今年は暖かい日が続き例年よりも花の開花が早まったため、連休を
前にして花が盛りを過ぎてしまうという異例の事態になりました。
ネモフィラや芝桜もまた来年かぁ…と諦めかけていたその時。
ぼくにとってスペシャルなニュースが飛び込んできました。なんと、
ポテくまくんファンには満開の芝桜よりもホットニュースッ!行くしかない!
ということで、秩父・破風山への山旅の翌日に今度は家族で秩父春の名物、
羊山公園の芝桜を見にいった時のお話です。
どうも、スラ男です。
さて、羊山公園の芝桜といえば、関東の花見特集などで頻繁に目にする
観光地です。秩父のシンボルでもある武甲山をバックに、色とりどりの芝桜が
まるで花の絨毯のように地面を彩る様は、写真映えはもちろん、実際に肌で
感じ取りたい景色間違いなしです。
また、この時季の武甲山山頂からはこのピンク色に染まった羊山公園が
望めるそうで、そちらもまた別の機会に見たいところ。今回は山に思いを
馳せる旅となりました。
■羊山公園 目次
ゆるっと登場、ぐでたまトレイン!
この日の前日も秩父を訪れているぼくとしては、なるべく同じ方法での
アクセスを回避したいところ。そんな理由もあって皆野町へは秩父鉄道を
利用しましたが、本日は西武鉄道で西武秩父駅まで行っちゃいます。
この時のぼくは、帰りはレッドアローでしょ!などと、完全にゴールデン
ウィークの秩父を甘く見ていました。
池袋駅に到着し、いつもの「秩父漫遊きっぷ」を購入します。この切符の
素晴らしいところは、そのクーポンの無駄のなさですね。温泉に入りたい時は
温泉で、入らない場合はフードコートやお土産で、そして西武秩父駅で使わない
場合はバスのフリーパスでと、まさに秩父路観光の最強オトモと言っても
過言ではないでしょう。
■秩父観光の強い味方、それがこの切符
途中乗り換えの飯能駅で電車を待っていると、何やら面白い見た目の電車が
こちらへ走ってくるではありませんか。あれはもしや…以前ニュースで見た…?!
ぐでたまトレインだ!!
おおおおお可愛いいいいい!!!このイラスト、卵パックの長瀞ライン下り!
こんな風に、秩父の名所やアクティビティなどをイメージしたイラストほか、
電車のいたるところにぐでたまのラッピングが施されています。
嫁やスラ坊にとってもこれは嬉しいサプライズ。おかげさまで秩父まで退屈せずに
賑やかな電車旅となりました。
密かに見たかった電車だったので、この時点でテンションは最高潮。しかも!
飯能駅で西武鉄道の観光特急「52席の至福」まで見ることができました。
こりゃ幸先いいぞ~。
■2019年現在はキャンペーン終了しています
さあ!いよいよ秩父に到着し、帰りのレッドアローのチケットを買っておこうと
見てみると…なんと17時過ぎまで全て満席!!ぎゃああああ!普段余裕で
乗れてしまうもんだから、完全に甘く見ていた~~!!
…まあいいや、それじゃ最後まで楽しんじゃおうということで、最終便の
チケットを買いました。しかし、意外にもこれが結果オーライとなりました。
西武秩父駅付近で芝桜の丘への入園券が発売されていたので、ここで買って
いっちゃいます。入園券は見頃の時季のみの販売で、今年は見頃も過ぎた
5月1日から無料になったようです。
神奈川のまつだ桜まつりの時と同じく、道路の到るところに案内板があるので
迷う心配は少ないと思います。ただ、やはり丘陵地帯ですから、多少の
ハイキング気分は覚悟しておかないといけません。
芝桜の丘へは横瀬駅方面からも向かうことができますが、ぼくたちは写真の
牧水の滝から公園内に入ります。
羊山公園という名前の通り、公園内にはヒツジやウマが放牧されています。
動物大好きスラ坊、さっそくヒツジの柵にかじりついてしまいます。
おーい、芝桜はー?
しかしヒツジをのんびりと見るのも悪くない。なにせ今日は帰りの時間が
決まっているため、時間をタップリと使えるのだから。おお!ヒツジが
立ち上がって葉っぱを食べていますよ!これにはおぉ~!という歓声もちらほら。
おっと、そろそろ芝桜を見に行きましょう。受付で先ほど購入しておいた
チケットを提示して、いざ!…と、あ、あれはぁぁぁぁ!!!!??
