南房総旅行の2日目、今回は半島中央から話題のフォトスポットを経て、保田へ向かいハイキングという行程です。
自然と歴史はもちろん、保田の名所を味わいつくす旅の始まり!
どうも、スラ男です。
前日の疲れは全くなく、気持ちの良い目覚めです。やはり温泉旅館はイイものだ…
■南房総旅行 2日目(2018年3月25日) 目次
■前回記事はこちら
SNSで話題のフォトスポット、濃溝の滝に迫る
目的地である保田方面へは下道で向かう予定なのですが、道中にはSNSで話題となったフォトスポット、濃溝の滝(のうみぞのたき)があるので、せっかくだしここにも立ち寄ってみることに。
すぐにでも出発したいところですが、まずは旅館で腹ごしらえ。旅館の朝食ってペロペロ食べられちゃうんですよねえ。また自分でジリジリと焼くこの魚が…うまあああい!!!
支度を整え、お世話になった喜代元さんを後にします。旅館の前には黒湯の源泉が湧いており、ほのかに硫黄の香りがしました。
さて、養老渓谷温泉郷から車で30分程度のところ、亀山湖を通り過ぎたその先に濃溝の滝はあります。
あれ?ここって、鴨川シーワールドへ行く時に気になっていた場所です!なるほど…いつも賑わってるなぁと思ってたけど、濃溝の滝人気だったのか。養老渓谷から近いため、最近ではツアーバスなども出ているそうです。
洞窟を刺す朝陽が水面に映り、まるで横倒しのハートに見えるというので話題になった濃溝の滝ですが、実は「亀岩の洞窟」が正しい名称だそう。
本来の濃溝の滝はハートの見える地点より少し手前を流れる滝のことで、でかでかと案内もされていました。
亀岩の洞窟というスポットだし、近くには亀山湖もあるからだろうか、大判焼きの亀の焼印が可愛いです。
ところで、この亀岩の洞窟のハートはいつでも見られるわけではないそうです。まず、3月か9月のお彼岸の頃。そして、早朝という時間。この二つをクリアすると見られるというのです。今回は3月のお彼岸という時季はピッタリだけど、時間が合わなかったのでハートは見られず。
おお!光を映した洞窟が見えてきました。話題のスポットといっても、写真ではハートだけを切り取ったものが多かったので、公園全体としてはそんなに期待はしないでいましたが…この雰囲気、いいですねぇ。
訪れたのは9時半過ぎ、それでも十分。洞窟の奥から流れてくる水音をBGMに、非日常感がたまりません!
洞窟からは、心地よい足音を響かせる木道歩きで戻ります。ここはホタルの保護地域でもあるみたいですね、なんかのどかでいいなぁ。
気持ちの良い朝散歩の後は、公園内にあるお店でソフトクリーム休憩。君津牛乳を使用したきみつソフトは優しい甘さで癒やしの口どけです。公園入口付近で試食させてもらってもう虜になりました。プリンもまた美味しいから困っちゃいますね。
ハート狙いで早朝スタンバイもよし、立ち寄り・休憩にも最適のこちら、濃溝の滝・亀岩の洞窟。次回から積極的に寄りたい場所になりました。
懐かしい小物に思わず笑顔、道の駅 保田小学校
亀岩の洞窟から一時間弱車を走らせて、いよいよ保田へやってきました。まずは「道の駅 保田小学校」へ。こちらの道の駅の面白いところは、何といってもそのデザイン。廃校になった小学校をリノベーションしているので、施設の随所に懐かしいものがたくさんあります。
元は校庭だったであろう場所が駐車場になっているので、車もたくさん停められちゃいます。ああ、懐かしいなぁあの旗。
こちらカフェ金次郎は、小学校のアイドル二宮金次郎像が目印です。勉強の邪魔してやるぜー!こいつ…微笑んでやがる。
「また給食食べたいなぁ」なんて思っている方には嬉しい献立ですが、今現在学校に通って給食を食べている子どもにはどうでしょう?(笑)
牛乳飲んでる時に笑わすなあああ!ブホァッ!はいい思い出です。
昼食はこちらのピザ屋さんへ。鋸山の石材で作られたという石窯から、キャンプ好きにはたまらない匂い。本日のピザ「チョクバイージョ」?…ああ!直売所か!(笑)
ハッハッハ!真っ昼間から飲んでやるぜー!※水です。
菜の花のピザなんてオシャレじゃないですか。これが…お、美味しい!あまり旅先で寄ることの少ないイタリアンですが、今回はここで大正解でした。
そしてお土産もまた可愛いデザインなんですよ。なんというか、小学校愛が感じられますね。しかし、見て楽しい、食べて美味しいだけじゃありません。なんと、こちらの道の駅は校内で宿泊することができるのです!しかも、お風呂まであるんですよ。いやあ素晴らしいところだ。
鋸山と日本一の大仏さま
さて、いよいよ鋸山(のこぎりやま)ハイキングです。保田小学校から鋸山までのアクセスは割とすぐなので困りませんが、問題は鋸山の駐車場。山頂付近までは一気に行くならロープウェーが便利ですが、このロープウェー乗り場の駐車場は大混雑によりしばしば行列を作ります。
それなら有料の登山自動車道が代案ですが、こちらも混雑必至です。
そこで今回は、上記の二つとは別の観光自動車道を通って大仏広場近くまで行くルートを選びました。こちらのメリットは、自動車道・駐車場ともに無料なのと、上記よりも比較的空いていること。
しかしデメリットもありまして、他の2ルートと比べると山頂まで距離があります。ただ、正直なところどのルートでもある程度の階段を登らなければならないので、疲労感はそんなに変わらないと思います。
鋸山には日本寺(にほんじ)というお寺があり、そこには日本一の大仏さまがいます。
初めて見た時は子どもの時でしたから、ビグ・ザムと対峙した時のアムロの気持ちがよくわかります。そしてトビが怖かった。
あ~~~!!!懐かしい、あの大仏さまです!!
