ようこそ スラ男村

なまけたろうと登山ブログ

【高尾】陣馬山~高尾山 霧の中を行く、初めての高尾縦走

東京八王子市の山といえば、高尾山が有名だ。都心からのアクセス、お手軽登山、観光など、どれをとってもオススメの山として、ミシュラン三ツ星にも認定されている。日本の山で三ツ星は、富士山と高尾山だけらしい。すごい!

俺も春夏秋冬色んな表情の高尾山を見たけども、まだまだ知らないことのほうが多い。今回は、高尾山のその先、奥高尾・陣馬山ヘ行ってきた時のお話です。

 

どうも、スラ男です。

早朝、朝4時出発が当たり前となりつつある登山日この頃…車での移動を極力嫌う俺としては、始発の電車に合わせての行動が最速になるのだ。

 

陣馬山~高尾山 概要

 

新宿から京王線でやってきたこちらは初めて降りる高尾駅。遠目だが、ホームにある巨大な天狗像も確認してきた。この日、8月12日は、今年初の祝日を迎えた「山の日」の翌日。あいにく曇りだったが、敢えて山の日を外すことで、登山混雑を回避しようという狙いだ。

スタートは、曇り空の陣馬高原

駅を降りて、すぐに出発時刻だったバスに乗る。10人に満たない程度の人数を乗せて山奥へと心地よいエンジン音を響かせる。金田一の事件簿だったら、間違いなくこのあと事件に巻き込まれるであろうシチュエーションだ。

終点の「陣馬高原下」でバスを降り、準備運動をした後、歩き始める。この標識、「陣馬街道」を歩いていくのだ。 

しばらくは舗装された道路を歩く。うっすらと霧雨の降る森の中を歩くのは、どこか神秘的で、空気を吸うだけでも気持ちがいいものだ。

きれいな直線の木々を見つめていると、なんだか吸い込まれてしまいそう。 

しばらく歩いた先、「新ハイキングコース」との分岐路に差し掛かる。ここから山道を歩くハイキングのスタートだ。ちなみに、俺が山登りをする日の前日は雨というのが多いが、この日は当日が霧雨。足元のぬかるみには注意だな。

陣馬高原下から降りて、沢沿いを歩いていくこのコースは、もしかして6月~7月のあじさいの季節が最適か?というくらい、あじさいを多く見かける。ちょっと弱々しいが、まだ咲いているあじさいもあったな…

さあ、俺の好きな感じになってきたぞ。どんどん行きましょう。 

しばらく急勾配な山道が続くが、ようやくなだらかな道が出てきたぞ。少しペースを整えながらてくてく歩く。 

山頂に近づくにつれ、霧が濃くなってきたな…しかしこの道、なんで木々がマイケル・ジャクソンばりに傾いているんだ?高尾山の稲荷山コースにもこんなのあったっけな。(゚∀゚)ポォォォォォ!!! 

斜めになった木の道を抜けた先、開けた場所に出る。ここは紅葉の時期はきれいだろう。

お、気になっていた看板見っけ。 

後半に行くにつれ、管理者の憤りが伝わってくる(笑)…しかし本当にそう思う。ゴミは持ち帰る。マナーとかではなく、心で理解してほしいッ。 

持参した資料によれば、ここまでくれば山頂はもうすぐとのこと。意外にすぐなんだな。 

道中、地面に大きく残ったキャタピラの跡が気になっていたが、なるほど。その正体はコイツか。しかしまたなんでこんなところに? 

山頂への最後の階段を登り、真っ白な空とともに見えてきたのは、真っ白なモニュメント。あれが…ついに見えたぞー!

陣馬山のシンボル、山頂で出会う白馬

一時間弱の山道を経て、陣馬山のシンボルともいえる、白いモニュメントが見えてきました。このモニュメント、「白馬」だそうです。皆さんこのウマに会いたくてやってくるんですね。俺も会いたかったぞ。

陣馬山山頂は、標高857m。そこに伝説のポケモンのように構えているウマは、写真で見た時はものすごく大きく感じられたが、実際間近に立ってみるとそこまで大きくは感じなかった。それでも大きいけどね。 

かながわの景勝50選」の石碑がある。高尾から来ているから気づかなかったけど、ここは東京と神奈川の県境なんだよな。たろうたちもかながわの景勝に入りますか…?いや、いれない(真顔)。 

山頂からは二通りの景色が楽しめる。南西側には神奈川の山々が。そして西から東側には山梨、奥多摩、栃木の山々が見えるとのこと。へーすごい。

 

ほー……ほ?………山は?


まあわかっていたけど、この天気じゃしょうがないよな(震え声)

でも、霧の中の山は楽しかった。おーいネイビー、粘ってもたぶん見えないぞー。 

天気や季節によってはこんな写真も撮れるんだねぇ。今日?全然ダメ。

陣馬山の名前は、戦国時代に北条氏と武田氏が戦った際に、武田氏が陣を張り「陣張山(じんばりさん)」と言われたものが、後に陣馬山となったようですが、諸説あるそうです。

ところで陣馬山山頂といえば、信玄茶屋を含めた三軒のお茶屋さんがあるんですよね。いずれも営業日などが違うので、平日のこの日営業しているのは清水茶屋さんのみ。迷わなくて済むからいいのだが…まだ8時だからやってないんだな、コレが。 

開店まで一時間ある。人も少ないし、今のうちに好き勝手に遊んだろ! 

