと変わらない山歩きの中に、この夏とびきりの爽快感を。ということで、息子にもそろそろ川遊びを教える頃合いかなと思い、計画を立てました。

今回は、山と川の両方を安全に楽しめる埼玉県飯能市を舞台に、子どもと一緒に夏休みを満喫してきた時のお話です。

 

 

どうも、スラ男です。

 

今回訪れた飯能市は、都心と秩父地方のちょうど真ん中あたりに位置します。ここもまた今年3月にオープンしたばかりのムーミンバレーパークや、北欧の雰囲気を思わせる公園トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園など、ムーミンに関連するスポットが注目を集めています。

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一方で、テーマパークのほかにも手軽に自然を満喫できるスポットが飯能にはたくさんあると言います。なかでもこの天覧山(てんらんざん)は、駅からもほど近く、飯能市民の憩いの場として老若男女問わず多くの方に登られている名山です。

ということで、セミの鳴き声が響き渡る夏の盛り、子どもと一緒に街から山へ、山から川へと小さな冒険が始まるわけです。

 

天覧山(2019年8月12日) 目次

 

真夏の奥武蔵、天覧山

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今年は西武秩父線開通50周年と、プラレール60周年記念ということで、西武鉄道沿線で記念イベントが行われていました。電車好きなスラ坊ですから、プラレールジオラマが設置されていれば飛びついてしまいます。

ここ飯能駅でも改札付近にジオラマがあり、無事スラ坊が吸い込まれていきました。

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去年、スラ坊と一緒に加治丘陵を歩いた帰り、特急レッドアローに乗ろうと飯能駅を訪れた際は、人身事故の影響で乗れませんでした。あれから何度か乗ろうと試みてはいるのですが、なかなかタイミングが合わず。

さあ目指すは天覧山だ!と意気込むのはぼくだけで、スラ坊はプラレールに夢中です。うん、そうなるよね。

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大人の足なら駅から天覧山まではすぐですが、子どもはどうでしょう?「おやま、まだ~?(・.・)」とくねくね歩く息子。あのね、道草が多いのよ。

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どこにいてもミ~ンミンミン!!と大合唱が聞こえてきますから、当然セミの抜け殻がそこかしこにくっついています。虫大好きマンの息子は、抜け殻を見つける度に立ち止まるため、なかなか先に進まず…

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そこで気分転換に、以前から気になっていた観音寺の中にあるうどん屋さんへ。なんでも「お寺うどん」としてテレビでも紹介されたとか。

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お寺というとうどんよりも蕎麦のイメージがありますが、うどん愛の強い埼玉県ではうどんが食べたくなります。武蔵野うどんの名店とか探したい。 

なんて話をしていたら、向かいに座っていたお父さんと「そういえば埼玉はうどん有名ですよね」と意気投合。おまけにお父さんのお子さんとスラ坊が「むしさがしにいこう!」とこれまた意気投合。

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男たちは、大合唱が聞こえる木を目指し、虫を追い続ける。

 

 

世はまさに、虫探し時代!

 

 

ウィーアー!じゃなくて!うどんを食べに立ち寄っただけのお寺で、気づいたらなぜかうちの子どもと現地で出会った子どもが虫探しを始めていました。

聞けばお父さんは、この後で天覧山へ行こうか迷っていたようですが、子どもたちはもう「いっしょにてんらんざんいこうよ!」と行く気満々。ひょんなことから、現地で登山パーティができました。

 

迫力の岩場、子どもたちの大冒険

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すっかりお友達になったスラ坊たち。ぼくたちはもともと天覧山に登りに来ているので準備は万端ですが、お父さんたちはそうではないかもしれません。

そんな時、登山口付近にコンビニがあるのはありがたいですよね。こちらで飲み物などを調達して、いざ天覧山へ!

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まずは舗装路の急坂を登っていき、緑の眩しい天覧山中段へ。ここに東屋やトイレがあるので、いったん休憩をはさみます。

市街地にいた時は猛烈な暑さに汗が吹き出ましたが、山の中に入ってしまえば木々が影を作ってくれるため、思ったよりも暑くありませんね。

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前半は舗装路ですが、中段以降は土の道となり、木の根や岩場が出現します。山頂直下のこの岩場は、大人目線でも結構な迫力がありますよ。

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登山口から20分ほどで天覧山の山頂に到着しました。駅の近くにこんなにいい山があるなんて。もしぼくが飯能に住んでいたなら毎日登りたいくらい。

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山頂からはこの眺め。去年の秋に訪れた時には、ここから朝日を拝もうなんて考えていたら寝過ごしてしまったっけ。

