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なまけたろうと登山ブログ

【日光】男体山 天然氷と御神剣、猛暑も忘れる日光の夏

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「剣」に憧れを抱くのは、少年の時に誰しもが通る道だと思います。ぼくも子どもの頃、砂場で山を作り木の枝を突き立てて、「ゼットソード(※)!」なんて遊びをしていたような気がします。※漫画『ドラゴンボール』に出てくる、岩山の頂上に突き刺さっている伝説の剣。

ふと気になったので、ネットで探してみると日本には山頂に剣が立つ(あるいは刺さった)、まるでゼットソードのような風景の山がいくつかあるようです。

その山の一つ、栃木県日光市にある男体山(なんたいさん)。猛暑が襲う2018年の夏、避暑地としても人気の日光へ、ついでに天然氷のかき氷も楽しんできた時のお話です。

 

どうも、スラ男です。

 

連続降雨記録を更新が騒がれた去年。打って変わって今年の夏は最高気温の更新ラッシュが続いております。8月上旬には40度超えの名古屋にいましたが、

 

とにかく暑い。

 

そこで暑さを解消するために、関東屈指の人気避暑地である奥日光へスポットが当たりました。日光なら「天然氷」も有名だし、これはいよいよ男体山に登る機会が来たのでは?と、プランが固まりました。

 

男体山(2018年7月22日) 目次

 

日光連山の父、男体山

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夏山シーズンである7月。いつか八ヶ岳、果ては日本アルプスを夢見るぼくは、手軽に夏山気分を味わえる場所として日光連山を毎年の楽しみにしております。

東武線の始発電車に乗って日光を目指す途中、栃木から乗り換える東武日光線は、向い合せの座席となり旅情がグッと増すのがお気に入りです。

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『栃木の車窓から』~♪

 

男体山は電車、バスを乗り継いでいきなり登山口となるので、ここで登りに使うエネルギーを補給しておきますよ。

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東武日光駅に到着すると、外に出た右手側には日光連山の母、女峰山がどっしりと構えています。例年7月には登山口となる霧降高原でニッコウキスゲをはじめとする高山植物が咲き乱れ、ロングコースとはなりますが非常に歩きごたえのある山旅となるでしょう。

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駅から先へはバス利用が望ましい日光エリアの山旅において、もはや「まるごと日光 東武フリーパス」はマストと言っても過言じゃありません。今の所電車とバス移動でしか使えていませんが、優待施設やお土産などでも利用が可能です。

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8時発のバスに乗って、登山口である二荒山神社中宮祠までバス旅を楽しみます。車窓から覗くと外国人観光客の多いこと、さすが世界遺産のある日光です。もう(魅力が)「ないんだな、それが」なんて言わせません。

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名物いろは坂を越えた先、現れた中禅寺湖の向こう側にそびえる二つの山は半月山社山です。数種類のツツジがきれいな山であると同時に、半月山の展望台からは男体山中禅寺湖ベストアングルで望めます

ぼくが登った時はツツジの花期がずれたので、もう一度訪れたい山でもあります。

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さあ、中禅寺湖の正面に構えるこちら、二荒山神社中宮祠が本日の登山口です。バスを降りた数名とともに境内へ。

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男体山はこちらの神社の御神体でもありますので、入山するには受付をする必要があります。500円の入山料と引き換えに、簡略地図と御守りが頂けます。

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ちなみに男体山には登拝期間が設けられており、5月5日の山開きから10月25日までで、冬季はこちらの門は閉められるようです。なお、7月31日~8月7日までは大祭期間となり、夜間より入山が可能なため多くの登山者で賑わうとのことです。

お参りを済ませ、いざ登山道へ。

 

一合目から目指す山頂、登りっぱなしの体力勝負

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男体山は麓から山頂まで標高差約1200mを登りっぱなしとなるので、序盤から牛の歩みで階段を踏みしめていきます。

程なくして現れたのは、信仰の山らしく「一合目」と刻まれた石。これより先、~合目ごとに変わる景色や道を楽しみながらの登山となります。

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迫力のある倒木が印象的な一合目は、くねくねと枝分かれする道をゆっくりと登っていきます。ここはしぶとくガマンの道です。

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林道にぶつかると、あれ?三合目。そういえばネットに二合目はどこ?なんて書いてあったことを思い出します。それはともかく、三から四合目の区間のみ緩やかな林道歩きとなり、足と呼吸を整えるのに最適です。

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曲がり角からチラッと中禅寺湖が望めました。湖の上を通る風が涼しくて気持ちがいい!この時すでに猛暑だということをすっかり忘れています。なにせこの時点で標高1200m以上もありますからね。

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林道の先、真っ白い鳥居が見えてくれば四合目です。これより先は本格的な登山道へと続くので、ここで休憩している方もいました。