ポテくまくんとみそポテト、愛すべき秩父のグルメ
黄色くてまるっこい体の愛くるしい顔、あれは秩父市のイメージキャラクター、
ポテくまくんだぁぁぁぁぁ!!(*´∀`*)
今から10年ほど前の、2007年頃から日本ではひこにゃんやくまモンといった
「ゆるキャラ」がブームとなりました。そして、非公式でありながら、喋る・
動く・何でもアリのふなっしーがメディアに引っ張りだこだったのも記憶に
新しいです。
そんなゆるキャラたちは、いずれもその土地土地の魅力を引っさげて、
時にわかりやすく、時に欲張りすぎて意味不明に(笑)個性あふれる造形を
していますよね。ここ秩父にも多くのゆるキャラがいますが、ポテくまくんは
「秩父市のイメージキャラクター」として、秩父のソウルフードである
「みそポテト」をイメージした見た目をしています。
2017年のゆるキャラグランプリを最後の挑戦として、ポテくまくんはご当地
ランキング12位と大躍進!その頑張りもあってか、秩父市内でもポテくまくん
関連のグッズやラッピングなどがじわじわと増えていたり…感謝感激みそポテト。
写真は今年から設置されたという、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ
知らない。』とのコラボパネル。秩父はポテくまくんだけでなくアニメにも
力を入れていますからね、広報のフットワークが軽い軽い。
この時季の羊山公園では特産市ブースが併設されており、お手軽に秩父グルメを
堪能することができます。最初に何を食べようかな?と迷ったら、迷わず
オススメしたいのがこのみそポテト。
ふかしたイモをカラッと揚げ、甘辛い味噌ダレをタップリかけて食べる秩父の
小昼飯(こぢゅうはん)と呼ばれるソウルフードです。
秩父地域に行けば割とどこででも食べることができますが、ぼくはいつか
お気に入りのみそポテトを突き詰めていきたいと思っています。
今のところ全部美味しいので困ります。
川魚のにおいがすればスラ男が目を光らせる。こりゃたまらんです。
炎天下で食べる川魚やアイスのうまさと言ったら…かぁーッ!
そして、電車旅だからこそ魅力的なのがお酒。秩父のお酒と言ったら
名水・武甲山伏流水を使用した「武甲正宗」が有名ですが、他にもワインや
ウイスキーにも力を入れているようです。
中でも、以前から気になっていたのがこちら、秩父が世界に誇るウイスキー
「イチローズモルト」。秩父蒸溜所にて製造されるこちらのウイスキーは、
日本での人気にとどまらず、世界で数々の栄誉を獲得しているとのことです。
これを汗が吹き出る太陽の下で飲むってのが…(*´Д`*)フゥー
グレートですよこいつはァ…!
そんなグルメだけでも楽しめてしまうここ秩父・羊山公園。しかし本命は芝桜!
そろそろ見に行きましょう、あの武甲山の見える丘へ!
羊山公園の芝桜、満開は過ぎても見応えあり
結論から言うと、今年は開花が早すぎて見頃を過ぎてしまっていました(;´Д`)
それでも写真一枚で切り取るなら結構イイ感じです。最盛期なら写真の左奥も
ピンク色の絨毯が敷き詰められていたはずなんですが、そればかりは仕方ない。
ご覧の通り、芝桜の丘の見頃が過ぎた場所は草原状態でした。
ぼくたちなんかは都内からふらっと来られるからいいですが、遠方から
はるばる来た方にはショックだったと思います。
全体の3割程度しか咲いている箇所がありませんが、前に立って見る分には
見劣りしないんじゃないかなぁ。
芝桜の丘をスラ坊(右下)が走る走る!子どもにとっては花が咲いていようが
なかろうが関係ないみたいですね。めいっぱい走って、わんぱく広場で全力で
遊ぶ。これがスラ坊の秩父スタイル。
ちなみにスラ坊、『ポテくまマーチ』が歌えるようになりました。ぽ~てぽ~て♪
一口に芝桜といっても、現在9種類ほどの品種が植えられているようです。
これは…たぶん「マックダニエルクッション」だと思います。
たぶん見に来たほとんどの人がすぐに覚えるのは「多摩の流れ」。
見頃もすぎると元気な個体と萎れた個体の差が明確に…今年は見頃すぎと
なったので、来年以降もまた訪れたいと思います。もちろんポテくまくんの
来る日をチェックして(笑)
余談ですが、今年から芝桜の丘に新たなフォトスポットが仲間入りしたようです。
それがあるという、写真真ん中奥の「こもれびの庭」という場所へ行ってみると…
あった、ミニポテくまくんの家。
フォトジェニックですよね。ちなみにこの家、ポテくまくんよりも小さく、
本人は入れないらしいのです。というのも、「ミニ」ポテくまくんの家ですから…
窓から中を覗いてみると…アラ可愛い(*´∀`*)
家の裏にはじゃがいも畑がありました(笑)こういうの大好きです。
この後は公園内にあるわんぱく広場でスラ坊と遊び、ただただ雄大な武甲山に
思いを馳せる時間を過ごしました。近々登りたいところですねえ。
帰りのレッドアローまでずいぶんと時間があるので、ここ祭りの湯で時間を
潰します。秩父漫遊きっぷのクーポンをここで使用し、この日を汗をさっぱりと
流した後、締めもやっぱり秩父グルメで。
今回秩父味噌ラーメンを初めて食べましたが、かなり美味しいですね。
後はホルモンだな、食べてないのは…ちなみにホルモンは大好物です。
羊山公園の山旅、終わりに
秩父は電車を利用して家族でふらっと出かけるのに適したスポットが
本当に多いと思います。厳冬期の氷柱もそうですが、ここ数年でキャッチーな
風景がバンバン出てきているし、何より気軽にアクセスできるというところが
強みかなと思っています。
加えて、来年には飯能にムーミンのテーマパークができるというし、ぜひぜひ
巾着田の曼珠沙華と絡めて見てみたいところ。まだまだ見どころが絶えない秩父、
次はかき氷でも食べに行こうかな?
■氷柱を見に行った時のお話
■武甲山に登った時のお話