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スラ坊は登頂の喜びを謎の振り付けで表現しています。山頂でお友達と一緒に記念撮影をした後は、同じ道を通って下山へ。

まさか現地で知り合った方と一緒に山歩きするとは思いませんでしたが、子どもたちにとってはいい思い出になったかと思います。こういった素敵な出会いがこの先もたくさんあるといいなぁ。

 

夏の暑さを吹き飛ばす、賑わいの飯能河原へ

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天覧山からお隣の多峯主山(とうのすやま)へ縦走し、吾妻峡(あづまきょう)へ下りていくというプランも考えていましたが、当日の暑さでは無理です。何より子どもが最優先ですし、子どもたちは登山口近くの公園で遊びたい模様。

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お父さんたちはこの後バスで飯能駅へ戻るとのこと。お別れの時間までたっぷりと遊んでいました。お父さん方、楽しい思い出を本当にありがとうございました。

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ぼくとスラ坊は、この後川遊びをしに行く予定ですが、その前にちょっと休憩。暑さもありますが、短時間とはいえ山登りの直後ですから無理は禁物。近くに飯能市立博物館があり、以前から気になっていたので丁度よかったです。

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ここでは飯能地域の歴史や自然の特色、地質や植物などを触って学ぶことができます。特産の西川材を使った木工品の展示もあり、スラ坊も手にとって遊んでいました。

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さて、博物館を後にし、いよいよ向かうは飯能河原です。

ここは夏の飯能屈指のレジャースポットで、自然豊かな場所での川遊びや手ぶらでのバーベキューが楽しめます。

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14時過ぎに訪れましたが、ファミリーで川遊びを楽しむ方々、大学生くらいのグループでバーベキューを楽しむ方々など、既に大勢の人で賑わっていました。もちろん、山登りの恰好をしている人などいません(笑)

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今回は、山登りの最後にお試し感覚で遊ぶ予定なので、水着は持ってきていません。ズボンをまくって靴を履き替え、川の中をジャブジャブ散策します。息子はまだ泳げませんし、初めての川遊びはこのくらいのレベルから。川遊びで涼しいとはいえ、直射日光は浴び続けているわけですから水分補給も忘れずに。

ちなみに、一部で流れが急な場所もあるので、子どもの手をしっかりと握ってあげてくださいね。ぼくは小さい時、川遊びで流されてしまったことがあります。もしあの時、親の手を掴み損ねてしまっていたら…と思うとゾッとします。

また、飯能河原の川底には大小様々な石が堆積していますので、小さな子どもにはウォーターシューズを履かせてあげると安心ですよ。ぼくは買い物が間に合わずビーチサンダルで行ったら足が痛くなりました(´;ω;`)

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飯能河原で2時間弱、たっぷりと遊んでもスラ坊はもの足りなさそう。そんなに面白かったのならまた来ようね。今度は水着も持ってきて。

川遊びをした後、ぼくたちは公共交通機関で帰る予定なのですが、冷えた体と砂などが付いた足が気になりますよね。なんと飯能河原の近くには、奥むさし旅館という日帰り入浴が可能な宿泊施設がありますので、利用しない手はありません。

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こちらのお風呂は温泉ではありませんが、木の温もりと広々とした内湯が気持ちよく、またほかのお客さんがいなかったため結構遊んじゃいました。

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お風呂でさっぱりした後は、駅ナカのお店でお土産選び。毎回買ってしまうのはもちろんこちら、ポテくまくんが目印のみそポテトチップ。本当に美味しい。

お土産のはずでしたが、待ちきれずにポテチを頬張るスラ坊。炎天下でも本当によく頑張ってくれました。また、今回はお友達と一緒に山登りもできたので、ぼくと2人きりの時よりも刺激的だったかな?

 

天覧山の親子ハイキング、終わりに

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片道およそ20分と手軽に登ることができる天覧山ですが、歴史あり、自然あり、生き物や展望など見どころもたくさんと、山歩きの面白さがギュッと詰まったまさに名低山だと思います。

飯能周辺には様々なハイキングコースが整備されていますので、息子がもう少し歩けるようになったら、多峯主山などを絡めても面白そうです。

また、今回初めて川遊びにチャレンジしてみましたが、スラ坊にとってもいい夏の思い出になったと思います。また来夏もウォーターアクティビティをどんどん体験させてあげたいところです。

 

さあ、次はどこへ行こうかなぁ。

 

 

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■親子ハイキングに最適な加治丘陵も良き

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