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なまけたろうと登山ブログ

【奥秩父】四阿屋山 早春の小鹿野、セツブンソウの花宴

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2月から3月への移り変わりが肌で感じられる今日この頃。厳冬期を耐え忍んだご褒美か、桜よりも一足早く開花する花々が春の到来を告げる季節となりました。花粉症という悪魔も同時に…

さて、そんな花粉症にも怯まずに、今回は秩父四阿屋山(あずまやさん)へ小さな春の花を探しに行った時のお話です。

 

どうも、スラ男です。

 

今回の山旅は「早春の花」をテーマに決めていました。春の花と一口に言っても代表格の桜や梅をはじめ、スプリング・エフェメラと呼ばれる花期の短い花々などたくさんあります。

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中でも、2月~3月の時季だけに咲くセツブンソウという花があるというので、その自生地として日本一を謳う小鹿野町へ。

 

■四阿屋山(2018年3月3日) 目次

 

花と歌舞伎と名水のまち、小鹿野町

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いつものように池袋へ行き、西武鉄道に乗り込みます。埼玉県民にとって池袋は首都とはよく言ったものです。今日のオトモはおなじみネイビーとまめ。

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さて、もはや秩父エリアを旅するのには必携アイテムと言っても過言ではないこちら、秩父漫遊きっぷ」を今回も使用しちゃいます。

この切符のスゴイところは、発駅から西武秩父駅までのフリー切符に加えて西部駅前温泉の利用券・西武バスのフリー切符・レンタカー割引のいずれかが利用できるところ。今回は西武バスのフリー切符として使う予定です。

 

■まさに漫遊、西武鉄道のお得な切符

www.seiburailway.jp

 

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飯能駅からは4000系の電車に乗り換えて終点を目指します。4000系では座席が向かい合わせのボックスとなるため、一層旅情を引き立てるんですよねえ。横瀬駅手前の車窓から望む武甲山(ぶこうさん)の姿はいつでも雄大です。

ところで飯能駅といえば、2019年春にオープンを予定しているムーミンテーマパークに合わせてリニューアルを進めているようです。

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リニューアルといえば、この西武秩父駅も去年新しくなったばかり。駅前に複合型温泉施設ができたので、観光客にも登山者にも嬉しい限りです。電灯のもにょもにょした文字、「秩父」って書いてあったんですね…

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目的地の四阿屋山までは、バスを乗り継いで向かうことになります。まずは駅前で西武バスを待ち、小鹿野町役場まで。そこから町営バスに乗り換えて目的地へ到着というルートです。ここで漫遊きっぷのクーポンの出番じゃい!

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通常は駅前のバス営業所でバスのフリー切符に引き換えるようです。しかし、早朝の場合はご覧の通り営業前。これは困りました…でも大丈夫!

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営業時間外は西武バスの乗務員が引き換えてくれます。

ちなみにこちらのバス、運行中に車内アナウンスが突然可愛くなるのも面白い。秩父はアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の聖地として観光事業に力を入れており、作中のキャラクターが途中で車内アナウンスをするのです。

初めて乗った時は運転手がふざけているのかと思いました(笑)

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小鹿野町役場に到着し、西武バスはここまで。これより先は小鹿野町の町営バスに乗り換えます。ここで注意したいのが、件の西武バスフリー切符の適用エリアはここまでということです。

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あの宮沢賢治もこの小鹿野町に訪れているようで、町内ではその足跡をたどることができるようです。小鹿野町は化石の産出地でもあるので、ぼくとしては太古の足跡をたどりたいですが。

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さて、やってきた可愛らしい町営バスに乗って目的地の節分草園に到着です。節分草園に近いバス停は手前の堂上バス停ですが、見頃の間は園地目の前に臨時バス停がありますよと運転手さんが教えてくれました。

 

まるで雪のよう?日本一の節分草園

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いよいよ本日のメインテーマである節分草園へやってきました!小さな小さなセツブンソウを上手に撮るにはマクロレンズや三脚があるといいと聞きましたが、ぼくが持ってきたのはたろうだけ。うおおお!

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園地前にある売店では、山バッジやお土産などが売られていました。ここで今回登る四阿屋山のバッジを購入し、入園料を支払っていざ!

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自生地は保護のために柵に囲まれていますが、よく見ると柵ギリギリの足下にも咲いている個体があるので、踏みつけないように注意が必要です。ものすごい体勢で撮影してる方も多く、圧倒されてしまいます。

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ところでお目当てのセツブンソウは…??

 

ちっせえええええ!!!!??