デッケエエエ!!!!
こちらのお大仏様、日本一の大仏と謳いますが、どう見ても茨城の牛久大仏(うしくだいぶつ)のほうがデカいじゃないですか。
というのも、単純な大きさの日本一ではなく、日本寺大仏は石を彫って作られる「磨崖仏(まがいぶつ)」として日本最大の大きさを誇るのです。
その大きさは約30mと、なんとサイコガンダムのMA形態とほぼ同じ!どうやって彫ったんです…?
また、日本寺は「東国花の寺」の札所でもあります。石の山というイメージなので、花には程遠い気がしますが、6月には約8,000株ものアジサイが境内を彩るそうです。
ええ~、石畳にアジサイとかめっちゃ渋くて素敵。
羅漢エリアでは様々な表情のお地蔵さまが並びます。この石の造形美、すごいです!
整備された階段地獄が観光客の行く手を阻みます。子どもは軽快に歩いていきますが、それを見上げるご両親の表情が今の心境を物語っています。もう汗が吹き出すほど暖かいので、水分補給を忘れずに。
ロープウェー、登山自動車道との合流地点である西口管理所からはこの階段を登らなければならないので、皆さん踏ん張りどころです。
ちなみに、ここまで登山装備の人はほとんどいません。
おなじみのアングル、山頂エリアの「地獄のぞき」に到着です。
こうして上から見てみると、南房総って結構山深いですね。海側にいるとそんなこと全く感じないんですけど。
ああ、たろうがあんなところにッ!!!
地獄のぞきの下では、これはまたでっけえ百尺観音が見られます。標高はたった300m程度の鋸山ですが、一つ一つのスケールは大きいのが面白い。
たろうも悟りの境地!ほんやら観音の爆誕です。
ものすごい高度感ですが、階段のおかげであっという間に行けてしまいます。
帰りは中腹エリアの薬師本殿を目指して下りていきます。途中には大きなソテツと、夏目漱石(なつめそうせき)・正岡子規(まさおかしき)の探勝碑がありました。歴史あるお寺に歴史の人ありです。
薬師本殿で無事下山のお参りをして、駐車場を目指します。
鋸山は高尾山や筑波山と違って、賑やかな飲食店などがないので割りと静かな山歩きが楽しめます。ちなみに、今回歩いたのは鋸山の「日本寺境内」としてのコースで、鋸山山頂はまた別のところにあるようです。
日本寺に置いてあった「鋸南観光パスポート」によれば、浜金谷駅からハイキングコースが続いているそうなので、今度はそこを狙っていきたいな。
旅の締めはばんやで海の幸、そして海ほたるへ
鋸山からほど近いところに保田漁協直営のばんやという食事処があります。ここは鋸南を訪れたらぜひともオススメのところです。漁協直営メシにはずれなし。
保田漁協直営ということで、船に乗って定置網見学や、遊覧海中透視船なども楽しむことができます。また、温泉もあるので、帰宅前にひとっ風呂も。
海鳥やトビを間近に見られるのもなかなか面白いところ。ただ、デカいのでちょっと怖いです。
さて、お待ちかねのご飯ですが、こちらばんやさんでお食事とする場合は、お腹を空かせてから行ったほうがいいですよ。なにせ量が…
こちらはミックスフライ。見た目よりデカい。比較でたろうを置きましたが、ちょっと目の前で見ないとその衝撃は伝わりきらないかも。
ミックスフライは皆で食べるとして、ぼくのメインはこちら、イカのかき揚げ丼!ドン☆これボリュームありすぎィィィ!!!でも完食。
さらにカレイの煮つけや各々海鮮丼やら刺し身やらをエクストリーム注文。豪遊しちゃったかな?と恐る恐るお会計を見ても、え!?と思う価格。
ばんやさんでお食事をする場合は17時にラストオーダーとなるので、この量もあるし、若干余裕を持っての到着が望ましいですね。
さあ、こっからが戦いだ。
ばんやの海の幸で旅行の締めを飾り、後は帰るだけなのですが…この時間帯はアクアラインまでが大渋滞になるんですよねえ。ぼくたちも例に漏れず、2時間弱の渋滞に捕まりました。
そんな戦いの果てにたどり着いた海ほたる。ここで最後の休憩と、ぼく個人の最終目的を達成しなければなりません。その目的とは?
魅力的なお土産が並びますが、残念ながらこれらではありません。
きみだ、にゃっつ…!!
この可愛いのはぴーにゃっつ。潮騒グループのゆるキャラであり、以前に四季の蔵、および海ほたるで買わなかったことをずっと後悔していました。今はもう迷いは捨てました。ぬいぐるみ、スマホケース、ストラップの3点をジェットストリーム購入!
「これおうちにほしい(*´ω`*)」というスラ坊へのお土産で、どうしても欲しかったのです。持ち帰ったら、「ねこー!」と喜んでいました。
帰る前に夜景を堪能して、ピーナッツに始まりぴーにゃっつで終わった南房総観光旅行は無事帰途につきました。今回はスケジュールを詰め込みすぎないという点が功を奏し、ほどよく余裕を持って楽しめました。
鋸山ハイキングを終えて
南房総はいつ行っても楽しいですけど、今回2日間で色々な景色を楽しめたのが大きな収穫です。次に千葉を旅するなら、まだ未踏の銚子・犬吠崎方面の海岸観光などをしてみたいですね。