ちょんまげネイビー。 

小さな花も咲いていた。しかし、小刻みに揺れており、雨もあるのでしっかり捉えられずブレてしまったようだ… 

しかしなぁ…やっぱりちょっと何も見えないのが残念。また青空の時に必ず来ようっと。 

ああ、カラスがウマに!?などとやっている間にもうすぐ9時。ん?何だこのキャリキャリって音は?あ!!あれは道中見たキャタピラの乗り物!なるほど~!お茶屋さんが山頂まで来るための乗り物だったのか~!

開店直後の清水茶屋さんで、陣馬山山バッジを購入。これこれ、これを待ってたのよ。9時過ぎになって、行きのバスに乗っていた何人かもやってきた。 

さて、俺はこれから高尾山を目指して、奥高尾縦走の逆コースだ。この時間に陣馬山をスタートできれば、高尾山は賑わいの真っ最中だろうな…

なめこのグルメ、景信山でいただく名物

さて、陣馬山山頂から高尾山を目指すこのコースだが…

ここからは下り道となるので、足元はより慎重に進まなければならない。陣場山~高尾山までの縦走路では、この次の「明王」が最初の休憩箇所だな。今回は和田峠は通らなかったが、次回はそちら側から行ってみたいな。 

霧がまた濃くなってきた…途中、何人かの登山者、またはランニング中の人とすれ違う。こんな足場でタッタッタッと駆けていくのはすごいよなぁ。それにしても、9時過ぎだからだろう、すれ違う人も多くなってきたな。 

30分程の道のりで、明王峠に到着する。お茶屋さんは…無人のようだ。建物の裏で、4、5人が休憩していた。 

藤野町十五名山」の一つらしい。神奈川県北部の山々がそれぞれ選定されているので、奥高尾縦走路のこの先の山は入らないのだろう。

明王峠の名のとおり、お茶屋さん脇に不動明王が祀られていた。まだまだ登山は始まったばかりなので、道中の安全をお祈りしておこう… 

しばらく進んでいくと、濃霧がベストマッチの幻想的な場所に出た。これは…伐採された跡だろうか。しかし真っ直ぐに伸びた木々に圧倒される…! 

思えば、明王峠から次の景信山までの区間が一番長かったな。道中も何度も分岐路があったが、いずれも巻き道との分岐なので、体力と相談して道を選ぶ。俺?俺は元気なので左へ。 

おいおい、誰だい山の中で線香花火なんでやってるのは?違う? 

おそらくこいつはシシウドだろうな。以前高山植物について調べている時に見た花だ。 

ところで今日、本屋にて東京書籍の「山歩きの手帳」なるものを発見し、買おうかどうか迷った。山の動植物や、山岳用語などが記載されている手帳だ。やっぱり買おうかな… 

このほかにも、陣馬山からの道中で非常にグロテスクな植物を見た。あれは花なのか?いや…悪魔の実だ!!気持ちが悪いから写真は撮っていないが、「マムシグサ」という植物で、見た目は本当に気持ちが悪い。しかし、最近頻繁に見るんだよなぁ。

そういえば、歩いていて思ったことがもう一つ。8月の夏真っ盛りだというのに、全くと言っていいほどセミの声が聞こえないのだ。寝てんのか?それとも雨だから…?真夏の装備で挑んだが、この日は雨のお陰で涼しい山登りとなったな。 

そんなこんなで、明王峠から一時間で景信山に到着。山頂のベンチには、ラジオか何かの放送をしていた人がいた。俺も一休みしよう。 

曇り空でも、山が見えるとほっとする。陣馬山頂は…白すぎたw 

景信茶屋さんで何を食べようか迷っていると、おっと隣に大きな犬が! 

どうやらお茶屋さんの看板犬のようです。人懐っこくて、犬が苦手な俺にも優しい(*´ω`*) 

なめこが名物のようで、やったぜ!俺の大好物だい。なめこそばを注文すると、仕上げに何かをガリガリと削っていた。これは…柚子だ! 大ぶりのなめこの歯ごたえと、つゆの味がしっかり染みた山菜、そして柚子の香りが山歩きで疲れた体に染みわたる。柚子が意外にも合うんですね。

景信山の山バッジも購入し、さあ、次なる山へ! 

次は小仏峠を経て城山へ向かうのだが、この城山までがおそらく俺が以前行ったことがあるところなんだろうな。しかしこの下り道、かなり急だぞ…!おまけにイガグリ!なんのピロシキ!お、おお?!滑るゥゥゥ!!