 

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目のあたりにすると想像よりも小さくてビックリしました。しかしどれも可愛らしく、「群生している場所は雪が積もっているようだ」とはうまい表現ですね~。一週間前に降った雪も解け、節分草園売店のおばちゃんが今日あたりが一番の見頃だよ!と教えてくれました。

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セツブンソウの小ささをたろうで比較してみましょう。ネイビーがダイダラボッチに見えるほどです。

※ぬいぐるみは柵外に置き、個体を傷つけないように配慮しています。

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セツブンソウの名前の由来は、その名の通り「節分の時季に咲く花」だからだそうです。石灰岩地を好んで咲くということなので、石灰岩の豊かな秩父地域が日本一の自生地だというのも納得です。

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徐々に園内も賑わってきました。上よりも下のほうがたくさん咲いていましたね。可憐というか、儚げというか、月並みな感想ですがそんな言葉がよく似合います。

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探してみると、結構柵の外にも咲いているので本当に注意しないと。

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降雪の影響でどうなるか心配でしたが、まさに白く積もった雪のようなセツブンソウに大満足です。

セツブンソウを観賞し終わったら、いよいよ登山スタート!

 

試練の鎖場、上級者コースのつつじ新道

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節分草園地から四阿屋山へ向かうには、行きに通り過ぎた大堤バス停まで戻りましょう。そこから続くつつじ新道が今回の登山口となります。

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ガイドブックでは、四阿屋山をのんびり楽しむなら「道の駅 両神温泉薬師の湯」を起点に周回コースがオススメとされています。しかし今回は節分草園地が起点となるので、最寄りのつつじ新道を選びました。

ただ注意すべきはこの新道、急勾配の斜面がしばらく続く上に、終盤に鎖場の連続が待ち構えているので上級者コースとして注意されています。

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先ほどまでのピクニック気分はそっとザックにしまい、気を引き締めて登っていきます。ポカポカ陽気なので、登りが続くとすぐに汗が。

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さて分岐点です。進むべきはあずまや山の方角なので直進しますが、「山道」とかいう圧力のある単語…暗に「危ねえ」と言われている気がします。

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やけに青々としていると思ったら、この辺りから竹林に変わりました。

それにしてもこの奥秩父の端っこにある四阿屋山は不思議な匂いがします。秩父は土の匂い、奥多摩は木の匂いと豪語するぼくですが、ここはその二つの特徴が合わさったような匂いです。

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おや、ヘイホーかな?

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またも山道の道標が!一体どこへつながるんだろう…?しかし進むべきはまっすぐ、あずまや山です。どうでもいいけど平仮名表記が多い。

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出た!いよいよ鎖場!ちなみにこの鎖場を巻いて山居・福寿草園方面に出ることも可能です。お花見をのんびり楽しみたいという方は、鎖場は巻いたほうがいいでしょう。

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目の前にそびえる大きな岩壁、そして垂れ下がる鎖。奥武蔵の伊豆ヶ岳(いずがたけ)男坂を彷彿させる鎖場ですが、果たして…?

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ファイトォォォ!!いっぱぁーつ!!!

 

序盤はよじよじと登っていけました。後続のハイカーたちに声をかけると、鎖場を断念するとのことで巻き道へと向かっていきました。

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思ったよりも行けそう?と思った矢先にこの直立した壁。ここが本コース一番の難所です。凹凸に足をかけ登り、ヤバイなと思うところは鎖の補助を使って、最後はフィジカル

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何とか直立ポイントをクリアして振り返る。こ、怖い…

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さらに続く鎖を登っていくと、遠くにピラミダルな山容をした武甲山が見えるほどの展望が!なんというご褒美。

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鎖場の先、痩せた尾根上を歩いていると、こちらへ倒れてきて止まっている木が!もし歩いている途中に動きでもしたら確実にやられますね…怖っ…!

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痩せ尾根のアップダウンを繰り返す道中、左側は奥秩父の展望が素晴らしい。

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この春限定スペシャルメニュー、奥秩父の眺望~たろうに松ぼっくりを添えて~。

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登っては下って、下っては登って。ここから山頂までの尾根が一番長く感じました。鎖場も3~4回ほど続くので、気は抜けません。

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地図によると山頂直下にも鎖場があるとのことなので、鎖場を見るたびにお?山頂かな?なんて気持ちに揺さぶられます。偽ピーク偽ピーク…ブツブツ

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ファイトいる?