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この四合目は手すりが整備されており、山野草が多く見られるのが特徴みたいですね。時季であればシロヤシオも楽しめるそうです。未だ見たことがないシロヤシオ。日光では振られているから、丹沢に期待です。

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白い花に止まっている君はハチかな?と思ってよく見てみると、なんか違う…調べたらハナアブのようです。ブ~ンブ~ン…やめろォ!(; ・`Д・´)

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アブの羽音に付きまとわれ、つづら折りに登っていくと小屋が見えてきました。こちらが五合目、ここまではペースも体力も順調です。

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夏の男体山の登山ナビゲーターとして活躍中のトンボ。トンボは蚊やハエなどの飛ぶ虫を食べるので、人間にとっては益虫とも言われています。ぼくもトンボと信頼関係を築いて、鬱陶しいアブやらを撃退する仲間になってほしいものですが上手くいきません。

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岩場の香りを匂わせる六合目の直下ですが、この先は樹林帯へと続きます。ここまでず~っと登りっぱなしですが、時折背後に現れる中禅寺湖が癒やしの風を送ってくれます。回復魔法ってこんな感じなんでしょうね。

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展望が利かない、薄暗い、だけども木々や土の匂いを体全身で感じながら歩く樹林帯が好きです。特に根っこがモジャモジャの道はも~っと好きです。

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というのを期待していたら、予想に反して道がゴツゴツしてきました(;´Д`)足を大きく上げてかなきゃならないような石が目立ってきたということは、そろそろこの先の岩場が近づいているのでしょうか?

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待ちに待った岩場です。怒り状態のティガレックスのように、両手両足を使ってガシガシ登っていきます。もちろん、落石を起こさないように注意です。

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振り向けば、中禅寺湖を飲み込もうとする雲の波が押し寄せてきました。前方は岩場、後方には中禅寺湖の展望、楽しくて疲れを忘れる道中でした。

 

岩場の後半戦、森林限界の先へ

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岩場の登りが続く六合目ですが、もうひと踏ん張りで休憩場所のある七合目です。平坦な場所ですので、多くの方が休憩しておりました。この先の地形や距離からしても、ここがベストな休憩場所だと思われます。

ぼくも休憩しようかなと端っこへ行きましたが、半裸のおじさんが休憩していたのでやめました。もしかしたら天津飯だったのかもしれません(´・ω・`)

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トンボ、トンボ、またトンボ。まるでガンダムの兵器「ファンネル」のように周りをトンボが飛び交います。いけ、トンボファンネル!

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鳥居の先、八合目となる瀧尾神社が見えてきました。これより先は休憩ポイントがなさそうだったので、誰もいないしここで小休止とします。

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小さな祠のある瀧尾神社の脇、大きな鎖が垂れ下がっており以前は通れたみたいですが、現在は「キケン✕」と通行止めです。

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エネルギーと水分を同時に補給できる飲むゼリーは最高だぜ。このありがたみをこんなに感じるのは、登山の時と歯医者で抜歯した時だと思います。

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さて、小休止の後は再び岩場を攻略し、やがて登山道は岩場から土嚢の並ぶ坂道へと変化していきます。長くは続きませんが、なかなか手強い道でした。

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写真の左端にチラッと見えている九合目の石碑。目の前の階段に集中していたため、歩いている時は気が付かなかった! この階段が見えてくれば山頂まではあと僅か。

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これまでに様々な変化を見せてきた男体山の登山道、その最後を飾るのは、森林限界となる火山地質の十号目。ラスボスのいるステージを思わせる風景にちょっぴり興奮し、疲れを忘れます。

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赤砂と溶岩石がゴロゴロと転がる山頂付近は、気を抜くとズルズルッと滑ってしまい、最後まで油断なりません。

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西には日光白根山と麓にある戦場ヶ原が見えてきました。近いようで遠い日光白根山、いつか関東以北最高峰の頂きに立ってみたいものです。

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いよいよ山頂直下、本やネットでさんざん見たものですが、やはり自分の目と体で見るのとではわけが違います。そして…いよいよあの御神剣とご対面です!

 

御神剣と大展望が待つ、男体山の山頂

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そんな御神剣を今すぐにでも見たいところですが、まずはお参りから。山頂には麓の二荒山神社の奥宮があり、大祭の際には社務所が開かれるみたいですね。去年は女峰山、そして今年は男体山へご挨拶です。来年は…?

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男体山の山頂はとても広く、西と東に分かれています。御神剣があるのは東側なので、さっそく見に行ってみましょう。あの岩場の奥ですね。

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素晴らしい…山頂に突き刺さる剣、ロマンです。この風景が見たかったか…!雲一つない突き抜けるような青空だったらなお最高でしたが、これはこれで。よじよじと登って、その御神剣をまじまじと見つめてしまいます。すごい!