懐かしの小仏城山と、いつかの猫ちゃん 

景信山から下り坂をしばらく行くと、開けた場所に狸の像が見えてくる。 

小仏峠へ到着だ。写真奥のお茶屋さんらしき建物は、今は機能しているのだろうか?完全に沈黙しているとしか思えん… 

小さなお社には、可愛い森のお賽銭が。俺も手近にあったどんぐりをお供えしておこう。 

小仏峠から10~15分ほどで城山に着く。「小仏城山」とも呼ばれているようだ。ここは高尾山に隣接しているところなので、ちょうど12時だったこともあり多くの登山客で賑わっていたな。 

こ、この大きさで400円!?これはぜひとも食べたいが…この日の天気だとちょっとなぁ。 近くにいたお姉さんが食べていたが、その大きさ、城山のごとしッ!!

俺は体を温めるため、名物のなめこを注文。お椀に映る木の葉に風情を感じながら

ゆっくりすすると…

アッチィィャアッ!!?

控えめにいって激アツ。このとろみは…なめこか?でもこの熱さとしょうゆ味の汁がい~いんだなぁ。これはうまい!豆腐となめこの汁は俺の大好物なのだ。

この厳つい表情の木像は、天狗の像。ここは城山の山頂だが、今から6年前…実は城山には以前登ってきたことがあるのだ。それが城山までだったかどうかを思い出せずにいたが、決定的な証拠があった。

 

は!?

 

お前は…まさか、6年前にブラウンを落っことした猫ちゃん!!???でも似ているだけの可能性も… 

 

お前だなぁぁぁぁぁ!!!!

 

すやすや寝ていたのにブラウンを出したらむくりと起きたッ!間違いない!しかし今度は乗せんぞぉぉぉぉ!!! 

全く…しかし城山には何匹かの猫ちゃんがいるらしいので、猫違いかもしれんな。だが俺にはわかる…あの目は…ブラウンを見るあの目は…! 城山のバッジも無事に手に入れ、道覚えているかなぁ?高尾山を目指します。 

なんかフルフルベビーのようなお花が。可愛いけど、なんていう花だろ? 

あれは…前来た時にたろう3匹を乗っけたベンチだな。たぶん。 

おお、だんだんと思い出してきた…しかし、一丁平までの階段長い。ここ、高尾山からだと下りだからいいけど、こっちからだと疲れる… さあ、もうひと踏ん張り、頑張ります! 

「山の日」の翌日、いつでも賑わう高尾山

すっかり忘れていたけど、この日は8月12日で、「山の日」の翌日…8月11日から二日間で高尾山口駅ではイベントがあったみたいだ。  

12時40分頃に山頂に到達。ご覧のとおり、賑わってますねぇ。 

陣馬高原に着いて登り始めたのが6時50分頃だったから、ここまで通しで6時間の道のりだったな。しかし、陣馬山山頂で1時間の時間つぶしと、その他休憩を挟んだ時間だ。 

春に訪れた時の高尾山からは、富士山がくっきりと見えたが…今日はダメか。大山などはかろうじて見える。

さて、山頂は人が多いので、サッと見てサッと帰ろう。 

帰り道の薬王院。いつものなら天狗に大興奮だが、この日は陣馬山をメインにしたかったので、控えめに興奮しておいた。 

おや、山の日を記念したストック型の御守が。8月11日にちなんだ限定数のようだ。 

今回御朱印は、関東三十六不動のものをお願いした。ここのところ季節の関係もあって、東国花の寺はなかなか行く機会がないなぁ。 

高尾山といったらやっぱり団子でしょう!…しかし、しかしッ!!この日、俺の腹の中ではなめこパーティーが開催されていたのでやめておいた。名物だからってんで、なめこばかり食べていたからね。奥高尾の道中にも、たくさんのキノコが生えていたっけ。 

そんなこんなで、久しぶりに1号路から下ってきた。あんなに急勾配だったっけ?道中ですれちがった若い女性、健康的なのはわかるがヒールで腹出しの服装はちょっと考えたほうがいいのではないかと思う。危ないよ(;´Д`)ノ 

山の日のキャラクターも一生懸命PR。山の祝日ともあれば、人気の高尾山に出没することは必至でしたね。俺も記念品をもらいました。

さぁて、この日の締めはここ。高尾山温泉!2015年10月に開業してから、ずっと行きたかったのだ…今日かいた汗を洗い流してやるぜー! 

 

あーいい湯だったー!!

 

ヒノキのい~い香りが、気持ちをリラックスさせてくれる。熱めのお湯もうれしい。そんなに混雑もなく、今日一日の疲れが吹き飛んだようだ。無論、入浴後にはビン牛乳をば…ごく…ごく…

 

あーうまいー!!

 

いやぁー天気がどうなるかと思ったけど、いい一日だったなぁ。次はどこ行こうかなぁ…?そんなことばかり考えている。

 

コースタイムメモ

【高尾 陣馬山~高尾山 奥高尾縦走コース】

2016年8月12日(金)曇

陣馬高原バス停(6:50)⇨新ハイキングコース(7:10)⇨和田峠分岐(7:40)⇨陣馬山(7:50)⇨休憩(9:30)⇨明王峠(10:00)⇨景信山山頂(11:00)小仏峠(11:35)⇨小仏城山(11:50)⇨一丁平(12:30)→高尾山(12:45)薬王院(13:00)⇨高尾山温泉(13:50)

 

■春の高尾山はシャクナゲがきれいです