 

いや、ここは大丈夫そうだ。

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よっしゃあああ山頂~~~!!!ではなかったですが、展望は最高です。

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3回目くらいの鎖場を超えた先で、つつじ新道と他のコースの合流地点に到達。山頂はもうすぐそこ。賑やかな話し声も遠くありません。

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山頂直下の鎖場は、ほとんど鎖不要というくらいのものでした。ただ、団体さんが多かったので、接触や落石に注意が必要です。

 

フクジュソウロウバイ、黄色い花いっぱいの四阿屋山

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辿り着いた山頂はあまり広くありませんが、眺望はばっちり。しかし、草木の茂る季節では、この眺望は失われてしまいそうです。空気も澄んでいる今がベストシーズンなのかもしれません。

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まるで大きな怪物が口を開けているかのような双耳峰、二子山(ふたごやま)が見えます。多くの登山ブログで“クレイジーマウンテン”として紹介されているほど危険な山のよう。

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そして、何といっても一番の自慢は両神山(りょうかみさん)の眺望。その特徴的なギザギザの山容をベストアングルで捉えることができます。いつか登ってみたいと思いますが、なかなか機会をつかめずにいます。だって遠いんだもん。

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団体のリーダーっぽいおじさんが、秩父の山々についてあれこれ説明していました。いつか自分もそんな風にお山の詳しい説明ができるでしょうか。なまけたろうの紹介なら任せてください!!

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お腹も減ってきたので、山頂を後にして福寿草園を目指して先ほどの一般コースとの合流地点まで戻ります。そこからの急な下り道ですが…

 

ここが最も怖かった!

 

というのも、堆積した落ち葉の下にツルツルの氷が潜んでおり、登ってくる団体さん全員が苦しめられていたのです。幸い壁に鎖が設置されているので、捕まりながらよじよじ歩けば何とかなるのですが…中には、ここで山頂を断念して戻る判断をしている方もいました。

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前に三人組のおばさまたちがいるのですが、この後一時的なパーティを組んで行動することになります(笑)

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恐怖の下り坂をクリアした先、両神神社にて無事下山のお願いをします。

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ところで、この四阿屋山を含む一帯の両神国民休養地は、都心からほど近いにも関わらず豊かな自然が残っている貴重な森として「森林浴の森百選」に選ばれています。他にも山や滝、名水、地質の部門からそれぞれ百選が選ばれるなど、秩父知名度にかすみがちですが、実は小鹿野町って素晴らしい場所なのです。

 

小鹿野町の百選めぐり

www.kanko-ogano.jp

 

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両神神社から続く階段を下った先で道が別れますが、まっすぐに進むと福寿草にたどり着きます。ここで福寿草園を目指す、先ほどのおばさま方のパーティに臨時で加入させていただきました。

園より手前、この保護柵の周辺にポツポツと福寿草が咲いており、皆で咲いてるのありましたよ!と見つけながら道中を楽しみました。こういうの旅の醍醐味ですよね。

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フクジュソウは真っ黄色の鮮やかな花なので、枯れ葉の中にポツンと咲いていても非常に目立ちます。

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中でも、秩父固有種である秩父紅」という赤みがかったオレンジ色のフクジュソウも園内にはあるようです。探してはみたものの見つけられず…皆野町にあるムクゲ自然公園に行けば群生しているようですが。

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階段を下りた先の分岐点には展望の利いた休憩所もありました。秩父の山旅は武甲山を眺める旅なのか?というくらい武甲山に見守られています。

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この分岐でおばさま方は山居(男坂)へと先に下っていきました。短い間でしたが、面白すぎる山トークをありがとうございました。(笑)

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男坂を下っていくと、目の前に飛び込んできたのはフクジュソウロウバイが咲き乱れる花園。これにはテンションもグ~ッと上がるぜ!

しかし、その上がりすぎたテンションが災いし、囲いのネットに引っかかってすっ転びました。い、痛え…

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フクジュソウも先ほどの保護柵内よりたくさん咲いていました。地元のおばあちゃんがいわく、こんなに咲いているのは近年見たことがないとのこと。

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見上げればロウバイも見事です。金平糖のような花々からはほんのり甘~い香りが。このロウバイフクジュソウ、そしてセツブンソウの3種類が満開という状態で見られたのは本当にラッキーでした。

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ここでお花見気分を演出するために、お団子を持ってきました。エネルギー補給にはあんこがマストです。

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セツブンソウの白い色をイメージした白だんご、背景にはロウバイ、これぞ花の宴。

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花見に来ていた人たちは口を揃えて「こんなに咲いているのは見たことがない」と言っていました。地元の方のお墨付き、この景色に出会えて最&高!