ところで、この男体山の御神剣は二代目で、先代は奉納されてから約130年もの長い間山頂に屹立していましたが、2012年3月に折れているのが見つかったそう。さらに、開山1200年記念の一環で建てられた鳥居も、2011年の東日本大震災の影響により倒壊してしまいました。

しかし、栃木県内に住む人たちの申し出により、御神剣は新たにステンレス製で、鳥居はヒノキ材で復活することが決まったそうです。それらが2012年10月に奉納され、こうして現在も男体山のシンボルとして光り輝いているというのです。

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皆さんとても笑顔で御神剣に寄り添っています。そもそも記念撮影に最高のシチュエーションですし、ぼくもそういった背景を知ってから見ることができたので、つい笑顔になってしまいますね。

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と、ここでたろうたちの出番です。御神剣に映るたろう。これがやりたかった!!

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ん?

 

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今、ネイビーの顔が歪んだ気がするが、気のせいか…

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御神剣は鏡にもなるので、こうして背後の風景を組み合わせると不思議な風景のできあがりです。

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ここでたろうをひとつまみ。たろうで遊んでいる時に誰も並んでいなかったおかげでたっぷり堪能できたんだぜ。

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さて、さんざん遊んだので、そろそろ山頂の西側へ。西側は休憩するのに最高ですね。眼下には中禅寺湖、戦場ヶ原、そして白根山赤城山などの名峰が広がります。

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西側のシンボルは、こちらの二荒山大神の御神像。さらに360度の大展望が広がっているんだから、山頂が豪華すぎるぜ男体山

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去年登った女峰山のほうを見てみると…娘の大真名子山の後ろで雲に隠れちゃってました。女峰山からも男体山が見えなかったし、お互い恥ずかしがり屋なんでしょうかね?

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山頂西側のさらに先へ行くことができます。そこにひっそりとある神社は、ぼくがぜひとも立ち寄りたかった場所です。うおおおお!!

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神社の前に並ぶたろうたち。その顔つきはいつになく凛々しく、ただならぬ雰囲気です。

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というのも、こちらの神社の名前は太郎山神社なのです。

 

 

そう、「たろうさん」神社。

 

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そして太郎山神社の背後にどっしりと構えているあの山こそ…

 

 

太郎山(*´ω`*)

 

 

来年あたり行きたいな。その時はぜひぜひ男体山も女峰山も振り返ることができたらいいな。

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太郎山神社からは中禅寺湖の展望が素晴らしく、休憩場所としてもおすすめです。ちなみに気を利かせてくれたのか、ぼくが休んでいた時は誰もおらず、この展望を独占してしまいました。

 

下山後のお楽しみ、日光の温泉と天然氷のかき氷

 

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さて、山頂を十二分に楽しんだ後は、いよいよ下山となります。男体山からの下山路は大真名子山方面へ下るルートもありますが、そちらは通常の日帰りプランでは難しいため、来た道を戻る一般的なルートで帰ります。

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先ほどまでは良かった展望も、一気に雲の壁に飲み込まれてしまいました。しかしヒンヤリと気持ちよく、まさに「夏でも涼しい日光」を体感しています。

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山頂直下の赤砂地帯は、下りでこそ本当の恐怖です。実際に滑ってる人も見かけましたし、ここはガマンどころですね。

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すいすいと下っていき、あっという間に瀧尾神社のある八合目まで着きました。やはり人気の山だからか、まだまだ登ってくる人がたくさんいますね。

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岩場の下りはゆっくりじっくりと。午前中見えていた中禅寺湖がどこかへ行ってしまったようです。

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下りですごく長いな~と感じたのは、五号目から四号目の区間。登りの時はそんな風に感じなかったのですが…

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林道を歩いている時は、いつも次の山旅計画を考えてしまいます。次は秩父かな~。9月なので彼岸花が見たいですねぇ。三合目の入り口には、分かりやすいようにデカデカと看板がありました。

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静寂に包まれた一合目を抜けた先、下山する前にここで靴を洗うことができます。というのも、男体山は神社の御神体ですから、その神聖な土は持ち帰らず洗ってねということでしょう。

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今朝ぶりの中宮祠に戻ってまいりました。無事の下山報告と、神社見学。御朱印もたくさん種類がありました。

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ぼくは二つ、神社と奥宮の御朱印をいただきました。「霊峰 男体山」という御朱印もあり格好よさに痺れましたが、それはまたの機会で。

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ちなみにこだわっているのが、日光でいただける神社の御朱印は、こちらの御朱印帳にいただいております。日光杉を使った二荒山神社木製御朱印です。これね、本当いい香り。

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二荒山神社中宮祠からすぐにバスに乗るのではもったいないので、日本ロマンチック街道を観光がてら歩いていきます。次なる目的地こそ、今回の旅のサブテーマであるかき氷です!