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福寿草園を後にして、これより先は道の駅を目指して薬師堂コースへと進んでいきます。しばらく舗装路ですが、ロウバイだけでなく紅梅や白梅も咲いていました。

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登山道はひたすら薬師の湯を目指して進みます。お!ここで初めて「四阿屋山」と漢字表記の道標に出会いました。

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時季であれば河津桜が広がるこちらの休憩所。神奈川方面では今まさに見頃を迎えているため期待しましたが…埼玉ではまだ丸裸でした。

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民家の脇に出れば、登山道の終点となります。いや本当、四阿屋山は期待以上に花咲く山でした。時季を変えずにまた来たいですね!

 

食ってんべぇ!小鹿野町名物・わらじカツ丼と毘沙門水

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時間にしてみれば3時間にも満たないという、あっという間だった四阿屋山ハイキング。しかし、花あり鎖場ありと密度の濃い山旅となりました。

ただ、山旅はまだ終わりではありません。前述の通り魅力いっぱいの小鹿野町、そんな地元発祥のグルメがあるというので…食ってんべぇ!(食べてみましょう※秩父弁)

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とその前に、お花見によって花粉まみれになった体を洗い流したいですよね。こちら両神温泉薬師の湯には露天風呂はないものの、広々とした内湯でボ~ッと浸かるにはむしろ最適の温泉です。

風呂上がりに食堂をぶらついていたら、なんと四阿屋山で一緒に行動したおばさま三人組と再開!ご縁って素敵です。

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道の駅には直売所もあるので、ここでお土産を物色。秩父プリンが気になったのでこちらに決まり。楓味と抹茶味を購入しましたが、杏仁豆腐のようにハリのある食感でとても美味しかったです。

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さらに、こちら「毘沙門水(びしゃもんすい)」もここで味わうことができます。この水は「平成の名水百選」に選ばれており、かつてテレビ番組でも有名な酒職人から高評価を得たといわれるほどのもの。

ぐびっと飲んでみると、べらぼうに美味しい!風布で採水した「日本水(やまとみず)」も美味しかったけど、これはそれをも上回るかも。

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バイク駐輪場のロゴマークを見て何か気が付きませんか?そう、ローマ字でOGANOと書いてあるんです。それというのも、小鹿野町ではオートバイによる町おこしの取り組みがあるようです。

そういえば、友人がよく秩父にツーリングに行ってきたという話をしていたのを思い出しました。おっと、そろそろバスの時間です。

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小鹿野町役場のバス停からすぐに西武バスに乗り継ぎが可能ですが、いったん見送りましょう。なぜかって?だって食べたいじゃないですが、小鹿野町の名物・わらじカツ丼を。

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今回調べてきたのはこちら、焼肉レストラン東大門さん。精肉店直営のお店ということで、こと肉に関しては高評価を得ています。

そんな上質のお肉でわらじカツ丼…絶対美味しいじゃありませんか。

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なんでもこちらの目玉はテレビでも紹介された「メガわらじかつ丼」とのこと。ブログなどで写真を見てみるとわかりますが、その大きさときたら…!!

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食べてみたかったけど、次のバスまで30分しか時間がないため、今回は普通盛りを注文します。それでも丼からはみ出すほどのボリューム。また、甘辛いタレの香りが食欲をそそります。

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フタを取ると…おおおっ!!思わずニヤけてしまいました。一口カツを食べると、見た目に反し肉は柔らかく、じわじわ~っと旨みが口の中に広がってきます。

 

あ~うまいっ!!(うまい!)

 

いわゆる、ご飯がとまらないというヤツです。パクパクモグモグ。焼肉屋さんだからですかね、わかめスープもとびきり美味しい。

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至福のひとときを過ごし、西武バスに乗り換えて駅へ。次の電車がしばらく来ないためか、ホームは閑散としていました。しばらくレッドアローと武甲山の風景を独り占めです。

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こちらのちちぶサイダー」は例の毘沙門水を使用しているということで、以前から気になっていました。スッキリとした爽やかな味わいで、ほんのりと甘みが香り美味しいです。すまんじゅうも美味しい。

 

四阿屋山の山旅、終わりに

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早春の花見に名物グルメを添えての今回の山旅は、自分では大満足の内容となりました。目的の花々がどれも素晴らしい出会いだったのが特に嬉しい。

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言ってしまえば1月から12月まですべての季節で花々、グルメ、自然景観が楽しめる秩父エリア。まだまだ行っていない場所が多いですけど、今年も多くの楽しみを見つけられるようにしたいですね。

 

さあ、次はどこへ行こうかなぁ。