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日光で天然氷のかき氷を食べるならどこ?それが最初の悩みだと思います。ぼくは山旅の中で組み込みますので、店舗の人気度や知名度よりも立地を優先します。そこで、男体山からほど近い場所にあったのがこちら、「コーヒーショップ スプーン」さん。名前がもう気に入ったーッ!

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こちらのお店では三ツ星氷室の天然氷を使ったかき氷がいただけます。どうやら天然氷を食べるには、この「~氷室」というのがキーワードのようですね。

そもそもこの天然氷というのは、湖や池などで水を自然に凍らせ採取されたものを指します。その採取した天然氷を貯蔵しておく施設が氷室なのですが、かつてはたくさんあった氷室も、製氷技術が発達した現代では日本にはわずか数件しかないようです。

そのわずか数件の内3件、「四代目徳次郎」「松月氷室」「三ツ星氷室」がこの日光市内にあるというのだから驚きです。今回訪れた三ツ星氷室は、東京都谷中の有名店ひみつ堂に天然氷を卸しているところだそう。これは期待が高まります。

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お店からは中禅寺湖を見渡すことができ、ロケーションはバッチリ。やはり栃木ということでとちおとめを選んじゃいます。そして運ばれてきたかき氷を見て、驚愕するのです…(;´Д`)

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デカい(; ・`ω・´)

 

とちおとめのシロップがかけられた氷の上に、なぜか追い氷。メニューに乗っている写真よりも遥かに盛られたかき氷に、テンションも上がっちゃいます。

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とちおとめの果肉をひとかけら、天然氷に絡めて食べてはヒヤヒヤ…とても美味。そして「天然氷は食べても頭がキーンとならない」の噂通り、パクパクとスプーンが進みます。美味しい~。

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さて、日光天然氷を堪能した後は、お待ちかねの温泉です。以前は男体山登山後の日帰り温泉として、日光レークサイドホテルがありました。しかしここは2018年現在リニューアルのため工事中となり、温泉をどこにするかが非常に悩ましい問題でした。

そこでよく調べてみると、日帰り温泉可能な宿が何件か見つかりました。こちらの日光山水さんもその一つで、コーヒーショップスプーンにほど近い場所にあります。

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こちらの温泉のレビューに「露天風呂が熱い」というのがあり、でも日光の温泉なら熱いのでは?なんて思っていました。硫黄臭がそそる露天風呂に、そろ~りと足を突っ込んでみると…

 

熱ッッッッ!

 

ごめんなさい、熱いです。しかし、先月の箱根湯本温泉のことを思い出し、そろ~りを繰り返してみます。次第にじんわりと気持ちよくなっていき、最終的にはじっくりとお湯に浸かることができました。最高です…(*´Д`*)

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時間が早かったのか温泉を独占してしまい、またまた贅沢しちゃいました。ご主人と今日の男体山について談笑した後、温泉を後にします。湯上り後もしばらく足の汗が止まらず、扇風機の前から離れられませんでした(笑)

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お風呂上がりの風がこれまた気持ちいい~。さてと、後は帰るだけです。その前に一本、爽やかな炭酸が染みるぜ。

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ありがとう男体山、素敵な景色と楽しい思い出を。なんだか男体山の上にかかる雲が天然氷に見えてきました(*´ω`*)

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東武日光駅から帰る前に、駅前の金谷ホテルベーカリーで嫁とスラ坊にお土産パンを買っていくつもりでしたが、前回の箱根湯本ベーカリーと同じく、こんな夕方ではパンがほとんど残っていませんでした…そらそうだよね(´・ω・`)

代わりに日光カステラ本舗のチーズケーキをお土産に買っていきます。

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行きは鈍行でもいいんですけど、帰りはできたら特急に乗りたい。日光から出る特急は種類も豊富で、今日はどれかな?的な楽しみもありますから。この日は水色のスペーシアに当たりました。

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帰りの車内も、旅情がもったいなくて寝ることができません。遠ざかる日光を見ながらハイチュウをひと粒。また一つ、日光の楽しい旅の思い出が増えました。

 

男体山の山旅、終わりに

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都心から手軽にアクセスできる日光エリア。それでいて雄大な自然風景を見て、美味しいグルメを食べて、温泉でぽっかぽかに気持ちよくなれば、自分の中では理想の日帰り旅が楽しめるのだから最高です。

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しかしまだまだ見どころの多く、奥日光にも季節を変えて歩きたいところがたくさんあります。そしていつか、日光白根山も…

 

次はどこに行こうかなぁ。